ZETA AC Falkに訊く、若き才能たちの成長と目指す先―JUNiORコーチの上半期一番面白いエピソードも【VALORANT Challengers Japan 独占インタビュー】

VCJ Split 3を控えたZETA ACFalk選手にインタビューを実施。Split2から3への成長や、JUNiORコーチの珍エピソードを紐解きます。

VALORANT インタビュー・コラム
ZETA AC Falkに訊く、若き才能たちの成長と目指す先―JUNiORコーチの上半期一番面白いエピソードも【VALORANT Challengers Japan 独占インタビュー】
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18歳のFalk選手は、2024年からZETA DIVISION ACADEMYに所属し、チームでは主にイニシエーターを担当しています。上位チームに肉薄する場面を見せながらも厳しいシーズンとなったSplit 2を経て、チームは今年最後のVALORANT Challengers Japanに挑みます。

本稿では、Split 3を迎えるFalk選手へのインタビューをお届けします。10人ロスターならではのチームの取り組みや、Split 2での課題と成長、そしてJUNiORコーチとの珍エピソードまで、率直な思いを語ってくれました。

◆厳しい戦いが続いたSplit 2、課題は少人数戦

――本日はよろしくお願いします。こういったインタビューは初めてということで、アイスブレイク的な質問から。まずはFalk(ファルコ)選手のプレイヤーネームの由来を教えてください。

Falk:一番好きなアニメである「進撃の巨人」のファルコ・グライスから取りました。

――Split 2は厳しいシーズンだったと思います。Falk選手個人、そしてチームとしてはどのように受け止めましたか?

Falk:少人数戦や取れるはずのラウンドを取れなかったのが課題だと思います。試合中の方向性を決めることが大事だと感じました。

――Split 2の結果を経てチームがさらにステップアップするのに最も必要なことは何だと思いますか?

Falk:各々の知識量と個人技です。自分のプレイを出せなかったり、チーム全体でマップやアビリティの知識といった基礎固めが他チームと比べて足りなかったと思います。

――新たにyuki選手、winter選手が加入して、10名体制となりましたが、スターターの変更はありますか?

Falk:Kurfz選手が抜けて、hatto選手が入ります。今のスターターの仕上がりは、Split 2と比べても大分いいと思ってます。

――10人ロスターならではの利点はありますか?

Falk:アカデミーの中でスクリムできるのが1番大きいのかなと思います。週1回か2週に1回のペースでチーム内のスクリムをしています。年齢的に大会へ出場できるメンバーが多く、「自分が落とされないように」、「自分はずっといるんだぞ」という気持ちを持って、みんな取り組んでいます。

――互いにいい影響を与えあって切磋琢磨しているんですね。逆に難しい点はありますか?

Falk:メンバーが入れ替わった時に「ちょっと方向性が違うな」とか、「少人数戦の意識が違うな」という場面が難しいところです。

――チームの雰囲気はどうですか?

Falk:すごくいいですね。みんな喋るし、うるさい(笑)。hatto選手は比較的静かな方なんですけど、僕を含めて他4人(KillAA選手、HoneyBunny選手、kaua選手)がうるさいので、雰囲気はいいと思っています。

――メンバー間では、どんな話題で盛り上がりますか?

Falk:『VALORANT』に関する雑談のほか、最近HoneyBunny選手が「鬼滅の刃」や「進撃の巨人」を見始めたので、そのネタで輪になっている感じです。「俺、霹靂一閃するわ!」みたいな(笑)

――Falk選手のチーム内での役割は何ですか?

Falk:モチベーター寄りになるのかなと思います。

――チームで注目して欲しい選手はいますか?

Falk:HoneyBunny選手です。hatto選手が入ることに注目されがちですが、Split 1、Split 2ではHoneyBunny選手の強さを出し切れていないと思うので、役割的にも自分がパフォーマンスをうまく引き上げられるようサポートできたらなと思います。

――コーチ陣の役回りについて教えてください。

Falk:コーチごとに担当が分かれていて、Split 1はJUNiORコーチ、Split 2はkreamerコーチ、Split 3ではSplit 1の体制に戻っています。

――コーチ両名からどのようなアドバイスを受けましたか?

Falk:僕はブリーチを使うのが得意なんですが、ブリーチのアビリティを構えるタイミングやそのポジション、マップの知識や少人数戦の強みなどを教えてもらったりしています。

――トップチームの先輩から学ぶことは多いと思いますか?

Falk:そうですね。個々の撃ち合いはもちろんですが、動きとか連携面ですごいと思わされる時が多々あります。

――トップチームで尊敬している選手は誰ですか?

Falk:SugarZ3ro選手ですね。見ていて楽しいプレイヤーで、尊敬しています。

――アカデミーチームとして、長期的な目標はありますか?

Falk:まずは国内大会で上位に入って、ティア1チームや他チームに行って良い成績を収めることが目標です。

――今後対戦するチームで絶対勝ちたい、一矢報いたいと思うチームはいますか?

Falk:Delightには勝ちたい気持ちがあります。元々自分がチームBで活動をしていた時に教えてもらっていたsiegコーチが今Delightにいるんですよ。Delightが勝ち上がってきて嬉しい気持ちもありつつ、倒さないといけないという想いがあります。

◆DFM Academyには「Split 3も2-0で勝ちます。」

――この人を倒したいという注目選手はいますか?

Falk:DFM Academyのmimi選手ですね。ランクでよく当たるんですが、名前を見たときに「こいつか…」と意識するので。

――DFM Academyのtaru選手が倒したいチームにZETA DIVISION ACADEMYを挙げていました。何か一言ありますか?

Falk:Split 3も2-0で勝ちます。

◆JUNiORコーチに「上半期一番面白い」と言わせた珍エピソード

――練習中の珍エピソードがあったら教えてください。

Falk:先日、メンバー間でどうしても覚えなければいけないことがあった時の話です。「画面に付箋を貼るといいよ」という意見が出たので、僕が「俺もそれやったけど効果なかったよ」と言ったんです。

するとJUNiORコーチが、「俺も効果ないと思ってるし、クソザコがやるイメージだ」と(笑)。でも実は、Split 1の頃に「付箋を貼って覚えろ」と僕に言ったのは、JUNiORコーチ本人だったんですよ。そのことを指摘したら、JUNiORコーチは「上半期で一番面白い」とウケていました(笑)

――確かに珍エピソードですね(笑)。では改めて、Split 3での目標を教えてください。

Falk:DFM Academyには絶対勝ちたいです。そして1勝だけでなく、2勝3勝とどんどん勝っていきたいと思います。少人数戦などがSplit 2に比べて良くなっていると思うので、そこに注目していただけたらと思います。

――最後に、ファンに向けてメッセージをお願いします。

Falk:いつも応援ありがとうございます。自分もメンバーも個人技を磨いたり、配信を頑張ったりと、選手としての価値を上げるために日々頑張っているので、これからも応援よろしくお願いします!


VALORANT Challengers Japan 2025 Main Stageは7月11日(金)から開幕します。ZETA DIVISION ACADEMYの初戦は7月12日(土)のDay2 第1試合で、QT DIG∞と対戦します。アカデミーチーム同士の対戦となるDetonatioN FocusMe Academy戦は、7月24日(木)のDay8 第2試合で行われる予定です。若き才能同士の戦いに要注目です。


<取材:内 真愛美/執筆:ΣISAKA/質問監修、編集:岡野朔太郎/撮影:松田和真>

《ΣISAKA》

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下手の横好き ΣISAKA

1997年、青森県生まれ。VALORANT 2021 CHAMPIONS TOUR STAGE3からVALORANT競技シーンを視聴するようになる。PCゲームとFPSに初めて触れたのが22歳、一向に上手くならない。 最近ではゲーミングデバイス収集にも手を出し、程よい沼に浸かっている。

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