DFM Aria選手「チームの長所と言える部分をつくっていきたい」―TLN戦の振り返りとチームの雰囲気や課題【LCP Mid Season】

LoLのアジア太平洋リーグ「LCP」。2025年5月16日の試合ではDFMがTLNと対戦し、0-2で残念ながら敗北となりました。試合終了後、Aria選手にインタビューさせていただいたので早速お届けいたします。

League of Legends インタビュー・コラム
DFM Aria選手「チームの長所と言える部分をつくっていきたい」―TLN戦の振り返りとチームの雰囲気や課題【LCP Mid Season】
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『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のアジア太平洋リーグ「LCP」。2025年5月16日の試合では、日本のDetonatioN FocusMe(DFM)が香港・台湾のTALON(TLN)と対戦しました。

1戦目、DFMは意図したような試合展開に運べず相手のスノーボールを許してしまう結果に。集団戦で奮闘するも序盤の不利が響いて試合を落としてしまいます。続く2戦目は先ほどの反省を生かして序盤は良い形でゲームを進めます。しかしアタカン前の集団戦に負けてから大きく差をつけられ、そのまま押し切られて試合終了。これによりDFMは、最終的に0-2で残念ながら敗北となりました。

本稿では試合終了後、オンラインでDFMのAria選手にインタビューさせていただきました。この日の試合についてのお話やチーム状況なども聞くことができたので、早速お届けいたします。

◆「前回のCFO戦と比べるとマッチアップ通りには戦えた」

――まずは今日の試合、残念ながら敗北となりましたが振り返ってみて感想はいかがですか。

Aria:TLNを相手に1本でもいいから取りたいという気持ちがあったので、1本も取れなかったのは本当に悔しいです。

――ではTLNの印象についてお伺いします。試合前の印象と実際に戦ってみての印象に違いはありましたか。

Aria:最近のTLNの試合を見ていて、以前より少しチームの調子が落ちているのかなと感じていたんです。今日対戦した感じでも、僕らがもうちょっと自分たちのプレイをしっかりできていたら勝てていたかもしれないなと思いましたね。

――良いシーンもあっただけに、惜しい試合でしたね。さて、今日はGame 1でタリヤ、Game 2でアーリをピックしました。ミッド・ジャングルの連携に重点を置いたバンピックだったのかなと思いましたが、どんなコンセプトだったのでしょうか。

Aria:まずは、こちらが良いと思うミッドのチャンピオンを早めにピックしたかったという考えがありました。ジャングルもそれに合わせる形で、ティア的には良いチャンピオンがピックできたと思います。ミッド・ジャングルのシナジーが出せるような構成にしたんですけど、試合ではそういった連携がうまくできなくて残念です。

Game 1ではGuwon選手のパンテオンをファーストピック、続いてAria選手のタリヤをピック

――前回Pazコーチのインタビューで「自分たちからアクションを起こす」ことと「プラン通りの動きを実行し切る」ことを目標としていると話していましたが、どの程度達成できたと思いますか。

Aria:正直、まだまだ遠いなという感じがしています。今日は2戦目ではある程度やれた感じはしましたが、1戦目ではそういったシーンがつくり出せなかったので修正していかなければならない部分だと思います。

――では、今日の個人的なパフォーマンスはどうでしたか。

Aria:僕としては前回のCTBC Flying Oyster(CFO)相手には上手くやれなかったという感じがすごくしたんですけど、今回のTLN戦では前回と比べるとある程度マッチアップ通りには戦えたと思っています。途中、苦しい状況のときも何かアクションをしようという動きはできていましたし、自分の役割としてはある程度はできたんじゃないかなと思います。

◆次戦は短い期間のなかでできる限りしっかり準備したい

――新パッチ「25.10」についてAria選手はどのように評価していますか。

Aria:今まではメインビルドのひとつとしてロッドオブエイジスやライアンドリーの仮面が強かったんですけど、今はナーフを受けたことで相対的にほかのAPアイテムの価値が上がって、メイジは硬さの面における役割は少ない形になりましたがダメージ面では少し強くなったと思います。

――先日ゲーミングハウスにお邪魔したとき、Guwon選手とKakkun選手が入って雰囲気が「若いチーム」に変わったなという印象を受けたのですが、Aria選手から見て今のチームの雰囲気はどうですか。

Aria:これまでのDFMと比べるとすごく騒がしい感じになりましたね(笑)。とくにGuwonとKakkunが声も大きいですしよく喋るタイプなので。僕はあまり喋るタイプでもないので、適度に合わせているという感じでしょうか(笑)。チームの雰囲気はすごく良いと思いますよ。

――ではゲーム面において、Aria選手から見たチームの課題はどんな点でしょうか。

Aria:まずは個人の実力が、僕も含めて重要だと思います。今日の試合だと、1戦目の試合内容やバンピックの部分をもう少し話し合うべきだと考えています。全体的にもう少し上手くやれるようになりたいですね。今のところチームの長所と言える部分がないように感じているので、何か伸ばせる部分をつくっていきたいです。

――応援しています!次の試合は、2日後にMVKE戦が控えています。連戦で大変かと思いますが、意気込みを聞かせてください。

Aria:プレイオフのことを考えたら、かならず勝たなければならない相手だと思っています。準備期間はあまりないですけど、短い期間のなかでできる限りしっかり準備して勝てるように頑張りたいと思います。

――では最後に、日本のファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

Aria:いつも応援してくださって本当にありがとうございます。結果で恩返しできなくて、とても申し訳ないと思っています。残りの試合は上手くやれるように頑張ります。


日本からSHGとDFMが参加している「LCP Mid Season」は5月25日まで全8チームによるBo3のシングルラウンドロビンで開催。上位6チームが次のQualifier Roundへと進み、上位2チームは国際大会「MSI」へと進出します。DFMの次戦は2025年5月18日(日)にMGN Vikings Esports戦が予定されています。

《スイニャン》

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スイニャン

スイニャン

韓国在住時にeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warのプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後、2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を開始。2017年からはLeague of Legendsの国内プロリーグ「LJL」の公式日韓通訳に抜擢され、現在も複数タイトルで韓国人選手の通訳・翻訳活動を行なっている。自らはゲームをほとんどプレイせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。

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