2024年9月28日に「Ascension Pacific 2024」が終了。Sin Prisa Gaming(SPG)が優勝を収めVCT 2025への切符を掴みました。これによりVCT 2025に進出するチームが出揃う形に。本稿では、2025年からアセンション昇格チームの2年間固定が廃止されるなど、降格や防衛戦などの情報をおさらいします(本稿の情報は2024年6月に公開されているもの)。
◆リーグ成績に基づいて継続・防衛・降格が決まるように
「VCT Ascension 2024」が終了し、2GAME Esports(Americas)、XLG Esports(China)、Apeks(EMEA)、Sin Prisa Gaming(Pacific)がVCT 2025に出場することが決定しました。ただし、これまでの2年間の参加というルールは撤廃。リーグでの成績に基づいてリーグ参加の継続・降格、そしてAscensionを勝ち上がったチームとの防衛戦が発生する場合もあります。
◆自動降格が廃止、成績に応じて評価されるシステムへ
先ほども述べた通り、これまでのVCTでは、これらのAscension昇格チームは、2年間の参加が認められるという取り決めになっていましたが、2025年にはこれが撤廃。1年間の参加となり、成績に応じて残留、降格戦、降格が決まるようになりました。
具体的には以下の通り。Championsに進出することで1年の延長、リーグのトップ8入りすることでAscensionで防衛戦を戦う権利が、下位4チームとなることで強制的に降格となります。また、各インターナショナルリーグのチーム数は12チームに制限されます。
・Extend(延長):Ascensionチームが(インターナショナルリーグのトップ4として)Championsに進出すると、出場枠の期間がもう1年延長されます。Ascensionの両チームがChampionsに進出した場合、トーナメントで最も優れた成績を残したチームが残留し、もう一方のチームは自身の出場枠を防衛するため、Ascensionで競うことになります。
・Fight(争奪):Ascensionチームがインターナショナルリーグでトップ8に入った場合、自分たちの出場枠を守る機会を得ます。チームは、新たに参入するChallengersチームとAscensionで対戦し、インターナショナルリーグでの出場枠を再獲得するか、Challengersに戻るかを決定します。
・Relegate(降格):チームがStage 2のプレイオフに進出できなかった場合(インターナショナルリーグの下位4チームとなった場合)、それぞれの地域のChallengersリーグに降格します。両方のAscensionチームが降格した場合は新たに2つのチームが昇格し、強豪チームを打倒する機会が与えられます。