チームと共に歩む英雄たち―2025年LCKシーズン注目の「フランチャイズスター」5人を紹介【リーグ・オブ・レジェンド】

4月2日から開幕するLoL最高峰のリーグ「LCK」。今回はその中でも最近、耳にすることが多いフランチャイズスターについて詳しく紹介します。

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チームと共に歩む英雄たち―2025年LCKシーズン注目の「フランチャイズスター」5人を紹介【リーグ・オブ・レジェンド】
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4月2日(水)から『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』最高峰のリーグ「LCK」が開幕します。世界最高レベルの激戦が繰り広げられるこの舞台で、長年にわたり一つのチームで戦い続ける選手たち。彼らは単なるプロプレイヤーではなく、チームのシンボルとなり、ファンの心を掴み続ける存在、フランチャイズスター—その意味と、LCKを代表する5人の選手たちの物語に迫ります。

◆そもそもフランチャイズスターって何?

LCKの韓国語実況などを聞いていると、度々「フランチャイズスター」という言葉を耳にしませんか?韓国語に馴染みのない方でも、この言葉を耳にしたことがある方は少なくないでしょう。

フランチャイズスターに明確な定義はありませんが、一般的には特定のチームに長期間在籍し、そのチームの顔や代表となる選手を指します。

この「フランチャイズスター」という言葉が最近より頻繁に使われるようになった背景には、選手とチーム間の“契約形態の変化”があります。

従来のLCKでは、選手がチームと再契約する場合は1年契約などの短期間での契約が主流でした。しかし、近年では2年や3年といった複数年契約がトレンドであり、結果として選手が同一チームに在籍するケースが増えています。

このような環境変化により、フランチャイズスターが生まれやすい土壌が形成されているのです。それでは、LCKを代表する「フランチャイズスター」5人を紹介していきます。

◆Faker(T1)

LCKのみならず世界を代表する不死の大魔王「Faker」選手は2013年にSK Telecom T1(現T1)へ加入してから、デビュー12年が経った今でも一度も他のチームへ移籍することなく、T1一筋を貫くフランチャイズスターです。WorldsやLCKなど国内外で数々のタイトルを獲得してきました。

その功績の大きさからT1だけでなく『LoL』の顔とも言えるFaker選手ですが、実は今シーズンが3年契約の最終年となります。

2023年と2024年のWorldsで連続優勝し、SKT時代以来となる2度目の2連覇を達成するなど、12年目のベテランとなった今でも最前線で活躍し続けているFaker選手。しかし、国内では2022年のSpring以降、LCKタイトルから遠ざかっており、厳しい状態が続いています。3年契約の最終年に、3年ぶりとなるLCKのタイトルをT1に再びもたらすことができるのか注目です!

◆Chovy & Ruler(Gen.G)

続いて紹介するのは、Gen.GのMIDレーナーであるChovy選手と、ADCを務めるRuler選手です。

2023年シーズン、長年チームの顔であったRuler選手が中国チームへ移籍。これにより、新たなチームの顔となったのがChovy選手です。Ruler選手不在の間、Chovy選手はGen.Gの新たな象徴として前人未到のLCK4連覇という偉業を達成し、Gen.Gの新たなフランチャイズスターとして活躍しました。

一方、中国へ移籍した後も「終わる時はGen.Gで引退したい」と古巣への愛を語っていたRuler選手が今シーズンからGen.Gに復帰。Chovy選手とRuler選手は2027年までの3年契約を結んだことも発表され、両フランチャイズスターの新契約が大きな話題を呼びました。

Chovy選手&Ruler選手が2027年までの3年契約を発表した動画

昨年はMSI優勝を果たし、7年ぶりにLCKチームのMSI優勝という功績を残したGen.G。MSI優勝の勢いそのままに、Summerのリーグ戦ではLCKの無敗記録を更新するなど圧倒的な強さを見せつけ、首位独走でプレーオフに進出。しかし決勝ではHanwha Life Esports(HLE)にまさかの敗戦を喫し、WorldsでもT1に敗れ、最終的には悔しい結果で2024年シーズンを終えることになりました。

今シーズンは、新たなチームの顔であるChovy選手と、Gen.Gで唯一の永久欠番を持つRuler選手が2022年シーズン以来となる2年ぶりに再会。この二人がどのような相乗効果を見せてくれるのか、期待が高まります。

◆ShowMaker(Dplus KIA)

2020年のWorlds王者であるShowMaker選手もまたフランチャイズスターの一人です。

ShowMaker選手はチームがまだ2部リーグに在籍していた時代からDAMWON Gaming(現Dplus KIA)に所属しており、LCKではFaker選手の次に長く同一チームに在籍し続けている選手です。

2020年のWorldsを共に制すなど、ShowMaker選手と同様にDKのフランチャイズスターだったCanyon選手が2024年シーズンでGen.Gに移籍した際も、ShowMaker選手は3年契約でDKに残留。再契約発表動画では「チームに再契約の意思が無かったら選手を休むことにしていた」や「僕はこの場が無くなるまでDKです」とチームへの強い愛情を口にしていました。

2023年に公開されたShowMaker選手の再契約インタビュー動画

今シーズンは2020年のWorldsで共に優勝を果たしたSUPのBeryL選手がDKに復帰し、TOPには昨年LCK CL(LCK2部)で驚異のシーズンソロキル79回を記録したスーパールーキーSiwoo選手がコールアップで加入。プレシーズンであるLCK CUPのグループバトルでは参加した10チームで唯一の全勝をマークするなど、チームとしての高いポテンシャルを示しました。今シーズンから新たに形成されるベテランと若手の融合に大きな期待がかかります!

◆BDD(KT Rolster)

最後に紹介するのは、KT Rolster(KT)に所属するBDD選手です。

BDD選手は2019年シーズンにKTへ加入し、1年で他チームへ移籍しましたが、2023年シーズンからKTに復帰しました。昨シーズンの終了後に契約満了となりましたが、新たに2026年まで2年契約での再契約を発表しました。再契約発表時にチームが公開したインタビュー動画では「KTというチームでフランチャイズスターを務めることができるのがとても嬉しい」と語るなど、新たなフランチャイズスターを任された決意を語りました。

KTが公開したBDD選手の再契約インタビュー動画

新たなフランチャイズスターとして期待されるBDD選手ですが、LCK CUPでもその名に恥じぬ活躍でチームを牽引。チームは苦しい状態が多く見られましたが、その中でもBDD選手のおかげで勝利をもぎ取った試合が何度もあり、存在感の大きさをプレー面でも証明しました。新たなチームの顔としてどのように成長していくのか目が離せません!

◆おわりに

今回はLCKの顔となる「フランチャイズスター」たちについてお伝えしました。

以前、別の特集記事で紹介したPeanut選手のように、沢山のチームを渡り歩きながら活躍する選手もいれば、今回紹介したフランチャイズスターたちのように、チームと共に長い道のりを歩む選手もいます。

選手には選手それぞれのストーリーがあるということを頭の片隅に置きながら、LoL Esportsを観戦すると、また新たな魅力を発見できるかもしれません。

LCKの正規シーズンは4月2日(水)午後5時から開幕します。



《えごいすと》

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LoL Esportsをもっと楽しく、もっと面白く えごいすと

1995年生まれの日韓ハーフだが、生まれも育ちも東京都。前職はプロ野球関係の仕事をしていたものの、LoLとLCKが好きすぎるあまり退職。LCKとLoL Esportsの面白さをもっと多くの人に広めるため、動画投稿などを中心に多角的に活動中。好きなものは少女時代と韓国ドラマ。推しはイム・ユナ。

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