DFM Rayfarky「有利を使ってアクションしなければいけなかった。もっと状況判断が必要」―序盤改善も、勝利のためには中盤以降がポイントに【LCP Mid Season】

MVKEと対戦したDFM Rayfarky選手にインタビュー。チームの改善している点と、勝利のためのさらなる課題を聞きました。

League of Legends インタビュー・コラム
DFM Rayfarky「有利を使ってアクションしなければいけなかった。もっと状況判断が必要」―序盤改善も、勝利のためには中盤以降がポイントに【LCP Mid Season】
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2025年5月18日、『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」のMid Season Week5 Day3の試合が行われ、Match1では日本チーム「DetonatioN FocusMe(DFM)」が「MGN Vikings Esports(MVKE)」と対戦しました。

Game1ではストレートにドラゴンソウルを獲得する順調な試合運びを見せたDFMでしたが、エルダードラゴンを争うファイトで劣勢に回ると、2度目のエルダーを前に決定的な集団戦を許し敗戦。続くGame2ではお互いに集団戦を意識した構成となるも、わずかなキルを逃した部分から大きくスノーボールを許し、BO3は0-2で敗戦となりました。

今回は試合を終えたばかりのDFM Rayfarky選手にインタビュー。試合全体の振り返りや、チームとして勝利のために必要なことを聞きました。

◆「中盤以降の判断を高めていかなければいけない」

――今日のパフォーマンスを振り返っていかがですか。

Rayfarky:自分がしなければいけないこと自体はできたと思いますが、後半に行くにつれて判断が良くなかった部分があり、チームに言えたことももっとあったなと感じています。

――Game1はアンベッサ対エイトロックス。対面のKratos選手は前の試合でかなりエイトロックスで大暴れしていましたが、何か意識はしていましたか?

Rayfarky:意識はそこまでしていなかったですね。想定内のチャンピオンが相手に来た、って感じでした。

――Game2ではランブルの先出しに対してフレックスで読みづらいドラフトからライズ対面となりましたが、そこも想定内だったのでしょうか?

Rayfarky:そうですね。ライズが見えた時点で「(TOPとMIDの)フレックスかも」とは話していたので、チーム全体でそこは認識できていましたね。

――Game2全体を振り返ると、序盤からCCで捕まえてAoEのアルティメットを当てていくという構成の狙いは実行できていたように思います。

Rayfarky:100%とはいかなくとも80%くらい狙いに沿った集団戦はできていましたが、相手がこちらへのカウンター重視のドラフトをやってきたので、その部分で差が出てしまったかなと。形は悪くなかったと思うのですが。

――Pazコーチへのインタビューでは「チームとしての目的をはっきりさせて動く」ことを重視しているというコメントもあったのですが、Game1でのスムーズなドラゴン獲得はそうした意識が見られる動きでした。

Rayfarky:そうですね。Game1では序盤から「ドラゴンスタックしていくよ」と話していて、その通りにゲームが進められていたんですが、そのスタックした分の有利を使って何かをすることができなかったのが敗因だと思います。

――Mid Seasonになってチームの連動した動きも増え、Kickoff Seasonに比べてかなり勝利に近づく試合も増えていますが、惜しいだけに気持ちの面でも難しい状況にあると思います。ここを乗り越えていくためには何が必要でしょうか。

Rayfarky:Kickoffよりも向上しているのは自分でも感じていて、LCPのチームに慣れたことも大きいと思います。ただ、自分たちは序中盤のミスを修正していく練習に力を入れていたので、中盤以降でお互いに仕掛け合うファイトがいつ起こってもおかしくない段階で、個人的にもチーム的にも判断を高めていかないといけないと思います。

LCPのチームはそこで思い切りが良いチームが多いと思いますし、判断力と思い切りの良さが自分たちに足りないなと。

Game1ではイーブンで迎えたエルダーファイトが大きく響いた

――どうしてもイーブン以上で進行している試合だと大事に動きたくなってしまうようなイメージでしょうか。

Rayfarky:そうですね。負け癖とまでは言えませんが、中盤以降は1ミスで試合が終わってしまうこともあるので、スクリムではできるような強気なプレイがだせないこともありますし、後から見返すと「なんでここでオブジェクトを触らなかったんだろう」という“いつもできることができていない”フィードバックになることも多いので、メンタル的な部分もそうですし、状況判断ももっと必要だなと。

――レーンを見ると、今日のような強気なピックでも互角に渡り合えていると見えます。手ごたえはあるのではないでしょうか。

Rayfarky:去年までの自分よりはレーン戦の理解度も上がっていますし、苦手な対面も克服できているので、レーン戦に関する手応えは割とありますね。その分レーン戦以外のところにもこれからはもっと力を入れていかないといけないと思います。

――ちなみにサイド選択権の1vs1もチームの課題のひとつには挙げられていましたが、今日はHarp選手がイレリアでの出陣となりました。相手のアイバーンが1vs1性能が非常に高いので厳しい戦いのようでしたが、TOP目線で見ていていかがでしたか。

Rayfarky:サポートプレイヤーの扱うイレリアだなって感じでしたね(笑)。1vs1は大事ではありつつも、なかなか練習時間を回す余裕もないですし、試合の内容も大事です。ここからは1vs1を練習する余裕があるくらいにチームの完成度を上げていきたいですね。

――ありがとうございます。最後にファンのみなさんへメッセージをお願いします。

Rayfarky:初週の勝利以降、良い姿が見せられなくて申し訳ない気持ちが大きいです。自分たちが何もできずに負ける部分を修正する努力をしている事実も自信もありますし、今より強くなっていかなければいけないという気持ちは全員持っていますので、来週の最終戦も応援よろしくお願いします!


現在開催中の「LCP Mid Season」は全8チームによるBO3のシングルラウンドロビンで5月25日までレギュラーシーズンが実施され、上位6チームがノックアウト形式のQualifier Roundへと進出。LCP上位2チームは国際大会「MSI」への出場権を獲得します。

本日の結果を受けて1勝5敗となったDFMの次戦は、5月24日(土)の「GAM Esports」戦。レギュラーシーズン最終戦を迎えます。

《ハル飯田》

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ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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