k4sen × しゃるる対談「LoLは一番おもしろいゲーム」―「League The k4sen」開催の裏側と、イベント主催者同士が語る『LoL』への想い【LTK】

LTKの開催を記念し、「The k4sen」を主催する、ZETA DIVISION所属コンテンツクリエイターのk4senさんと、「しゃるる杯」の開催などストリーマー大会の実施やコミュニティ拡大に取り組む、ストリーマーのしゃるるさんによるスペシャル対談をお届けします。

League of Legends インタビュー・コラム
k4sen × しゃるる対談「LoLは一番おもしろいゲーム」―「League The k4sen」開催の裏側と、イベント主催者同士が語る『LoL』への想い【LTK】
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「今度の『LoL』The k4senはリーグ戦だ!」

6月18日。全サモナーを震撼させるニュースがサモナーズリフトを駆け巡りました。

日本『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』界の一大イベントともいえるストリーマー大会「LoL The k4sen」がなんと3カ月にもおよぶ長期リーグ戦「League The k4sen(LTK)」として開催。4つのチームにそれぞれ熟練者が集う「CORE」と、新進気鋭のプレイヤーたちによる「NEXT」の2スロットが用意され、コーチを含めて総勢48名が参加します。

今回はそんなLTKの開催を記念し、「The k4sen」を主催する、ZETA DIVISION所属コンテンツクリエイターのk4senさんと、「しゃるる杯」の開催などストリーマー大会の実施やコミュニティ拡大に取り組む、ストリーマーのしゃるるさんによるスペシャル対談をお届けします。


◆LTK開催を決めた「3つの理由」

――最初に「なぜLTKを開催しようと思ったのか」という背景から教えてください。

k4sen:元々、開催したいという想いはあったんですが、大きな理由のひとつは“プロシーンまでのグラデーション”を作りたかったからです。

国内でも世界大会の決勝とかLCKプレイオフとかのレベルで注目される試合は観戦する人もそれなりに多いですけど、日本のプロシーンはあまり追えていないという人も多いと思うんですよ。

今回のLTKは、COREとNEXTの2部制ですが、理想はもう1個上にマスター以上のプレイヤーやLJLに出場しているようなセミプロ選手が参加するチームを作って3部制にしたかったんです。

そうすれば、NEXTの人がCOREを応援して、COREの人がNEXTを応援するような形で選手を自然と応援する流れができますし、その選手がプロシーンに出場したら視聴者もすごく興味を持つんじゃないかと。

最近は国内のプロ選手も積極的に活動してくれていると思うので、そういう人がちゃんと注目されるようになれば良いなという気持ちですね。

――LTKには、コーチとして多くの元プロ選手たちが参加していて、プロシーンとの距離感が少し近づく感覚がありました。

k4sen:実は、やりたかった理由はあと2つあります。こういうイベントって、どうしても海外で実績のある既存コンテンツの真似をするじゃないですか。そうじゃなくて、日本サーバー特有の、どこでもやったことがない“日本が一番最初のコンテンツを作りたかった”んですよ。

ストリーマーによる長期間で大規模な『LoL』リーグは、恐らく他の地域ではまったく事例がないと思うんで「日本が先頭に立ってやるコンテンツ作り」を目指しました。

そして最後の1つは「シンプルに自分が『LoL』したかった」からですね。

――「プロへのグラデーション」と「日本が初のコンテンツ作り」。そして「シンプルに『LoL』がやりたい」の3本柱なんですね。

k4sen:3つ目の理由もめっちゃでかいですよ。最初のThe k4senももとを辿ればみんなが遊びでやってた『LoL』を真面目に大会にしてみようというところから始まっていて、その根幹は今のリーグでもあんまり変わってないですね。

やっぱり『LoL』は真面目にやるとすごくおもしろいんですよ。真面目に取り組める場だと自分も成長できますし。だからこういう『LoL』のイベントをやってきているんですよね。

しゃるる:真面目にやるとおもろいよね、LoLは。

◆2カ月間考えた「チームバランス」―元プロゲーマーはコールがOP?

――LTKは先日Day1を終えたばかりですが、初日はいかがでしたか。

k4sen:もちろん自分のチームが勝てるのかっていう不安もありました。ただ、それよりも主催者として「イベントの初日がうまくいくのか」っていう不安や緊張もあったので、そこが出場してくれている他の人との違いかもしれないですね。

大会やる時ってしゃるるさんもそうだと思うんですけど、やっぱりバランス面がすごく気になるんですよ。でも、今回は大きな問題もなく、どのチームも良い場面があり、予想外な勝敗もあったのでDay1の内容には満足してます。

――「Resolve Regalia」コーチとしての参加のしゃるるさんの感想はいかがですか。

緑が基調の「Resolve Regalia(RR)」はCOREのコーチをしゃるるさんが務める。TOPに焼きパンさん(ZETA DIVISION コンテンツクリエイター)を抜擢。

しゃるる:スクリムの段階で「勝つだろうな」って予想していたところが負けたこともあって、やっぱりちゃんと蓋を開けてみるまでわかんないと明らかになりましたよね。「k4senさん、バランスうまいな」というのが率直な感想です。

あと、みんなのやる気がめちゃくちゃ高いんですよ。でも、リーグは3カ月続くので、このままのペースで最後まで持つのかなっていうのは少し心配ですね。試合後の練習会も「あんまり長く練習しても身にならないかもしれないから、そろそろ切り上げたら」って声かけようと思ったんですけど、「いや、まだやる。まだやりたい」って感じで。

――チームバランスと言えば、しゃるるさんも「しゃるる杯」のチーム分けなどで頭を悩ませていると思いますが、k4senさんが今回意識したポイントなどあれば教えてください。

k4sen:この2カ月ぐらいはもう毎日のように配信者のOP.GGを眺め続けてたんですけど、バランスは半分は諦めてましたね。

COREの参加者はみんな大会に出る回数も多いしランクをめちゃめちゃ回してるんで、(実力感が)わかりやすいんですよね。ゆきおとか1000試合くらいランクやってますから。ただ、NEXTはノーマル中心にプレイしている人もいれば人数の都合でメインロールとは別のレーンで出ないといけない人も結構いて、ほんとうに「なんとかなれー!」って分けました

ゆきおさんがCOREのTOPを務める「Precision Diadem(PD)」はオレンジがイメージカラー。名コンビのZerostさん&Cerosさんがソロキュー戦士たちを導く。

あと、今回は3カ月という長い期間を一緒にプレイすることになるので、バランスよりも各プレイヤーの要望を中心に組みました。

――要望ですか?

k4sen:「コーチはこの人にやって欲しい」とか、逆にコーチからも「この人を見てみたい」とか、そういうのを全部聞いて組んだんで、パズルゲームみたいでしたよ。決勝はオフラインで行われるので、COREとNEXTを合わせてオフライン会場に来られる人を4~5名入れるという工夫もしました。なので、「ちょっとここ強いかな」と思っても簡単に変えられなくて。

最終的にどうしても2、3枠ぐらい決まらなくて「どうするどうする」ってなったこともありました。いつもの組み方よりちょっとしんどくはあったんですけど、初日を見る限り思ったより良い感じになったので、ちょっとだけ安心してます。

しゃるる:k4senさんって「このチーム強いやろうな~」って時、そのチームの弱点まで考えて組んだりします?

k4sen:そうっすね。

しゃるる:例えば「Sorcery Tiara CORE」ってめっちゃ強いなって感じるんですけど、ここはk4senさん的に弱点はどこに設定してるんですか?

ブルーチーム「Sorcery Tiara(ST)」はDay1を2連勝で好発進に成功。「すぐB事件」でもお馴染みのAlphaAzurさんと鈴木ノリアキさんがMIDを担う。

k4sen:ここは……MID?(※AlphaAzurさん)

しゃるる:そうですよね(笑)。アルファくんは基本強いんですけど、お茶目なとこがあるんですよね。

k4sen:そう。お茶目狙い(笑)

しゃるる:そこで「アルファくんお茶目なところあるから、締めてくれる人いれるか」って組み方をして、良いシナジーを発揮しすぎてめっちゃ強くなっちゃうことが自分は結構ありますね。だから今回だとmittiiiさんがめっちゃ強いですよね。

k4sen:うん、強い。

しゃるる:「ちゃんとしろよ!」って負けないためにメンタル的なところをしっかり言ってくれるんですよね。

k4sen:実際にLTKが始まるまで、あまり考えてなかったんですけど、「ST」COREって元プロゲーマーが多いんですよ。元プロは試合中の報告がもとから上手いのがOPなところで、戦ってて「これめっちゃコール上手くいってんだろうな」みたいなことを感じますね。

しゃるる:元プロゲーマーはそれありますよね。

k4sen:プロゲーマーを1回経験してる人って報告に無駄がないし、建設的な意見を出すんですよ。そういう風に自分の意思を伝えるのがめっちゃうまい。

逆にうちのチーム(DC)のCOREはそこでめっちゃ苦労したんですよ。強く「無理!」って言うべきところでふわっと「これきついかもな~」みたいに言っちゃうんですよね。そういう点はちょっと想定外の要素でした。

k4senさんがMIDで出場する「Domination Crown(DC)」。昨年までプロとして活躍してきたコーチのEugeoさんにも注目。

しゃるる:多分うちのチームと同じ状況になってますね。コミュニケーションで「NO」が言えなかったり、声がでかいやつについていっちゃったり。

k4sen:流されちゃうのはチームゲームのむずいところですよ。

しゃるる:そればっかりはコーチが「みんな声出そう」って修正を頑張るしかないですね。

――3カ月のリーグ戦となると、初日にバランスが取れた状態であっても成長していく分で必ずズレも出てきますよね。そういう点でも元プロゲーマー勢は強みがあるかもしれません。

k4sen:まぁ、そのへんは「均衡の守人」がなんとかしてくれるんじゃないかなと。

公認ウォッチパーティ陣「均衡の守人」は参加選手のMVP投票やプレイ採点を行い、状況によってはチーム間移籍を判断する要因に。

しゃるる:ただ、BO1の勝負はちょっと調子良いとかで勝敗が変わる部分もあるじゃないですか。だから、今の時点でうまくいかなかったとしても、BO3、BO5っていう実力が出る形式になっていけば、結果はわからないですよね。連携面のところなんか、負けた分だけいっぱい成長できるから。

k4sen:いや、それな。スクリムはめちゃくちゃ負けて、めちゃくちゃ良くなったんで、やっぱスクリムは負け得っすわ。

――たしかにストリーマー大会だとスクリムで強いチームが意外と優勝しないみたいなケースもありますよね。

しゃるる:ありますね。

k4sen:でも俺しゃるさんの大会で勝率9割のまま優勝したことあるよ(笑)

しゃるる:あの時もチームを見てると、mittiiiがマジでえらかったんだよな。やっぱ勝ってるチームってちょっと浮つくじゃないですか。だけど明らかに「絶対に浮つかない、絶対に負けたくない」ってコールや雰囲気を出してて。それができる人って選手としてOPですね。

k4sen:mittiiiはマジでプロゲーマー。

◆LTK実現の裏には「たかやスペシャル昇格の歴史」あり!?

――以前「ストリーマー界隈ではTOPレーナーが不足している説」が流れたこともあったのですが、最近はSUPも大変なのかなと。

k4sen:SUPやってる人自体は割といるんですけど、COREでやってる昏昏アリアさんあたりの(ランク帯の)SUPがマジでいないんですよ。最初は俺も乾殿(乾伸一郎)もSUPの予定で、調整しているうちにJGが足りないから一緒にJGに移動して、最終的にはMIDがいなくなってMIDに行きました。穴埋めみたいな。

しゃるる:MIDが一番いそうなのに。

k4sen:色々な兼ね合いで出られない人もいたし、ちょっとCOREにはハードルが高すぎるっていう微妙なラインもあって、難しかったですね。アルファくんとKamitoくんを相手にギリギリバランス取れるのが俺と乾殿までだと思って。ここに葛葉とかうるかとか入れたらボカーンじゃないですか。

しゃるる:まあ、ボカンなりますね。

k4sen:「俺と乾殿がMID行くしかない!じゃあサポートが埋まらないな……たかやくん、サポートできるか?」っていう流れでしたね。うるかも最初JGの予定でしたし、たかやはコーチでした。

――かなり当初の予定から変更があったんですね。

k4sen:俺と乾殿はもう空いたとこに入るテトリスのTスピンみたいになってましたよ。ぐるぐる回って、あっちこっちあっちこっちみたいな。

しゃるる:たかやスペシャル昇格の歴史」があったらしいですね。最初はウォッチパーティ予定だったのがコーチになって、最終的には選手やってもらって。

k4sen:ほんと、たかやには助けられた。ありがとう。

しゃるる:便利な男でした、あいつは。

k4sen:サポートは本当にやりたくなさそうだったんですけど。

しゃるる:うちのチームでは俺とたかやの間で「あんまり責めないで」って、最初に契りを交わしました。

k4sen:たかやは「嫌いとかじゃないけど、らい様と一緒のチームは怖い」って話は聞いてたけど、しゃるさんにもお願いしたんだ(笑)

◆独自ルールが想定外のおもしろさを、練習制限が『LoL』配信を生む

――「均衡の守人」の名前も出ましたが、今回はNEXTとCOREの2部制もそうですし、NEXTのピックを引き継いでのCOREのフィアレスドラフトなど、新しいユニークなシステムが登場しています。こうした仕組みはどのようなきっかけで生まれたのでしょうか。

k4sen:最近だと『VALORANT』で加藤純一さんがMURASH GAMINGの試合を、ボドカさんがRIDDLEの試合を配信で応援しているじゃないですか。配信者本人はプロじゃなくても盛り上がれるし、ファンの人も一緒に応援できてすごく良いコンテンツだなと思ったんです。2部制、3部制のチームにすれば、自然とそれに近い形が作れて、配信者も視聴者も応援しやすいのかなと。

ドラフトとかはこれまでの大会で上手くいったところを、できるだけシンプルに取り入れていった形ですね。実は、ちょっと前にやった「最高傑作 The k4sen」は、このリーグに向けてのやりたいことを最大限尖らせてやってみて、「やりすぎたらこうなるか」と、確認してみた感じですね。

――いろいろ試しながら、ルールをつくっていったんですね。

k4sen:そうですね。今のところ、結構いいルールができたんじゃないかなって思ってます。

しゃるる:参加側としてもおもしろいと思ってます。例えば、うちのチームは結構強くて、終盤ではフィアレスで全勝できるんじゃないかってくらいのポテンシャルがCORE単体であると思ってるんですよ。

ただ、このルールでは、COREだけのことを考えててもBO5には勝てない。NEXTも強くなれるようにやっていかないといけなくて、そこの相互協力感がうまくできてるなって思います。

k4sen:ほんとにCOREとNEXTの協力は大事で、初日は俺らのサイオンがかなりキーチャンピオンになると見て、NEXT側でBANすることでCOREまで残してもらったんですよ。対戦相手もNEXTでアンベッサBANしてて残してるんだろうなって感じでしたし、その一体感のある作戦みたいなことができたのは、自分で考えておきながら「こんなおもろいことなるんだ」ってちょっとビビりましたね。

Day1Game3のPDvsDCのNEXT戦では、お互いに次のCORE戦を見据えたBANも展開。

しゃるる:それで言えば、初日の開幕前にk4senさんチームとうちのチームでスクリムしたじゃないですか。あの時もサイオンが出てくる読みでずっとグウェンの練習をしてたんですよ。

k4sen:グウェン、グウェンだったもんね。

しゃるる:そうそう。そこのメタが回って「じゃあNEXTでグウェンPICKしてCOREで使えないようにしてよ」みたいな感じになったりすんのかなって。もしそうなったら練習しても使えないチャンピオンが出てきて難しいし、おもしろいなって思いましたね。

k4sen:ほんとに終盤とかどうなってんだろうね。もうみんな全然違うピックプールになってそう。

――NEXTでCOREのピックを取り上げる戦術は斬新ですし、そのための練習もするとなると選手も大変ですが、コーチも考えることが多そうですね。

しゃるる:大会始まる前は、ルール的にチーム練習はそんなにできない感じだったじゃないですか。

k4sen:チームが3人以上揃っての練習は週に3試合までだからね。

しゃるる:だからそこまで大変じゃないかなと予想してたら、蓋開けてみるとみんなのやる気がすごくて(笑)。思ったより考えることが多くて、めっっっちゃ難しいし、寝ても起きてもチームのこと考えてる時とかある。

k4sen:みんなの練習量すごくない?なんか『LoL』の練習して、『GTAV』のストリーマーサーバーに参加して、また終わったら『LoL』の練習するみたいなことしてるので、そんなにやってくれるんだって(笑)

あとチームメンバー2人までならどれだけ練習しても大丈夫なんで、MIDとJGがデュオして、ADCとSUPもデュオして、TOPはひとりで練習してるみたいな(笑)。それぐらいみんな真面目にいろんな方法で練習してて、主催側としてはちょっと嬉しいです。

しゃるる:同じチームで練習できないとどうなるかって、みんなノーマルを募集するんですよ。

k4sen:あー、それでいろんなチームから集まってフルパノーマルになるやつね。

しゃるる:そうすると『LoL』配信が生まれるんですよ。今、24時間どこかのチームが『LoL』配信をしている構図になっていて、この練習制限はk4senさん天才だなと思いました。

k4sen:たかやとかめっちゃ嬉しそうにしてるよね、今。あいつ、募集にすごいスピードで手を挙げるんすよね。

しゃるる:ただ遊びたいから。

k4sen:いつも1人で歌舞いてるから、最近は人とやってて楽しそう(笑)。全体的にすごい活発になったよね。みんなモチベがあっていいですね。

◆長期戦でにじむ“コーチの色” 「あかりん皇帝化計画」も?

――従来の大会だと2~3日のスクリム期間があって1日で本番、という短期決戦が多かったのですが、LTKはリーグ戦ということもあり、プレイやコーチングの面でチャレンジできる、やれることが多いのかなと思うのですが、選手とコーチのおふたりはどう感じていますか。

k4sen:明らかにうちのコーチ(らいじんさん)は先を見据えてます。次の試合を勝つよりも、3カ月かけて何かを成し遂げようとしてるコーチングをしてたんで、初戦勝った時はクソビビってましたね。「もうできるんだ」みたいな感じで。

今回は、定番の「みんなが得意なチャンピオンは?」とか1回も聞かれてないですね。特に俺と葛葉と(歌衣)メイカちゃんは本当に何も聞かれないまま「あれやってこれやって」状態で、俺は“タリヤ装置”みたいになってます。

しゃるる:やれって言われたやつをやるんだ。

k4sen:葛葉ってこれまではカ=ジックスとかヴィエゴみたいなワンマンで破壊していくスタイルのイメージがあったじゃないですか。でも今回はファームも効率的で綺麗なルート取りを意識した動きとかを仕込まれていて、これは最終的に強くなることを目的にやってるんだなと。

もし「明日勝ちたい」トーナメントだったら、それに合わせた教え方をしなきゃいけないじゃないですか。でもリーグだからこれができるんだろうなって思って、泣きながら石畳を敷いてます(笑)

――そこはコーチごとで違いが出ておもしろそうですね。「ST」の COREはインタビューで「たぬき忍者コーチが『やれ』と言ったからピックした」との発言も多かったですが。

しゃるる:たぬきは“今勝てる『LoL』”やってると思う。

k4sen:たぬき忍者はそういうタイプだよね。

しゃるる:今勝つことでモチベーションを維持して3カ月走り切る、みたいなプランなんじゃないかな。そこはコーチによって色が違うかもしれない。

k4sen:いや、コーチの色出すぎでしょ。Cerosさんのとこ(「DC」のNEXT)のドラフトやばいよ。もちろん「あかりん(夢野あかり)を皇帝にしよう」っていうのはあったんですけど、すぐにあんなピックになるとは思ってなかったんで、おもろいなと思いましたね。でも、全体的に長期戦のことを考えてコーチングしてるんじゃないですか。

夢野あかりさんはCerosコーチの現役時代のシグネイチャーピックでもあったハイマーディンガーを初戦で早速披露。JGトランドル、TOPヨリックと尖ったチャンピオンが並ぶドラフトに。

しゃるる:うちも「マジでやりたくないことだけは言って」という決まり事だけ作って、あとはチャレンジしてもらう方式にしてますね。本当に魂に合ってないものだけは除外してドラフトを組んで、それに合わせて練習してくださいって感じ。

長期戦はモチベーションも大事だと思うんですよね。嫌なことをずっとやらされ続けると良くない気がして……。我々はなんだかk4senさんから選手を預かってたような気持ちなんですよね。

k4sen:なるほど。「この人たちよろしくね」的な。

しゃるる:そうそう。やっぱ『LoL』を嫌いになってほしくないんだよね。このゲームって5人でやると誰かが苦しい役割をやらなきゃいけない場面が現れるから、モチベーションを長く維持させるっていうのは、最優先かなと。

――たしかに短期決戦だと、すぐに結果が出る作戦を授けなければいけないですよね。

しゃるる:“今夜勝つMIDサイオン”とかありましたもんね。

k4sen:スモルダーとかね(笑)

――今回はパッチを何度も跨ぐので、プロシーンのように戦術やピックの変化がありそうで楽しみです。

k4sen:なんなら途中で新チャンピオン、出るじゃないですか、ユナラ。あれはみんな練習するんじゃないかな。初日はTF(ツイステッド・フェイト)のBAN率が高かったけど、次はどうなるんだろうとか、長いリーグ特有のメタになりそうですね。

新チャンピオン「ユナラ」は7月16日配信予定のパッチ「25.14」で実装。

――せっかく練習したチャンピオンがメタから外れてしまう、というのも気の毒ですがおもしろみだと感じます。ここもプロシーンを見る楽しみへとつながるグラデーションが生まれている気がします。

k4sen:OPチャンピオンが出てくるとバンピックめっちゃ大変そうなんですね。マオカイがOPだった時期は(ファーストピック権がない)レッドサイドが絶対に消さないといけないから、BAN枠が最初から1枠少ないみたいな状態でしたよね。

しゃるる:難しいですね。メタだけじゃなくて、それこそなぎさっちのミス・フォーチュンとか開けたくないですよ。やっぱり1000レベル分やってるチャンピオンだから。

k4sen:(神楽)めあちゃんのポッピーとか、ゆきおのアンベッサとかもそうだよね。本番でもらい様が珍しくバンピックで苦しんでて、終わった後に「ミスった、ごめん」って言うくらいでした。リリア頼りな構成になってしまったので。

――NEXTで消えていたノーチラスをBANしていたシーンもありましたね。自分が参加していないドラフトで消えたチャンピオンは意識しづらいのかなと思いました。

しゃるる:競技シーンに出るプロゲーマーの人たちって、メタのチャンプはある程度全部使えるようにしてくるんですよね。だからドラフトも比較的組みやすいと思うんですよ。

でもうちらはすぐにやれって言われてできるわけじゃないので、持ってる素材で勝負して、かつフィアレスで消えていくってなると、ドラフトは本当に大変だと思います。

k4sen:うん。俺ら「全然できますよ」みたいなやつ、普通に浅いからね(笑)。プレイオフのころはどうなるんだろう。

――コーチのバンピック能力の成長も見どころですね。

k4sen:コーチのやり取りもすごいおもしろかったですね。うちだったらCOREのらいじんさんとNEXTのEugeoさんで「うちはこれピックする予定だけど、そっちは何使うの」って戦略会議が当日の試合前とかにあって。

しゃるる:うちの場合は、自分がJGでDay1さんがADCなんで、自分が得意なレーン以外をどう教えていこうかっていう難しさもありますね。

◆ゲームの中で一番おもしろいゲームが『LoL』

――リーグ戦を開催できるほどたくさんの『LoL』配信者が集まっている今の状況は本当にすごいと思いますが、これは間違いなく人口を増やそうとコミュニティに向けて取り組んできたお二人の力あってのことだと思います。なぜ、ここまで『LoL』のために何かしようと思われるんでしょうか。

しゃるる:それは俺もk4senさんに聞いてみたいですね。俺はずっと『LoL』で活動してきて、他のタイトルがイベントで盛り上がっている中で『LoL』がないのが寂しいなって思って、ちょっとずつ活動してきたんですよ。それがk4senさんが色々と始めてくれたおかげでめちゃくちゃ状況変わったので、なんでなのか聞きたかったですね。

k4sen:めっちゃ簡単っすよ。“『LoL』がやりたかっただけ”ですね。いや、最初はマジで全然、人を増やそうなんて思ってなかったっす。初期に『LoL』をやりたいなと思って、大会とかを開いたときに『LoL』配信ばかりしていたクラッチ(Clutch_Fi)くんのサブスクが1000人減るという事件があって(笑)

それで「『LoL』をやるためには『LoL』を見る人を増やさないとやっていけないんだな」というところに辿り着いて。「初心者 LoL The k4sen」や大会を主催してきましたけど、なんだろう、いまだに自分がやりたいっていうのが根幹なんで、そこまで「布教布教!」みたいな気持ちは別にあんまりないっすね。

――自分がやりたいから、というのはThe k4senで一貫して言われていますよね。

k4sen:このゲームって今まででプレイしたゲームの中で一番おもしろいゲームだと思ってるんで、そんなに自分が広めようとしなくてもルールを教えたり人と遊んだりしているところを見せているだけで勝手に広まるだろうなと。

k4senさんによる解説も「初心者 LoL The k4sen」の見どころ

k4sen:それぐらいのパワーがあるゲームだと俺は感じてるんで、もう最初のハードルがすべてだと思うんですよね。

初めて画面を見た時の意味のわからなさ。「この人たちはなんで向かい合って、このちっちゃい生き物みたいなやつをずっとマウスの音カチカチさせながら殴ってるんだろう」っていうハードルさえ越えちゃえば、ほとんどの人がハマるおもしろさなんですよ。

しゃるる:ルールがわからないと見ていても、楽しめないですもんね。

――初心者 The k4senでは、皆さんたった数日で驚くほど上達していて、しかも初心者らしいシーンもあるという、おもしろさと驚きがありました。

k4sen:最近、特にいろんな人に教える機会があるんですけど、やっぱりゲーム配信者はマジでゲームがうまいっすね。俺が8年ぐらいかけてやっとたどり着いたところに、2日とかでいくんすよね。

それこそ最初の初心者 The k4senに出てくれた高木とか超うまくて、今は格闘ゲームでプロでやっていくことになったじゃないですか。すげぇなと思いましたね。きなこも今はエメラルドまでランクを上げていて、10年ぐらいやってる俺と正直言って実力は変わんないですね。

記念すべき第1回の「初心者 The k4sen」にADCで出場し、SUPの赤見かるびさんとの名コンビっぷりも人気だった高木さん。

――身の周りで『LoL』の盛り上がりを感じることはありますか?

しゃるる:感じますよ。日本はプレイ人口の近い地域だと台湾やオセアニアとよく比較されてきたんですが、今はオセアニアを抜いて台湾と変わらないところまで増えてきているんですよ。

チャレンジャーランクの人数ってサーバーのプレイ人口の多さに応じて設定されていて、韓国だと300人なんですが、日本は50人なんですよ。台湾は200人設定の地域ですが、そこに日本が近づいてきているって、すごいことですよ。しかもランク人口よりノーマル人口が多いという話もあったので、今はめちゃくちゃ人がいますね。

――ランク的にもビギナー層が配置されがちなブロンズ前後の人数は多いですよね。

しゃるる:少し前のデータでは日本はアイアン~シルバーの人口が全地域で最も割合が高いという統計もあって、やっぱめちゃくちゃ初心者 The k4sen効果あるんだなって思いましたね。

あと初心者 The k4senで言えば、自分は「『LoL』をやったことない人がこんなにいるのか」という事実も意外でした。実はそれまでは『LoL』って誰もが一度は触っていて、合わなくてやめてしまった人のほうが多いと思ってたんですよ。

k4sen:そんなわけない(笑)

しゃるる:自分は18歳くらいから『LoL』をプレイしていて、主要なFPSなどは全く通ってこなかったんですよ。だから自分の価値観ではFPSより『LoL』が人気だと思っていましたね。「この素晴らしいゲームをやったことない人がこんなにいたんだ!」というのはk4senさんのおかげで知ることができました。

k4sen:いや、全然みんなやってなかったよ(笑)。『LoL』は怖いゲームっていうイメージで恐怖を抱いてる。

しゃるる:聞いたことあるって人は多いから、それならプレイしたこともあるんじゃないかと思ってたんですよ。

k4sen:「世界で一番プレイされているeスポーツタイトル」とも言われるんで、積極的におもしろいゲームを探しているゲーマーの人は触っていることが多いんですけどね。やっぱ“危ない森”みたいな危険な香りがするじゃないですか。1回入った人は出てこないし、謎の呪文のような言葉ばかり唱え始めるし。

そういう印象でハードル高く感じてやってなかったけど、楽しそうに『LoL』している人を見て「ちょっと自分もやってみたいな」と感じる人が増えてた時期だったのも(人口が増えた要因に)あるでしょうね。

しゃるる:その(怖いという)認識がなかったんだよね。俺、生まれた時からもう森にいたから(笑)

k4sen:アハハ!(笑)。まあ中から見るとわかんないよね。

しゃるる:k4senさんは森の中に文明を与えてくれました。でも、意外と僕みたいな感覚だった人も多いと思います。

――新しく始める人が増えたことに加えて、なんだか「実は『LoL』やってたよ」という人もどんどん増えてきて、今では『LoL』をまったく知らないという人はかなり減ったように思います。

k4sen:確かに。そうかもしれないですね。

◆LTKは、大会期間中にスノーボールして“おもしろくなっていく”

――お二人は互いに大会を開催していて出場しあうような間柄ですが、お相手の取り組みや内容を意識することはあるのでしょうか。

しゃるる:k4senさんの大会はやっぱりデザインとかスタジオ周りとか、裏側の諸々が素晴らしいなと思いますね。

k4sen:ZETA DIVISIONのパワーですね。

しゃるる:個人だと頑張るのも限界があるし、頑張った分だけお金がかかるから大変なんですよね。初日もオープニングや試合のリプレイだけでもすごいのに、インターバル中にVC付きハイライトまで流れてたじゃないですか。

k4sen:早いよね。あれはすごい。

しゃるる:企画としての完成度と“魅せる”ことへの熱意がすごくて、そこはめちゃくちゃリスペクトですね。

k4sen:いや本当……スポンサーさんありがとうございます。

しゃるる:でも、お金があったからといって、誰もができるわけじゃないと思うんですよ。

k4sen:いつもデザインや演出回りを担当してくれているサイトウさんが何もかも神ですね。いつものキービジュアルとかも俺が「こういう感じで」とざっくり伝えたら、毎回映画ポスターみたいなものが上がってくるんで、助けられています。

しゃるる:チームだなって思いますね。

k4sen:本当にZETA内に「The k4sen チーム」という名前で存在していますからね。最近は人も増えて、『LoL』の元プロやリーグ運営に関わっていた人などが参加しているので、『LoL』特化になってますね。

――実況解説もそうですし、オブザーバーも「カメラがチャレンジャー」と言われるくらいの存在なので、見ていて楽しいですよね。

しゃるる:イベント制作をやるとスタッフさんの大切さ、重要さに気付かされますね。最近はeスポーツイベントが増えているのに運営ができる人材はそこまで増えていないので、どうしても人材確保が大変になってるんですよ。

実施予定だった「しゃるる杯 King of Draft」が残念ながら中止せざるを得なかったのもそこがハードルで。

k4sen:え! そうなんだ。

しゃるる:現状そういうことが起こっているみたいなので、制作チーム抱えてるZETAはすごいなぁって感じたな。

――締めくくりとして「今後の『LoL』シーンにどうアプローチしていきたいか」を聞いてみたいと思います。

しゃるる:自分が今思っているのは「界隈の盛り上がりはコミュニティ全体が重要」ということですね。最近はk4senさんだけではなくイベントを開いてくれる人が増えてストリーマー大会が盛んですが、プロゲーマーが生まれるのはやっぱり一般のプレイヤーの中からだと思うんですよ。

ストリーマーはプレイ人口を増やすのが得意で、今かなりプレイヤーが増えていますけど、そうやって『LoL』を始めた人がチームゲームに触れる機会がないと「プロゲーマーを目指そう!」って意識が生まれないと思うんです。

――ストリーマーだけでなく、一般のプレイヤーの皆さんにもその機会を設けたいということですね。

しゃるる:自分もストリーマーになる前にJCGさんの大会とかに出させていただいて、すごく楽しかった思い出があるので、そういう体験ができる場を作れたらな、とは考えています。

プロもストリーマーも、そして普通に遊んでいるコミュニティも盛り上がると良いなと思うので、そこに働きかけたいですね。

k4sen:実際、今って「行き着く先はソロキュー」になってるからな。

しゃるる:そうなんすよね。でもチームゲームっておもしろいじゃないですか。

k4sen:めっちゃおもしろいし、「あ、このゲームって5vs5なんだ」ってなるよね。

しゃるる:自分はソロキューしかやってなかったら、『LoL』をやめちゃってたと思うんですよ。でも誘ってもらって大会に出て、このゲームの魅力に憑りつかれてしまったので、それを教えてあげたいというか、より深い沼に引き込みたいというか(笑)

なので、なにかやっていければと思いますよね。

――大会ではなくても5人でノーマルやるだけでもゲームの体験はかなり変わりますよね。

しゃるる:そう。しかも日本サーバーのフルパノーマルはびっくりするくらい真面目!

――ノーマルの試合レベルや展開もここ数年はかなり変化してきた印象がありますので、ここからさらに良い体験に繋げていきたいですね。k4senさんはいかがでしょうか。

k4sen:展開っすよね……。いや~(笑)。

――「ずっと『LoL』をやっていられるようにする」ですかね?

k4sen:その最終目標は変わらないですね。でも今やっているLTK 「幽明の境」シーズンって、かなり“探り探りで進めている”段階なんですよ。

最終的に3部制にしたいというのもあって、まだ未完成なんです。全然これで終わりじゃなくて、今年も来年も、どんどんリーグの規模を大きくしていきたい。スノーボールしていきたいっすね。

――まだまだ完成度は上がっていくと。

k4sen:6月18日に開催の発表をしましたけど、ティザー映像が完成したのも当日で、配信も「チームの紹介画像作ってます」「次回からはテロップが動かせます」みたいな状態なんですよ。

完全に走りつつ作っているので、このシーズンが終わればある程度の流れをスタッフも僕も把握できて、次からもっと豪華にやっていけると思うので……。とりあえずリーグが上手くいって、皆がもっと「『LoL』を観たい、やりたい」って気持ちになってもらえたらなと。

――では、最後にLTKの今シーズンにかける意気込みをいただきたいと思います。まずは「Resolve Regalia」 CORE コーチのしゃるるさんからお願いします。

しゃるる:初戦では勝利が挙げられず0ptスタートでしたが、選手のポテンシャルはありますし、やる気も高いので、ここから修正して良い姿を見せられるように頑張っています。ぜひ応援をお願いします。

――チームが目指すのは優勝だと思いますが、個人的な目標などはありますか?

しゃるる:やっぱりプレイオフ決勝まで連れていくことじゃないですか?

k4sen:おおー。

しゃるる:いっぱい頑張っているんで、勝たせてあげたいですね。どのチームもコーチは同じ気持ちだと思います。優勝させてあげたいですね。

――続いてk4senさんにも伺いますが、まずは出場者としての意気込みから聞かせてください。

k4sen:うちのチームはスクリムで勝率が10%くらいしかないというかなり低いところからのスタートだったんですが、なんとか初日は勝てました。

ただ、まだ課題は多いですし、取り組んでいるらい様から出される課題も難しいので、優勝を目指すのはもちろんですが「どこよりも成長したい」と思います。どんどん良くなっていく姿を見せられるようにするので、応援よろしくお願いします。

――主催者としてのコメントもお願いします!

k4sen:リーグが始まって、各チームの戦いも演出も見ていただいたと思うんですけど、まだまだ考えていたことは全然出せていないんですね。

色んな意味を込めてこのリーグをやっているので、本シーズンのプレイオフにかけてそれがどんどん表現されると思いますし、“走りながら作っている”のでどんどん強化されていきます。まだまだ実現できてないおもしろい要素もいっぱいあって、ここからまさにスノーボール式におもしろくなっていくので、ぜひ最後までお付き合いください!

これは選手としてもそうなんですけど、楽しんでくれたり応援してくれるのって本当にすごく力になるので、ぜひ好きなチームや選手を応援してもらえたらと。本当にいつもありがとうございます。

――個人的にも本当に楽しませてもらっています。最初はできるだけ幅広く情報を追おうと思ったのですが、初日でこれは無理だなと(笑)

k4sen:ウォチパ含めて60枠くらいありますもんね(笑)

――本日はありがとうございました!


40名のストリーマーと8名のコーチによる大規模『LoL』リーグ「League The k4sen」は6月25日から8月27日までの3カ月にわたって開催。

全6日間のレギュラーシーズンを戦い、順位に応じて8月26日、27日にオフライン開催されるプレイオフの対戦カードが決定します。

《ハル飯田》

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ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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