Delight chay「GONさん、Xフォローしてください!」―“上手ぶらない”や“東大式VALORANT”など、初の大舞台に上がるDelightの裏側に迫る【VALORANT Challengers Japan 独占インタビュー】

VCJ 2025 Split 3 Main Stageが7月11日(金)に開幕。Delight所属のchay選手にインタビューを実施しました。Delightというチーム自体についてやコーチの話、chay選手自身の目標、ブートキャンプ中の珍エピソードなど伺いました。

VALORANT インタビュー・コラム
Delight chay「GONさん、Xフォローしてください!」―“上手ぶらない”や“東大式VALORANT”など、初の大舞台に上がるDelightの裏側に迫る【VALORANT Challengers Japan 独占インタビュー】
Delight chay「GONさん、Xフォローしてください!」―“上手ぶらない”や“東大式VALORANT”など、初の大舞台に上がるDelightの裏側に迫る【VALORANT Challengers Japan 独占インタビュー】
  • Delight chay「GONさん、Xフォローしてください!」―“上手ぶらない”や“東大式VALORANT”など、初の大舞台に上がるDelightの裏側に迫る【VALORANT Challengers Japan 独占インタビュー】
  • Delight chay「GONさん、Xフォローしてください!」―“上手ぶらない”や“東大式VALORANT”など、初の大舞台に上がるDelightの裏側に迫る【VALORANT Challengers Japan 独占インタビュー】
  • Delight chay「GONさん、Xフォローしてください!」―“上手ぶらない”や“東大式VALORANT”など、初の大舞台に上がるDelightの裏側に迫る【VALORANT Challengers Japan 独占インタビュー】
  • Delight chay「GONさん、Xフォローしてください!」―“上手ぶらない”や“東大式VALORANT”など、初の大舞台に上がるDelightの裏側に迫る【VALORANT Challengers Japan 独占インタビュー】
  • Delight chay「GONさん、Xフォローしてください!」―“上手ぶらない”や“東大式VALORANT”など、初の大舞台に上がるDelightの裏側に迫る【VALORANT Challengers Japan 独占インタビュー】
  • Delight chay「GONさん、Xフォローしてください!」―“上手ぶらない”や“東大式VALORANT”など、初の大舞台に上がるDelightの裏側に迫る【VALORANT Challengers Japan 独占インタビュー】

DelightはPremier V25 Act 2 Japanで優勝し、Challengers 2025 Japan Split 3 Advance Stageの出場権を獲得。Advance Stageではアッパーファイナルで一度敗れたものの、グランドファイナルでリベンジを果たし、見事Main Stageへの出場を決めました。若手メンバーの多いチームで、Advance Stageを勝ち抜いた勢いそのままに7月11日(金)に開幕するSplit 3 Main Stageに臨みます。

本稿ではDelightのchay選手へのインタビューをお届けします。彗星のごとく現れた「Delight」の雰囲気や魅力、特徴やSplit 3でのチーム・個人の目標などを伺いました。

◆Advance Stageを経て培った自信

――まずはMain Stage進出、 おめでとうございます。Advance Stageを勝ち上がった今の感想を伺えますか?

chay:ありがとうございます!自分たち、やれるんだなと思いました。

――ヘイヴンのフェニックス構成や、スプリットのスカイ入りダブルコントローラー構成など、独特な構成が多いように感じます。この構成は誰の提案によるものなのでしょうか?

chay:メインコーチのDhimorutoコーチとサブコーチのsiegコーチが話し合って持ってきます。自分はコーチが持ってきた構成に抵抗はありませんが、Only1は「俺はデフォやりたい~」とよく言ってますね(笑)

――Advance Stageではしっかり勝ち上がったという印象を受けましたが、勝ち抜く上でチームが最も成長したなと思う点はどこですか?

chay:セット練習をブートキャンプ中にするようになりました。今までセットに自信が持てていなくてゆっくりな攻めになっていましたが、自信を持てるようになってからは 「単純にサイト行けばいいじゃん」「サイト中からエイムで破壊すればいいじゃん」というマインドになれたことが大きな成長だと思います。

――ブートキャンプという話が出ていましたが、SCARZのオフィスで実施されているという話を聞きました。ブートキャンプ中に起きた珍エピソードなどはありますか?

chay:ブートキャンプ中、近くの宿で夜寝ている時にOnly1が「ハナ、トゥー、セ(1、2、3)」と寝言で言っていて、寝ながらタイミングを合わせていたことが面白かったです(笑)

――(笑)。それを実際に聞いたんですか?

chay:めっちゃ聞こえました(笑)

――Delightではインゲームのコールは韓国語なんですか?

chay:いや違います(笑)。「3、2、1 」とか「せーの」ですね。夢の中でランクでもやってたんですかね?(笑)

◆3IGL体制…若手5人で構成されるDelightについて

――Delightは2023年に設立された比較的新しいチームです。改めてチームのアイデンティティを教えてください。

chay:オーナーがもともとプロゲーマーだったこともあってか、 選手への理解があり、かなりやりやすい環境にあります。

――チームメンバーやチームの雰囲気について教えてください。

chay:ほかのチームよりも自由な雰囲気です。チームメンバーは年齢層が若いこともあって「ガキ」ですね(笑)

――今19歳ですよね?ほかのチームメンバーの年齢は何歳ですか?

chay:僕は19歳です。一番下がg4llで17歳、Lucaが18歳でfukukeNが20歳、Only1は21歳です。

――誰がチームを引っ張るモチベーターですか?

chay:やはりfukukeNとOnly1です。

――ご自身はどういうポジションですか?

chay:自分はIGLなのですが、fukukeNとOnly1にも助けられてやっていてほぼ「3IGL」のような形です。助けてもらいながらチームリーダーとしての役割を担っています。

――先ほど雰囲気が「ガキ」とおっしゃっていたと思うのですが、チームリーダーということで皆さんをまとめたりしますか?またはみんなをなだめたりするかたはいますか?

chay:メンバーにはなだめる人はいないですね(笑)。Dhimorutoパパがやってくれます。

――いないんですね(笑)。みんながワイワイしてるところにDhimorutoさんが「おいおい」って感じですか?

chay:たまにDhimorutoさんも混ざってきますけどね(笑)

――このメンバーに注目してくださいという方がいれば教えてください。

chay:Only1です!

◆キーワードは「上手ぶらない」―3名のコーチ陣

――コーチから「上手ぶらない」という発言があったと思うのですが、これはどういう意味だったのでしょうか?

chay:さきほど 「セット練習をしたことでゆっくりした攻めが少なくなった」と話しましたが、 まさにそれです。今まではエリアを取ったり、取り返したりする、 ゆっくりとした攻めをしていました。それをやめ「上手ぶらない」でセットを使ってガツンとサイトを取りに行くということです。

――コーチは今3名体制ですか?それぞれのコーチにどんな特徴がありますか?

chay:Dhimorutoコーチが元プロだったことを活かして撃ち合いなどのミクロの部分、siegコーチは戦術などのマクロ面、oft0nnコーチはVCなどのコミュニケーションをそれぞれ担当しています。

――oft0nnコーチは「東大式VALORANT」が一つの特徴だと思うのですが、どういったものなのでしょうか?

chay:「東大」を活かしての言語化がうまく、話がわかりやすいです。

◆FENNELで使われている作戦名「chay」GONさんフォローして!

――Advance Stageではオーメンでの活躍が目立っていたと思うのですが、コントローラーとしてどういうところを意識していますか?

chay:守りは無駄なスモークを炊かないということ、必要なところにスモークがあるという状態が続くことを意識しています。攻めは 、主に設置後に大胆な動きを求められる状況でも、できるだけ死なない、戦闘に行かないということを心掛けています。

――ご自身でもリポストしていたFENNELのEulerコーチが「GONが使うTPのうち8割はchayくんからパクっているという逸話がある」というポストは本当なんですか?

chay:自分が聞いたのは、アビスで開幕2回シュラウドステップしてミッドを詰めるという作戦を、FENNEL内で「chay」という作戦名でやっていると聞いたことがあります。でもポストにある8割は絶対嘘ですね(笑)

――もし、GON選手に伝えたいことがあったらどうぞ!

chay:Xのフォローしてください!(笑)

chay選手Xアカウント(https://x.com/chaydayo

◆大舞台に臨むチャレンジャーの心構え―ジャイアントキリングを目論むDelightが目指す先はMain Stageの優勝

――今回大舞台への初挑戦になると思うのですがプレッシャーなどはありますでしょうか?

chay:意外といけるんじゃないかなという気持ちがあります。

――それはAdvance Stageを勝ち上がれたことからくるものでしょうか?

chay:そうですね!

――Main Stageで戦う8チームのなかで特に戦ってみたいチーム・選手はいますか?

chay:チームとしては、今一番強いRIDDLEと戦いたいです。選手はQTDのKippei選手です。Kippei選手とは仲が良く、スモーク勝負でもあるので。

――そこにGON選手は入らないですか?

chay:GON選手とも戦ってみたいですね!

――Split3 Main Stageで「まずは1勝」「上位チームを倒してジャイアントキリングをする」のようなチームが掲げている具体的な目標を教えてください。

chay:優勝ですね。1勝に留まらず優勝までしたいです。

――個人としての目標を教えてください。

chay:今はfukukeNとOnly1に助けられながらIGLを務めていますが、ゆくゆくは1人でチームをまとめられるような良いIGLになりたいです。

――Main Stageは自身にとって大舞台になると思いますが、 自分のどのような強みを見せたいですか?

chay:人数不利状況での大胆なスモークの使い方を見てほしいです。

――格上だと思うチームと対戦する際の心構えはありますか?

chay:ビビらないことです。自信を持って撃ち合えば撃ち勝てるメンバーが揃っていると思います。

――チームとしての仕上がりはどうですか?

chay:かなりいい状態だと思います。

――Advance StageでDelightファンになった方もかなりいると思います。これからDelightファンになる方に向けてチームの魅力やご自身の注目、アピールポイントをお聞かせください。

chay:チームとしては、今までの日本『VALORANT』シーンにはなかった力強いプレイが見せられると思うので、ジャイアントキリングが見たい人は特に注目してほしいです。個人のプレイとしては「コントローラーといえばこの人」となれるように頑張ります。

――Main Stageへの意気込みと応援してくれているファンのみなさんへのメッセージをお願いします。

chay:Advance Stageの勢いのまま、Main Stageも全チーム倒して優勝を目指すので応援よろしくお願いします!

――ありがとうございました!


VALORANT Challengers Japan 2025 Split 3 Main Stageは7月11日(金)から開幕。プレミアから駆け上がりMain Stageまで到達した若き新星Delightは今大会の台風の目となれるのか。Delightの初戦は同日の第2試合にて、FENNELと戦います。Advance Stageで得た自信を糧に、Delightが起こすジャイアントキリングを見届けましょう!

※UPDATE(2025/07/09 18:00)掲載当初、chay選手の名称表記に誤りのある部分がありました。お詫びして訂正いたします。


<取材:内 真愛美/執筆:佐藤颯哉/質問監修、編集:岡野朔太郎/撮影:松田和真>




《佐藤 颯哉》

FISTBUMPのメールマガジンでは、FISTBUMPに掲載されるニュースの中から、厳選した記事をお届けします!ライアットの注目ニュースを見逃さないようにしましょう!

関連タグ

佐藤 颯哉

ゲーム中心のせいかつ 佐藤 颯哉

好きなエージェントはブリーチ・ソーヴァでイニシエーターOTP。 好きなチャンピオンはティーモ。 『ポケットモンスター』「Chronicle」「関優太」「猫麦とろろ」「一ノ瀬うるは」ファンボーイ。

編集部おすすめの記事

特集