韓国のLoL Parkで開催中の『リーグ・オブ・レジェンド』最高峰リーグ「LCK」。LoL Esportsシーンにおいて世界最強ミッドレーナーと名高いGen.GのChovy選手に独占インタビューを行いました。取材を行った5月8日、Gen.Gは好調のNongshim RedForce(NS)に2-0でストレート勝利し、シーズン無敗で首位を維持。本稿では、その試合後に伺ったインタビューの模様をお届けします。
◆幸せそうなLehendsが見られて嬉しい(?)
――今日は好調のNSとの対戦でした。まずは試合の感想をお願いします。
Chovy:試合中にはミスから危うい場面もありましたが、最終的に勝利できてよかったです。
――1セット目ではアーリをピックしましたが、アーリを選択した理由を教えてください。
Chovy:1セット目ではアーリを選びました。対面のアジールに対して、レーンをプッシュして先手を取りやすく、かつイニシエートできるチャンピオンが有効だと判断しました。レーン戦の細かい有利不利は自身の技量でカバーできると考え、そういった戦略的な価値を評価してのピックです。
――今日の対戦相手であるNSには元チームメイトで仲の良いLehends選手がいましたが、Lehends選手に何かメッセージがあればお願いします。
Chovy:スーッ.....(息を大きく吸う音×3)Lehends選手に一言ですか。最近、Lehends選手が太ったという噂、ちらほら聞きますね。でも、人は幸せだと太るって言いますし。……だとしたら、お幸せそうで何よりです(笑)
――先週はGen.G初のホームイベント「Gen.G HOME STAND」が水原(スウォン)で開催されました。水原はいかがでしたか?
Chovy:水原へは試合の前日に入り、会場近くで食事などをしました。コンベンションセンター(会場)周辺を散策して、「住むのに良い街」とはこういうことかと実感しました。実際に住んでみたくなるほど、素晴らしい場所でしたね。

◆MIDレーンの秘訣は「集中力」
――Gen.Gは今シーズン、無敗で連勝が続いていますが、Chovy選手は今のチーム状況をどのように捉えていますか?
Chovy:開幕から連勝が続いていますが、連勝記録そのものに大きな意味は見出していません。常にどの試合で負けてもおかしくないという意識でいます。『絶対に連勝し続けなければならない』といった固定観念に縛られないことこそが、継続的な好成績に繋がっているのではないでしょうか。
――Chovy選手は現状、MIDレーナーの中で「世界一」の呼び声が高いですが、MIDレーンでの秘訣などはありますでしょうか?
Chovy:MIDの秘訣ですか……それが自分だけのものかは分かりませんが、やはり集中力でしょうか。特にレーン戦では、試合の流れを左右する無数の分岐点が存在します。そういった重要な局面で最大限に集中し、相手にプレッシャーをかける能力が、他の選手よりも長けている部分だと自己分析しています。
――実は私、Chovy選手のオレリオン・ソルが好きなんですが、今シーズンもどこかで見られたりしますか...?
Chovy:僕自身、オレリオン・ソルを試合で使わなくなって久しいので、またプレイしたい気持ちはあるのですが…。以前、大幅なナーフを受けてしまったため、今後も使用する機会は少ないかもしれません(笑)
――今シーズンの目標を教えて下さい。
Chovy:今シーズンの目標は、現在の高いパフォーマンスレベルを維持し、さらにそれを高めていくことです。

◆日本の文化が好きなので、機会があれば日本に行きたい
――先週、Ruler選手にインタビューした際に「日本のイベント出演のオファーが来たら出演してくださいますか?」と聞いたら「良いですね」と快諾してくれました。Chovy選手はいかがですか?
Chovy:僕も日本に招待していただけるなら、ぜひ訪れたいと思っています。元々日本の文化などが好きなので、Ruler選手と同じく、喜んで参加するでしょう。もちろん、機会があればの話ですが(笑)
――最後に日本のファンヘメッセージをお願いします。
Chovy:日本でLoL Esportsを、そして僕たちGen.Gを応援してくださり、さらにはLCK全体にも関心を寄せてくださるファンの皆さんに、とても感謝しています。これからも良い姿をお見せできるよう頑張ります。
――インタビューありがとうございました!
Chovy:ありがとうございました。
Xでは、Chovy選手から日本のファンに向けた日本語での挨拶も公開されています。そちらもぜひチェックしてみてください!