2025年より新たな体制へと生まれ変わった「League of Legends Japan League(LJL)」。4月より始まった「LJL 2025 STORM」では、Sengoku Gaming(現QT DiG∞)やRamune選手の復帰など、かつての古豪が集う形に。新生リーグらしい荒々しさを見せつつも、上位陣同士の戦いではマクロゲームが展開されるような、いろいろな魅力に満ちていました。
そして今回も「FORGE」に続き、後夜祭である「LJL 2025 STORM After Party」が5月14日にクローズド形式で開催。各選手やチームのメダル授与式なども行われた本イベントのレポートをお届けします。
◆遠方のチームによるビデオメッセージも。会場には和やかな雰囲気が
今回も会場には簡単な軽食が並び、参加者それぞれが授与式までの時間を歓談しながら過ごしていました。アルコール類が用意されていたこともあり、早々にほろ酔いな人もちらほら。そんな和気あいあいとした雰囲気の中、メインイベントであるメダルの授与式がスタートしました。

最初に登壇したのは、「STORM」で大躍進を見せたDetonatioN FocusMe Academy。代表としてmomo選手が登壇し、前回より順位が上がったことのうれしさと、チームメイトへの感謝を述べました。
同じく3位のBurning Core Toyamaは、遠方ということもありビデオメッセージでの出演に。tol2選手が、応援をしてくれたファンと関係者の方々に感謝のメッセージを伝えつつ、優勝したREJECTへ賛辞の言葉を送っていました。
続くQT DiG∞も、本部が九州ということでビデオメッセージという形に。ビデオにはWashidai選手が登場し、新しい形式は面白く、時が過ぎるのがあっとういう間だったというシーズンの振り返りや、つぎこそ1位を取るという意気込みを話していました。
最後は1位であるREJECTのメンバーが登壇。代表としてRaina選手が挨拶をし、2連覇ができたことに対する関係者やファンへの感謝を伝えつつ、最後には「全チームに大差をつけて勝つ」と、会場にいるチームを挑発するような強気な言葉で締めくくりました。まさに王者の貫禄と言った雰囲気です。

続いては個人賞。MVPはREJECTのJGであるForest選手。ご本人は多忙で登壇できませんでしたが、代わりにマネージャーであるHW4NG氏が挨拶を。「チーム全体が頑張った結果なので、このお金(MVPの副賞)はチームと会社のために使います」と言うと、会場からは笑いが。
新人賞であるRookie of the STORMは、Yang Yang GamingのKreativeが受賞。自身が選ばれたことに驚きを感じつつも、大変うれしいと笑顔でコメント。最後には「これからも頑張りたい」と、今後の成長がより楽しみなるような言葉で締めくくっていました。
Best Play of the STORMには、決勝戦で試合の流れを変えたDice選手のシュリーマシャッフルが選ばれました。均衡を崩し、勝利のきっかけを作ったこのワンプレイには、「そりゃそうだよね」と会場から納得の声も。Dice選手はビデオメッセージで選ばれたことのうれしさを述べつつ、「IGNITEは絶対に1位を取る」と、チームメイトのWashidai選手と同じく強気なメッセージを送っていました。
ここまでの賞はすべて、このPartyより前に選手たちへ通達されていたのですが……視聴者投票によって選ばれるShowman of the STORMは、なんと会場でのサプライズ発表に。司会のkatsudion氏が「受賞したのは……Nesty選手です!」と名前を呼ぶと、会場から大きな拍手が送られました。
驚きながらも笑顔で壇上に上がるNesty選手。「受賞できた理由はなんだと思いますか?」という質問には「やっぱ……“どすこい”ですかね」と照れながら返答し、観客席から盛大な笑い声が上がりました。プレイングで見せるのはもちろんのこと、こういう場面ではしっかりと笑いを取ることができる。まさに視聴者投票で選ばれた理由がわかる一幕でした。

以上でメインイベントであるメダルの授与式が終了。最後まで和気あいあいとした雰囲気は変わらず「LJL 2025 STORM After Party」の時が過ぎていきました。
続く戦いである「LJL 2025 IGNITE」メインステージは5月21日(水)の17時よりスタート。新たなバウンティマッチ形式が、試合にどういう影響を及ぼすのか。楽しみにしながら始まる時を待ちたいと思います。