『LoL』世界観をベースにした新作TCG『Riftbound』はレーン戦の興奮をカードゲームで再現―ゲームのルールや登場するカードをご紹介

Riot Gamesが新作TCG『Riftbound』を発表!『LoL』の世界観をベースに、戦場制圧とリソース管理が鍵を握る戦略的なリアルカードゲームです。

League of Legends アップデート
『LoL』世界観をベースにした新作TCG『Riftbound』はレーン戦の興奮をカードゲームで再現―ゲームのルールや登場するカードをご紹介
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『リーグ・オブ・レジェンド』を手掛けるライアットゲームズが、同作の世界観をベースにした完全新作トレーディングカードゲーム『Riftbound』を発表しました。本記事では、現在公開されているゲームシステムやカードの種類、そして気になるリリース時期まで、その全貌を詳しくご紹介します。

なお、『Riftbound』は2025年夏に中国でローンチされ、2025年には多くの英語圏の国々で、そして2026年にはさらなる地域で展開される予定です。2025年6月9日から7月18日までプレビューシーズンが実施されており、10月に正式リリースされます。 気になる日本でのリリース時期は未定です。

◆『Riftbound』ゲームの目的と勝利条件

ゲームの目標は、“戦場”を制圧してポイントを獲得することです。戦場は『LoL』のレーンに相当し、最大3枚がボード上に設置されます。

戦場を制圧するたびに1ポイントを獲得し、次の自ターンまで制圧し続けられると、ターンごとにさらに1ポイントを獲得できます。勝利スコアは通常ゲームで8ポイント、チーム戦では11ポイントに設定されています。

◆ゲームの基本的な流れ

各プレイヤーはデッキの一部として戦場を持ち込みますが、ゲームが始まると全ての戦場が自由に奪い合える状態になります。相手が戦場を支配している場合、自分の軍勢と相手の軍勢が戦います。ユニットは“マイト(戦闘力)”を使って相手ユニットにダメージを与えます。戦闘終了時に自分のユニットだけが残っていれば、その戦場を制圧し、支配権を得られます。

強力なカードをプレイするためには、“ルーン”と呼ばれるリソースカードが必要です。ルーンはメインデッキとは別のルーンカードデッキから供給されます。ルーンカードデッキは12枚のカードで構築されます。

各ターンに2つの新しいルーンを自動で獲得し、ルーンは一時的に横向きにして通常コストを支払うか、ルーンデッキに戻してより強力なカードのコストとして完全に消費するかの2通りで利用できます。

◆カードの種類とその役割

Riftboundには様々な種類のカードがあり、それぞれがゲームプレイにおいて独自の役割を担います。

  • チャンピオン: デッキの核となるカードで、デッキに含めるカードの「ドメイン」(色)を決定します。チャンピオンには2種類あり、コマとして使うカードと、戦場には出ませんがデッキの特性を決める特殊能力を持つ“レジェンドチャンピオン”があります。

  • ユニット(Units): 戦場に送り出すコマです。ユニットは“Might(戦闘力)”を持ち、そのMight以上のダメージを受けるとキルされます。ユニットは通常、プレイ時に“Exhausted(疲弊)”状態で戦場に出て次ターンから行動できますが、一部の特殊ユニットは最初から行動できる“Ready”状態で出ることができます。

  • 呪文(Spells): 戦いを有利に進めるための効果をもたらすカードで、使用された後にボードには残りません。

  • 装備品(Gear): チームを強化するカードで、使用すると永続的にボードに残ります。

  • ルーン(Runes): カードを召喚時のコストを支払うためのリソースカードで、メインデッキとは別の“ルーンデッキ”(計12枚)から、各ターンごとに2枚の新しいルーンを獲得できます。

  • 戦場(Battlefields): 『LoL』のレーンに当たるカード。このカードを支配することが勝敗を決定します。 戦場は各プレイヤーがデッキの一部として持ち込むカードで、合計3枚を召喚可能=3レーン。 各戦場カードにはそれぞれ効果があり、1vs1のときは両プレイヤーが1枚ずつ、そして後攻側が最後の1枚を設置できます。

  • デッキ構築: メインデッキは最低40枚のカードで構成され、同名のカードは最大3枚まで含めることができます。ルーンデッキは12枚のルーンカードで構成されます。デッキの「ドメイン」はチャンピオンレジェンドによって決定されます。

  • ドメイン(Domain): ほとんどのカードは6つのドメイン(Fury、Calm、Mind、Body、Chaos、Order)のいずれかに属し、それぞれに色とユニークなシンボルが割り当てられています。

◆カードのレアリティと種類

『Riftbound: Origins』は初のセットであり、300種類以上のカードが存在します。メインセットには合計298枚のカードがあり、その他に特別な“オーバーナンバーカード”という最高レアが含まれます。

  • カードのレアリティは“コモン” “レア” “エピック”そして“オーバーナンバー”の順に高くなっていきます。

  • 一部のレジェンドカードには、Riot Gamesのアーティストによるシークレットレアの別イラストバージョンが存在します。

  • カードには「a」の文字がコレクター番号の末尾についている別イラストバージョンや、コレクター番号が298より大きいオーバーナンバーカード、そしてアーティストのサインが入ったシグネチャーバージョンといった特別なカードも存在します。

  • 『Origins』のメインセット(セットコード: OGN)の全てのカードにはホイルバージョンがあり、レア、エピック、オーバーナンバーカードは最初からホイル仕様です。

こちらの公式ギャラリーから、現在の公開されているすべてのカードのイラストと効果を確認できます。

◆ゲームディレクターに訊く、のQ&A

最後に、『Riftbound』のゲームディレクターを務めるDave Guskin氏とのインタビューをお届けします。

ーー 『Riftbound』を作ったきっかけは何でしたか?

Guskin: Riot Gamesは、中国に新しいTCGをもたらす機会を見出しました。中国市場は非常に独特であり、新たな奥深い戦略や人気のIPを持つ競合を歓迎する傾向にあります。この状況を受け、開発チームはまずマルチプレイヤーを第一に考えたテーブルカードゲームの探求を開始しました。

中国市場向けに『Riftbound』を開発した後、私たちはRiot Gamesの強みと「サービスが行き届いていない」新規顧客層を組み合わせることで、グローバルな顧客層に訴求する機会があることを認識しました。

ーー 構想からリリースまでどれくらいかかりましたか?

Guskin:Riftboundは、当社の他のゲームと比較してはるかに短い開発期間でした。実際、開発期間は20ヶ月未満です。

ーー 今回は約300枚のカードが用意されていますが、なぜこれらのキャラクターを選んだのですか?

Guskin:Riftboundの最初のセットは“オリジンズ(Origins)”と名付けられており、このセットには主に二つの目標がありました。

一つは、リーグ・オブ・レジェンドのプレイヤーが知っていて愛着を持っている様々なチャンピオンたちを幅広く提供すること、そしてTCGプレイヤーが慣れ親しんでいる戦略も提供することです。

もう一つは、新しいデッキ構築ゲームの基盤となることであり、そのため、カジュアルなプレイヤーから熱心な競技者まで、あらゆる層のプレイヤーが探求できる多くの要素が含まれています。具体的に“オリジンズ”のために、私たちはルーンテラの世界中のチャンピオンからバランスの取れた組み合わせを選びました。チャンピオンの選定は、人気、認知度、プレイスタイル、そしてメカニクスなど、いくつかの異なる方法に基づいて行われました。


『リーグ・オブ・レジェンド』という広大な世界観と、TCGならではの奥深い戦略性が融合した『Riftbound』。単なるキャラクターゲームに留まらない、"戦場"の支配を巡る駆け引きやユニークなリソース管理は、熟練のカードゲーマーをも唸らせるポテンシャルがありそうです。美麗なアートワークや希少性の高いカードの存在も、『LoL』ファンやコレクターたちの心を惹きつけるでしょう。

中国でのローンチを皮切りに、この新たなカードゲームが世界のTCGシーンにどのような衝撃を与えるのか、そして日本展開に関する続報から目が離せません。


《いーさん》

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