DFM Aria「レベルが高いと感じたLCP、自分自身もチーム全体もアップグレードが必要」―SHG戦後に敗因やLCPを振り返る【LCP Season Kickoff】

今シーズンの「LCP」は残念ながら敗退となったDFM。本稿では、SHG戦の試合直後に行なったAria選手へのインタビューの様子をお伝えします。

League of Legends インタビュー・コラム
DFM Aria「レベルが高いと感じたLCP、自分自身もチーム全体もアップグレードが必要」―SHG戦後に敗因やLCPを振り返る【LCP Season Kickoff】
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2025年1月中旬に開幕した『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域の新リーグ「LCP」。2月15日にはSeason Kickoff Day13が行われ、ついに「DetonatioN FocusMe(DFM)」対「福岡ソフトバンクホークス ゲーミング(SHG)」という日本チーム同士の熱い戦いが繰り広げられました。

奇しくも勝ったほうが次のラウンドへ進み、負けたほうが敗退という運命の対決。試合は常にシーソーゲームの様相を呈し、どちらが勝つか最後までわからない手に汗握る状況が続きましたが、最終的にSHGが2-0で勝利となりました。

残念ながらDFMのKickoffはここで終了となりましたが、試合終了直後に韓国人プレイヤー・Aria選手にお話を伺うことができたので、そのときの様子をお伝えします。

これまで上手くいっていなかった部分が全部出てしまった

──本日は日本チーム同士の対戦ということで、国内での注目度が高い試合でした。DFMは残念ながら敗北となりましたが、まずはSHG戦を終えての感想からお願いします。

Aria:今日は日本チーム同士の対決というのももちろんですが、負けたら敗退という状況だったのですごく勝ちたかったんですけど、結果的にこれまで上手くいっていなかった部分が全部出てしまったような気がします。だからすごく悔しいですし、自分自身に対しても怒りが湧いていますね。

──これまで上手くいっていなかった部分が出てしまったということですが、具体的に挙げるとしたらどんな点でしょうか。

Aria:チームの集団戦におけるポジションや全体的なマクロ、コミュニケーションなどが挙げられるかと思います。

──今回はFATE選手とのMID対決に大きな注目が集まりました。実際に戦ってみた感想を聞かせてください。

Aria:実はLCKで一度対戦したことがあるんですけど、かなり前なのでそのときのことはあまり覚えていなくて(苦笑)。今日戦ってみて、レーン戦が上手いなと感じましたね。それと、全体的なファイトポジションも上手かったと思います。

──では、試合についてもお伺いしたいと思います。まずはGame1、一度はDFMが逆転したもののそこからさらにひっくり返されてしまいました。惜しい試合だったと思いますが、振り返ってみてどうでしたか。

Aria:MIDの集団戦で「戦おう」というコールが大きく出ていたので僕がポジション取りをしたんですけど、レオナにつかまって僕がデッドした状態から始まりました。僕がやられた時点ですでにゲームが傾いた状況だったと思うのですが、そこから逆転されてしまいましたね。

僕としてはディーラー陣が前に出るよりも僕らが攻撃しやすいような状況をチーム的につくってもらって、コールが出たときにほかのレーナー達も同じようにキルチャンスが狙えるようになれば良いと思うのですが、まだそういった部分が僕らには足りていないんです。なので、ここは絶対に修正したい部分ですね。

──続くGame2もかなりの接戦となりました。結果的に試合には負けてしまいましたが、Aria選手はアーリをピックして素晴らしいチャームなどの個人技を見せてくれました。

Aria:アーリは僕が自信のあるチャンピオンでもありますし、今のチーム状況ではコントロールメイジよりアーリみたいに自分から仕掛けられるチャンピオンを使ったほうがチーム的にも良いと思ってアーリをピックしました。全体的に自分のパフォーマンスは悪くなかったと思っています。

──では、Game2の敗因はズバリ何だったと考えていますか。

Aria:敗因はひとつではないと思うのですが、序盤にこちらがヴォイドグラブを6つ獲っていたのにサイドゲームが上手くいかなかったのは大きかったと感じています。また、アーリはアルティメットがないタイミングが弱いチャンピオンだと思うんですけど、そういったタイミングで事故が起こってしまったことなどがあるかなと。

Game2、DFMはヴォイドグラブを6つすべて獲得し、序盤は有利な状況をつくりあげていた。

◆今シーズンの目標は5位だった

──DFMとしては今日で一旦ひと区切りとなりましたが、改めてここまで「LCP」で戦ってみた感想をお願いします。

Aria:今年からリーグの形式が変わって初めて「LCP」で戦ってみて、去年のLJLやPCSよりもかなりレベルが高いと感じました。なので自分自身もそうですし、チーム全体としてもより一層アップグレードしないとなかなか大きな変化できないのかなと思っています。

──新メンバーで挑んだ今シーズンでしたが、さらにそこから急きょメンバー変更もあって大変なことも多かったかと思います。そんななかでチームの雰囲気や完成度はどうでしたか。

Aria:チームの雰囲気自体は良いと思います。とは言え完成度はあまり高くないと感じているので、MIDシーズンではそういった部分をきっちり修正していきたいですね。

──では来シーズンへの意気込みをぜひ聞かせてください。

Aria:実を言うと今シーズンの目標は5位だったんです。今シーズン5位になって、次のシーズンは4位、さらにその次のシーズンでWorldsに行くという形で成長していけたらいいなと考えていました。だけど今シーズンに思ったより成績が出せなかったので、現実的には来シーズン5位ぐらいにはなれるように頑張りたいと考えています。

──自信のほどは?

Aria:自信はいつでもあります!

──力強いお言葉、ありがとうございます。最後に、どんな状況でも変わらず応援してくださっているファンの皆さんへメッセージをお願いします。

Aria:応援してくださっていることに対して、ありがとうとしか言えないことがただただ申し訳ないです。今シーズンの試合を見てもどかしい気持ちになったファンの皆さんも多いかと思いますが、そういった部分を改善してもっと強くなって戻ってきたいと思います。

──来シーズン期待しています!インタビューありがとうございました。


日本からSHGとDFMが参加している「LCP Season Kickoff」は2月16日まで全8チームによるBo3のシングルラウンドロビンで開催。上位6チームが次のラウンドへと進み、優勝チームは国際大会「First Stand」へと進出します。SHGが出場するQualifying Seriesのラウンド1は2月18日より実施予定です。

《スイニャン》

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スイニャン

スイニャン

韓国在住時にeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warのプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後、2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を開始。2017年からはLeague of Legendsの国内プロリーグ「LJL」の公式日韓通訳に抜擢され、現在も複数タイトルで韓国人選手の通訳・翻訳活動を行なっている。自らはゲームをほとんどプレイせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。

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