6月27日からカナダ・バンクーバーで開催中の「MSI 2025」。日本時間7月10日に行われたアッパーファイナルでは、LCK所属のGen.G Esports(Gen.G)とT1による同地域対決が繰り広げられ、フルセットの激戦の末にGen.Gが2年連続となる決勝進出を決めました。
◆決勝進出をかけた一戦は、お互い一歩も譲らない激闘に
勝てば決勝進出となる大事な一戦は、1セット目をGen.Gが制して幕を開け、2セット目はT1が勝利。続く3セット目でGen.Gが勝利し、先に決勝進出への王手をかけましたが、T1が4セット目を取り返して逆王手をかけ、勝負は最終の5セット目へと持ち越されました。
5セット目では序盤にT1が大きな有利を築き、そのままスノーボールを完成させるかと思われましたが、苦しい状況ながらも土俵際で粘り続けたGen.Gが、Ruler選手のジンクスによるハイパーキャリーの活躍で試合に勝利し、2年連続となるMSI決勝進出を決めました。
また、この試合でT1のFaker選手は史上初となる国際戦での1000キルを達成。6日に行われたBilibili Gaming(BLG)戦で史上初の国際戦200勝を達成したFaker選手でしたが、この日もまた一つ偉大な記録を打ち立てました。
さらに、Esports Chartsによると、この注目の一戦のピーク時視聴者数は267万人(中国プラットフォームを除く)を記録し、今大会で最多視聴者数を記録していた4日のT1 vs CTBC Flying Oyster(CFO)戦の約167万人を、100万人以上大きく上回りました。
この試合に勝利したGen.Gは日本時間13日午前9時から行われる決勝への進出が確定。一方、敗れたT1は12日に行われるロワーファイナルでAnyone's LegendとBLGの勝者と対戦します。