DFM Guwon「見せたかったプレイをひとつも見せられないまま終わってしまった」―プレイオフ進出叶わずも、来シーズンへの意気込み新たに【LCP Mid Season】

LoLのアジア太平洋リーグ「LCP」。DFMのレギュラーシーズン最終戦となった2025年5月24日の試合ではGAMと対戦。残念ながら0-2で敗北となりプレイオフ進出は果たせませんでした。試合終了後、Guwon選手にお話をお伺いすることができたので、早速お届けします。

League of Legends インタビュー・コラム
DFM Guwon「見せたかったプレイをひとつも見せられないまま終わってしまった」―プレイオフ進出叶わずも、来シーズンへの意気込み新たに【LCP Mid Season】
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『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のアジア太平洋リーグ「LCP」。日本のDetonatioN FocusMe(DFM)のレギュラーシーズン最終戦となった2025年5月24日の試合では、ベトナムのGAM Esports(GAM)と対戦しました。

1戦目はDFMが序盤の主導権は取れていたものの、3つ目のドラゴン前の集団戦で負けてしまい大きく差を引き離されることに。勢いに乗ったGAMがそのまま試合を制しました。続く2戦目は序盤DFMが良い形で試合を進め、途中やられても粘り強いプレイを見せていましたが、じりじりと押し切られ最終的にGAMの勝利となりました。これによりDFMは0-2で敗北となり、プレイオフ進出は果たせませんでした。

試合終了後、DFMのGuwon選手にオンラインインタビューを実施。試合の振り返りをはじめ、チームメイトの話やチーム状況などもお伺いすることができたので、早速お届けします。

◆大会で、しかも重要な瞬間にコールするのはAria選手

――非常に残念な結果となってしまいましたが、まずは試合を振り返っての感想から聞かせてください。

Guwon:今日は勝てばプレイオフ進出の可能性が高くなるけど負けたら敗退ということで、今日だけは絶対に勝とうという気持ちで試合会場に来たんです。だけど僕たちのMid Seasonはこのような形で終わってしまいました。準備もいろいろと頑張ってきたつもりだったし僕が見せたかったプレイもいくつもあったのに、ひとつも見せられないまま終わってしまって自分自身にすごくがっかりしています。期待して応援してくださったファンの皆さんにも本当に申し訳ない気持ちです。

――本当に惜しいシーンがたくさんあって、見ていて「勝てるかも」と思う瞬間もありました。実際にGAMと戦ってみてどう感じましたか。

Guwon:2戦目はチョガスだったりコグマウ、ルルのような予想もしていなかったピックが飛び出して、序盤は少し慌ててしまったふしがありました。ジャングルは序盤の不利から途中イーブンに持ち込むことができたのに、その後の集団戦で負けてしまった感じでしたね。

――2戦目はDFMの粘り強いプレイが何度もあったと思います。果敢にアタカンを獲りに行く判断やバロンのカウンターでドラゴンを獲りに行く判断なども素晴らしかったと思うのですが、誰がコールして、どんなやりとりがありましたか。

Guwon:基本的には僕とHarp選手がコールしていました。ただ、後半になるにつれてAria選手が進んでコールしてくれていたと思います。僕が「これどうする?」みたいな感じでちょっと迷ったときも、「やろう!やろう!」とAria選手が決めきりのコールをしてくれました。今日のAria選手のパフォーマンスは本当に素晴らしかったと思います。

――Aria選手の話が出たのでお聞きしたいのですが、Guwon選手にとってAria選手はどんな存在ですか。

Guwon:インゲームでいつも「これをやろう」と自主的に動いてくれる選手がAria選手、という感じがしています。練習のときはAria選手だけでなく僕もHarp選手もみんなでコールし合うんですけど、大会で、しかも重要な瞬間にコールするのはやっぱりAria選手であることが多い気がしますね。選手としてのAriaさんではなく普段のイ・ガウルさんとして見ると、僕がプレッシャーに押しつぶされないように常に気をつかってくれる優しいお兄さんみたいな感じだと思います。

――Aria選手とのいい関係値が垣間見えたところで、Guwon選手から見たチームの雰囲気についてもお伺いしたいです。先日ゲハでお会いしたとき、皆さんワイワイ楽しそうにしていたのが印象に残っています。

Guwon:レギュラーシーズンって7試合しかないじゃないですか。そのせいか、試合が終わるたびに雰囲気が違うんです。負けても「次頑張ろう!」とみんなで意気込みを新たにした日もあれば、練習で「こうすれば絶対勝てる!」と思った試合で負けてしまってめちゃくちゃ落ち込んだ日もありましたね。でもおっしゃるとおり、基本的にみんなで一緒に頑張ろうという雰囲気のチームではあります。

◆連勝できればチームの完成度は一気に上がると思う

――それではGuwon選手から見て、チームとしての完成度はどのぐらいでしょうか。

Guwon:完成度は、正直100点満点中15~20点ぐらいだと見ています。すごく低いなって思われたと思うんですけど、僕がこう言った理由はKickoffのときとMid Seasonでフィードバックの内容がほぼ同じだったからです。同じような過程でずっとフィードバックを続けているんです。だけど、僕らがやろうとしているチームとしての方向性は決して間違っていないと思うんです。今のところ大会で結果が出せていないので20点という低い数字になっていますが、これが大会で通用して結果に結びつけられるようになれば一気に80~90点、もしかしたら100点だってあり得る状況だと思っています。

――何かきっかけがあれば一気に完成度が上がる、と。

Guwon:僕の基準からすると連勝が必要ですね。

――なるほど。あとはメンタル面も重要になってきそうだと感じました。

Guwon:そうですね。フィードバックを受けて練習をしても、大会で負けてしまうとそのプレイに対する確信がなくなっていってしまうんですよね。だけどもしそのプレイをして勝てたら自信も取り戻せるし確信も持てると思うので、そうすれば乗り越えられるんじゃないかなって思ってます。

――詳しくお話してくださってありがとうございます。インタビューを締めくくる前に、ちょっとだけ違うお話をさせてください。昨日ストリーマーのしゃるるさんが「ジャングラー座談会」なるものをやっていたのですが、Guwon選手からも是非プロを目指す日本人ジャングラーの皆さんに向けて何かアドバイスをお願いできないでしょうか。

Guwon:僕が一番やっていたのはソロランクのリプレイを見ることでした。あとはジャングラーって様々な状況に上手く対応しないといけないので、とにかく試合数をこなすことが重要だと思います。練習の結果がそのまま出やすいのがジャングラーだと思うんですよ。ほかのポジションに比べてジャングラーって才能がそこまでなくても努力でまかないやすいポジションだと思うので、プロを目指す皆さんはぜひ頑張ってみてください!

――では最後に、応援してくださっている日本のファンの皆さんにもひとことお願いします。

Guwon:僕がDFMに加入してから僕に期待を寄せてくださっているファンの皆さんもいらっしゃると思うんですけど、その期待にまだ応えられていないと思うので申し訳ない気持ちでいっぱいです。これからもっと頑張って、来シーズンには180度変わった姿で戻ってきたいと思います。いつも応援ありがとうございます。


日本からFukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)とDFMが参加している「LCP Mid Season」は5月25日まで全8チームによるBo3のシングルラウンドロビンで開催。上位6チームが次のQualifier Roundへと進み、上位2チームは国際大会「MSI」へと進出します。

《スイニャン》

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スイニャン

スイニャン

韓国在住時にeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warのプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後、2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を開始。2017年からはLeague of Legendsの国内プロリーグ「LJL」の公式日韓通訳に抜擢され、現在も複数タイトルで韓国人選手の通訳・翻訳活動を行なっている。自らはゲームをほとんどプレイせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。

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