Esports ChartsとEsports Criticは、2025年2月の韓国国内におけるeスポーツ大会およびLCKプレイヤーの視聴者数などのデータを公開。Gumayusi選手が最も多くのピーク視聴者数を記録したことや、LCKプレイヤーの個人配信時間などが明らかになっています。
◆配信が上手い選手は“スーパースターになる資質がある”


LCKプレイヤーの個人配信における同時視聴者数ではT1、Hanwha Life Esports(HLE)のプレイヤーがズラリ。言わずと知れたFaker選手を僅差で抜いて一位にいるのはボットレーナーのGumayusi選手です。配信時間ではFaker選手が約39時間、Gumayusi選手が約53時間と、練習の合間をぬって少なくない時間を配信に費やしていることがわかります。
eスポーツプレイヤーが配信を行うことについてEsports Criticは、大会の成績が重視されるスポーツの性質上“難しい側面がある”としつつも、ファンにとって大会後の振り返り配信などは貴重なコンテンツであり、個人配信が上手いプレイヤーにはファンが多くつき、“スーパースターになる資質があると見なしても差しつかえないだろう”と述べています。
◆韓国ではLCKが桁違いの人気、『VALORANT』も伸びる
また、同月のeスポーツ韓国語放送におけるピーク視聴者数でもLCKが約85万人を記録しトップに。2位のVCT Pacific(約9万)と圧倒的な差をつけています。後述の通り『VALORANT』も韓国で注目を高めるなか、LCKの圧倒的な人気が改めて示されました。

なお、Masters Bangkokで最高ピーク視聴者数を記録するなど『VALORANT』も急速な成長をみせています。韓国語放送の最高同時視聴者数が約17.3万人を超え、韓国の配信プラットフォーム「CHZZK」でも過去最高の5.4万人を記録しました。

今回のデータから、LCKの圧倒的な人気が改めて示されるとともに、T1の選手たちがトッププレイヤーでありながらも個人配信を通じてファンとの交流を深めていることが明らかになりました。今後もプロプレイヤーの個人配信がどのようにeスポーツシーンに影響を与えていくのか、注目が集まります。