2024年6月7日(金)~7月28日(日)にかけて行われた「LJL 2024 Summer Split」、Grand FinalsではDetonatioN FocusMe(DFM)とFukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)が対戦し、3-0でSHGが勝利しました。
LJLの上位3チームとなったSHG、DFM、Sengoku Gaming(SG)は8月5日(月)から行われる「PCS 2024 Summer Split Playoffs」に進出し、2枠の「2024 World Championship」出場権をかけて戦います。
今回、GameWith編集部ではPCS Playoffsに出場する前のDFM Yutapon選手にインタビューを実施させていただきました。
※今回のインタビューは2024年7月30日に実施しています。
◆LJL 2024 Summer Splitを振り返って
――PCSの準備で忙しい中お時間を作っていただきありがとうございます。本日はよろしくお願いします!
Yutapon選手:こちらこそよろしくお願いします!
――では早速なのですが、先日終了したLJL 2024 Summer Splitを振り返っての感想を聞かせてください。
Yutapon選手:チームとして停滞する期間というか……あまり成長できない期間があったので、それが原因で2位という結果で終わってしまったのかなと思います。
――Yutapon選手の考えるチームの成長が停滞してしまった理由は何だったんでしょうか?
Yutapon選手:個人個人のプレーと言うよりはチーム全体の動きが上手くいかなかった気がしていて、そういった所の改善点がなかなか見つけられなかったのが原因かなと思います。
――なるほど、DFMほどのチームでも改善点を見つけるのは簡単では無いんですね。では逆に現在のDFMの強みはどういった所だと思いますか?
Yutapon選手:メタの変化などで難しい時もあるんですが、MIDのAriaはどんな選手とも戦える強さを持っていますし、他の選手も個人個人は誰が相手でも戦えると思っています。あとはチーム力さえ高めればどんなチームにも勝てるはずです。
――Summer Splitからは新しくHoonコーチが加わりました。どういった点でチームに影響を与えてくれていますか?
Yutapon選手:特に韓国人選手とのコミュニケーションを取ってメンタルケアをしたり、あとはRayFarkyにマンツーマンでTOPの技術を指導したりしてくれていますね。
――RayFarky選手のお名前も出たのでお伺いするのですが、Yutapon選手は新しい選手やコーチが加入した時に何か気をつけていることなどはありますか?
Yutapon選手:何かあるかな……?(笑)。DFMというチーム自体が大きなメンバー変更をすることがあまり無くて、1人とか2人くらいの変更が多いので、入った側はどうしてもやりづらさはあると思います。なのでできるだけ早くチームのスタイルに合うようにフィードバックをしたりはしますね。
――今年はSHGにかなり苦しめられたシーズンになったと思いますが、SHGの強みはどういった点にあると思いますか?
Yutapon選手:先ほどDFMの課題に上げたチーム力っていう部分で僕たちが劣っていたこともありますし、SHGの方が実力は上でしたね。プレイヤーで言えばJGのForestとSUPのVsta、この2人が特にプレッシャーがあるというか、かなり強いプレイヤーなので苦しめられましたね。
◆Yutapon選手から見たDFMメンバー
――続いてはDFMのメンバーについて伺っていきたいと思います。Yutapon選手から見てチームメイトのどういったところをリスペクトしていますか?
Yutapon選手:RayFarkyはチームに入ったときから上手かったですし、練習も熱心なので凄く頑張っているなと思っています。Stealとは一緒のチームで結構長くやってますが、いつもやるべき仕事をしっかりこなしてくれますね。Ariaは純粋にプレイヤーとしてのレベルが高い選手で、頼りになるMIDです。
Harpは一緒にプレーしてて本当にやりやすいんですよ。Duo Botの練習でも、自分は言いたいことがあったら何でも言うんですが、Harpにはフィードバックで言うこともほとんど無いぐらい上手くて信頼してますね。
――ゲーミングハウスで共同生活をされていると思いますが、特に交流があるメンバーはいらっしゃいますか?
Yutapon選手:どうだろう……特別仲が良いとかはないですね。ご飯とか食べに行くこともありますけど、特定の誰かというよりメンバー全員で行くことが多いです。
――チーム全体で良好な関係を築けているんですね!
◆動画コンテンツにも力を入れた2024年
――Yutapon選手のYouTubeはサムネイルが非常にユニークなことでも有名ですが、面白いサムネイルにしようというのはYutapon選手の意向だったんですか?
Yutapon選手:全然自分の意見とかではないんですけど、いつの間にかスタッフが作ってくれていました。視聴者からのウケも凄く良くて、好評なので嬉しいですね。
――サムネイルだけじゃなくてOPも凝っていて、いつも楽しく拝見させて頂いてます!
Yutapon選手:ありがとうございます!(笑)
――では動画繋がりでの質問なのですが、DFMは今シーズンは多くのShort動画をYouTubeやXに投稿されていました。撮影時のチームの雰囲気などを教えていただけますか?
Yutapon選手:特に変わったことも無くいつも通りですね。クイズ動画とかだとHarpがいじられキャラなこともあって、同じ答えのクイズを2連続で出されたりして盛り上がったりはしますね(笑)
――その動画は拝見したことありますね。和気あいあいとしていてメンバーの仲の良さが伝わってくるのが最高でした!
◆PCS Playoffsに向けた意気込み
――では続いてPCS Playoffsについて伺っていこうと思います。Yutapon選手は国際大会の経験も豊富ですが、未だに緊張はされますか?
Yutapon選手:しますね。僕は結構します。慣れるとかは全然ないですね。
――普段のLJLの試合から結構緊張はされるんですか?
Yutapon選手:大事な試合は緊張しますね。
――Yutapon選手ほど経験豊富でもやっぱり緊張はされるんですね。では先日のグランドファイナルも結構緊張していましたか?
Yutapon選手:決勝戦はLJL PlayoffsでSHGと戦うのは2回目だったので、その前のセミファイナルで戦った時の方が緊張しましたね。
――PCSに話を戻させていただくのですが、Spring Playoffsではステージ1敗退と悔しい結果に終わってしまいました。その時のチームの課題はどういった点がありましたか?
Yutapon選手:LJLはどのチームもプレースタイルが似ているんですが、PCS Playoffsに出場するチームはそれぞれプレースタイルが結構違うんですよね。チームに合わせた対策の重要性を感じました。
――そういった対策は今回は上手くできそうですか?
Yutapon選手:これから頑張っていく部分ではありますが、今回はしっかり対策できる自信はあります。
――PCS Playoffsのトーナメント表も発表されました。同じグループで特に警戒しているチームはありますか?
Yutapon選手:やっぱりFrank Esports(FAK)ですね。Springで対戦して負けてしまったのもありますし、お互いよく知っているので、しっかりと準備して試合に臨まないといけないと思っています。
――では最後になりますが、PCS Playoffsに向けた意気込みをお願いできますか?
Yutapon選手:春にはStage1を突破できなかったので、まずは1つ1つ勝利を積み重ねていきたいと思います!
――PCSのステージ突破、そしてその先のWorld Championshipへの出場を目指して頑張ってください!本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。