ついに幕を開けたChallengers Japan 2025 Split 2 Playoff Finals。FENNELの初戦は、今シーズンを通してFENNELが未だ勝ちを拾えずにいたNOEZ FOXXとなりました。
FENNELは接戦の末に1マップ目を獲得、2マップ目は得意マップのヘイブンで快勝を収めストレート勝利を果たしました。今回はそんなFENNELのGON選手に、NOEZ FOXX戦の振り返り、そして決勝にて相対するRIDDLEのCaedye選手との意外な因縁について伺いました。

◆NFXへのリベンジは「気持ちいいの一言」
――まずは簡単に今日の試合の感想をお願いします。
GON:試合の感想か…よかったです。ちょっと自分強くて、まあ安心です。
――過去2戦2敗中で因縁のNFXにリベンジを果たし、特に1マップ目はレギュラーシーズン中の11-13での負けから13-11の勝ちに結果をひっくり返しました。気持ちのいい勝ち方だったと思います。リベンジを果たしてみてどうですか?
GON:気持ちいい、本当に気持ちいいの一言ですね。もう今まではね、eKoがパーンと出てきてパーンとやられて「うわぁ…Aリンク一人…Aリンク一枚いる…」、これだったんで、逆をやっちゃったんじゃないかと思います。Aaceがアイソレーションのシールドで意表を突くピークをしてきて「うわ、B(から)出てきてる」みたいな状況を、逆にこちらが作れたんじゃないかなと。

――1ヶ月ほど前のhattyコーチとのインタビューではGON選手はスクリムではキルを追いがちで、試合ではチームプレイヤーだという話もありましたが、今日のGON選手はどっちでしたか?
GON:これはNo cap(本気)なんですけど、普通にチームプレイでしたね、めちゃくちゃ。ただ、エコラウンドだけはもう「行かせてくれ」みたいな感じです。エコラウンドだけは最初にデスしても大丈夫なので。
――エコだけは自分の欲望を。
GON:(バッキーを撃つ動きをしながら)欲望を解放してバッキー持ってこうやって、ガレージこうやってやってTPしてボコボコです。

◆Tenzouに捨てられるGON
――同じインタビューにてNFXは個人のアグレッシブさにやられなければ、というようなことをおっしゃっていましたが、今日の試合では相手の積極的なスタイルに対してどれくらい対応できていたと思いますか?
GON:ヘイブンに関してはもうほぼ、90%くらいは対策できていたのではないかなと思います。ピストルラウンドで一回5v5がミッドで起こる、みたいなことがありましたけど、うまく対応できて、「GONは捨ててもう俺ら進むよ」みたいなコールも聞こえてきました。俺は「助けてくれ」と思いながらパラノイア投げて必死に1枚持っていきましたけど。まあいい感じに対応できたんじゃないかなと思いますね。
――その「捨てるよ」コールをしたのはどなたでしたか?
GON:なんかTenzouさんが「あーもういらない」「いらないいらない」って言ってましたね。

◆「みんなFENNELに対してパールはBANしたほうがいい」
――FLはSplit 2を通してあまりパールでプレイする機会に恵まれず、プレイオフ準々決勝でMRGに初めて出すマップでしたが準備の程はどれくらいできていましたか?
GON:これは世に出したら結構いろいろ左右されるやつですね…。一番練習してます。パール以外やってないくらい。そのレベルでやってますね。だからみんなFENNELに対してはパールはBANしたほうがいい。
※編集部注:彼は冗談を言っている可能性もあります

――MRGは運が悪かったですね。
GON:そうですね。今日は決勝に向けてまだ作戦の2割しか出していません。なのでこれが決勝で出たらコネクター5人全員で抜ける、みたいな。もうTベース行っちゃう。そういう作戦もあるので。それが火を吹くかなっていう感じですね。
※編集部注:しつこいようですが、彼は冗談を言っている可能性もあります

――FLのヘイブンはSplit 2を通して6-0、今日をもって7-0という好成績ですが、1マップ目を取り、2マップ目がそんなヘイブンだという状況、かなり口角が上がる状況だと思います。インターバル中はどんな心境でしたか?
GON:「あーもう終わったな、試合が」って感じですね。「ヘイブン?あー終わったな」って。ピックの時点でひと盛り上がりあったんで、控え室で。「キタキタァ!」って一回盛り上がったんで。

――今日も海浜幕張にFLの広告が出ていて、観客の多くが今日の朝それを見て来たと思いますが、選手それぞれに紹介文が書いてありましたよね。中身は読まれましたか?
GON:なんかめっちゃ褒めてくれてた気がしますね。
――GON選手の紹介についていくつか確認したい部分があるんですが、まずIQ200万の部分ですね。
GON:ああ本当です。それはもう本当です。

――パワハラ疑惑とも書いてありましたよね。
GON:パワハラは僕はしてないですね。自認ではね。まあチームメイトからしたらわかんないですけど、僕はしてない。チームメイトのみぞ知るって感じですね。
◆RID Caedyeとはすでに0-1
――ありがとうございます。最後に、明日の決勝への意気込み、そして因縁の相手とも言えるRIDで特に対戦を望む選手を教えてください。
GON:まあCaedyeは「タコスどっちがたくさん食えるかバトル」で一回すでに敗北して今0-1の状態なんです。そこで僕はけっこう闘志を燃やしてて。「タコスだったらやられたけど、『VALORANT』ではどうかな」というのを見せてやろうかなと思ってます。
――タコスの借りを。
GON:『VALORANT』で返す。


