2025年7月16日(日本時間)、『リーグ・オブ・レジェンド』のパッチノート「25.14」が配信されました。今パッチでは「メル」以来の新チャンピオン「ユナラ」が実装される(17日)ほか、クライアント上でプレイできる新メタゲームも登場。チャンピオンやアイテムのバランス調整も多数実施され、先日閉幕した「MSI」から大きくメタが変化するパッチとなっています。
◆トピックス
171体目のチャンピオン「ユナラ」が実装! メタゲームもプレイ可能に
今パッチにて7月17日より、新チャンピオン「ユナラ」が登場します。AAによってスタックを溜め、スキルやアルティメットで自己強化するクラシカルな性能のマークスマンで、遠距離からのダメージディールを得意としています。

そしてユナラの実装に合わせ、クライアント上でプレイできるメタゲームも登場。シン・ジャオとユナラを操作できる2D横スクロールアクション「コーシンの戦い」で精霊の花祭りに平和を取り戻す戦いと、ユナラのエピソードも描かれます。

さらに「コーシンの戦い」のストーリーモードをクリアすると、新たなメタゲーム「コーシンの中庭」も解放されます。フレンドとの合流を待つ間やLoL Esports観戦中のインターバルなど、ちょっとしたタイミングにプレイできる期間限定のメタゲームをお見逃しなく!
チャンピオンとアイテムに多数調整。クレッドは“ファイター寄り”に
「25.14」でのバランス調整は合計15体のチャンピオンに加えて、マークスマン向けASアイテムとメイジアイテム。そして「解放の魔導書」などルーンへの調整も入り、メタへの影響が多いパッチになっています。

中でも注目の存在はクレッドで、スキルのADレシオの低下によってダメージ出力が抑えられる代わりに、新たなパッシブの調整によって耐久力を確保することで、従来よりも“ファイターらしい”戦い方となるようにミニリワーク。使い手の方も、対面する方も、調整後の戦い方にご注意を。
アイテムの調整ではクラーケンスレイヤーとファントムダンサー、ルインドキングブレードというAS系アイテムが一挙に強化。今パッチではBOTレーンチャンピオンに大きな変更はありませんが、マークスマンやAS系ファイターにとってはビルドパス再考のタイミングになっているのではないでしょうか。
チャンピオンではリー・シンやブラウム、ゾーイなど各レーンで勝率の高かったピックにナーフが入っているため、ユナラの登場を含めて人気ピックの動きに注目です。なおSUPで採用率が高い「解放の魔導書」では使い方そのものに変化はありませんが、「スマイト」使用時のダメージが最大進化でも900までに抑えられているので、ダブルスマイトで中立モンスターを狙う場合に要注意の変更です。また、1週前プレビュー情報からブライアーのバフが追加されています。
◆パッチハイライト
コーシンの戦い&コーシンの中庭
コーシンの戦い
パッチ25.14における最新チャンピオン・ユナラの登場に伴い、彼女がルーンテラへと戻ってくることになった経緯を知れる新たなメタゲームをご用意しました。「コーシンの戦い」は横スクロールアクションゲームで、シン・ジャオとユナラの両方を操作してプレイします。二人はチームを組み、ユナラの寺院が再び物質世界に現れたことを受けて、彼女とともやってきた怒れるアザカナたちから村を救うために戦います。3つのステージを突破し、花祭りに平和を取り戻しましょう。
「コーシンの戦い」はモーションコミックの「巡礼」と「献身の巫女」の続きの物語となります。デマーシアに精霊の花が咲いた理由を探るために故郷に戻ったシン・ジャオは、アイオニア全体に精霊の花が咲き乱れていることを知ります。この「乱咲」が起きるのはノクサスの侵攻以来初めてのことであり、これによって物質界と精霊界が接近し、一方に存在するものが、突然他方に現れるという現象が発生します。
「コーシンの戦い」にはストーリーイベントやカットシーンがいっぱいのメインモードが存在し、これをクリアすると「咲く花に隠されて」と「あなたに祝福を」の2つのアイコンに加えて、アーケードモードと新たなメタゲームである「コーシンの中庭」が解除されます。このメタゲームは過去の精霊の花祭りイベントを楽しんでいた方ならお馴染みに思えるはずです。
コーシンの中庭
「コーシンの戦い」のストーリーモードをクリアすると、メニュー内で「精霊の契り」の精神的続編となる「コーシンの中庭」を新たに選択可能になります! かつて栄華を誇った寺院の中庭に足を踏み入れると、樹皮と石でできた4体の像があなたを迎えます。これらはあなたも良く知っている神話の存在の姿をしています。そう、再び精霊たちと友達になる時が来ました。上手くプレイできれば、ゼドがあなたを部屋に招待して、自慢のアクションフィギュアのコレクションを見せてくれるかもしれません(人形とは呼ばないように!)。
各精霊のランク1つあたり花弁1枚が必要となり、これはLoLをプレイするだけで獲得できます。連続ミッションを繰り返して完了することで花弁を報酬として入手可能で、これをそれぞれの精霊に捧げると、ランクがD、C、B、A、S、S+と上昇していきます。ミニゲームが有効になるとすぐに花弁を獲得可能になるので、急いで解除する必要はありませんが、中庭にアクセスして花弁を獲得するには、「コーシンの戦い」のストーリーモードをクリアする必要があります。
すべての報酬を獲得するには合計20枚の花弁を獲得する必要があり、途中で進行を加速するボーナスの花弁も獲得可能です。バトルパスを購入すれば、直ちに3枚の花弁を入手できます。また、シン・ジャオかユナラ、または精霊の花祭りスキンを使用すると30%のボーナスを獲得可能で、2025年の精霊の花祭りスキンを使用すれば100%のボーナスを獲得できます。これらのボーナスはスタックしないので、獲得可能なボーナスは最大で100%となることを覚えておきましょう。
報告に関するフィードバック
報告に対するフィードバックの内容がアップデートされて、ペナルティーが与えられたプレイヤーのIDが一部を伏せた状態で記載されるようになります。
◆チャンピオン
アジール
基本体力が増加。Wのダメージが増加。
アジールは最近の調整で少し弱くなっていたので、みんな大好きな鳥の皇帝のために慎重に厳選した強化を行います。基本体力を増加させて試合序盤を手助けし、Wの魔力反映率を高めて体力アイテムよりもAPアイテムを積むメリットを高めました。基本ステータス
基本体力:550 ⇒ 575
W - 目覚めよ!
ダメージ:(+魔力の40 / 45 / 50 / 55 / 60%) ⇒ (+魔力の45 / 50 / 55 / 60 / 65%)ブラウム
基本物理防御が減少。
ブラウムは最近目立っており、その理由は彼の口髭だけではなさそうです。彼はピールのできるサポートで、ジャングルで支配的なファイターたちとシナジー効果があるため、あらゆるスキルレベル帯で脅威となっています。そこで味方のためにダメージをタンクする性能を下げるため、基本物理防御を低下させ、彼を少しだけ脆弱にしました。基本ステータス
基本物理防御:47 ⇒ 42ブライアー
Rのクレンズを調整。Qのバグ修正。
このパッチでは、ブライアーにバグ修正を1つと小規模な強化を1つ行いました。Qのバグ修正は単純明快なものですが、Rの調整は飛翔物詠唱後に行動妨害無効を付与するもので、これによってダッシュ前にブライアーが行動妨害を受けた時に発生していた問題が解決するでしょう。R - 迫りくる死
行動妨害クレンズ:飛翔物が命中した際に行動妨害をクレンズ ⇒ 飛翔物が命中した際にクレンズされ、今後は飛翔物命中後に再生される1.25秒間の詠唱アニメーション中の行動妨害を無効化するようになりました。バグ修正
味方ミニオンの近くにいる敵チャンピオンにQを使用すると、Wの「血の狂乱」がミニオンを優先することがあった不具合を修正。ダリウス
Qの体力回復量が増加。
ここ数パッチの間、ダリウスはベストな状態を維持できていないため、軽めの強化を施すことにしました。そこで最もカウンタープレイ性能が高いQのメリットを増加させ、その体力回復効果によって長く戦闘を続けられるようにしました。Q - 皆殺しの斧
減少体力に応じた回復量:15 / 30 / 45%(対象が1 / 2 / 3体以上) ⇒ 17 / 34 / 51%(対象が1 / 2 / 3体以上)フィオラ
Rの毎秒体力回復量が増加。ビジュアルのバグ修正。
フィオラのバグを修正し、集団戦の性能を強化する形で、以前の機能の一部を再び追加しました。この2年間、フィオラのRは常に5秒間持続するものの、発動した急所の数に応じて毎秒体力回復量が増加する不具合がありました。そこで、最初にリワークが実施された際と同様に、あらゆる状況で最大まで回復するバージョンにアップデートしました。彼女がトップレーンを圧倒してしまわないよう、バグ修正後のパワーレベルは注視しますが、今のところは追加の回復をお楽しみください!R - グランドチャレンジ
毎秒体力回復量:急所に応じて40 / 60 / 70 / 80 / 100% ⇒ 常に100%
明らかな回復:回復の円の効果が最大まで5秒間持続するようになりました(ゲームプレイの変更なし)フィズ
Wのクールダウンが高スキルレベルで短縮。Eの魔力反映率が上昇。
フィズが特に得意とする相手が現在人気であることから、彼は活躍できて然るべきですが、ここしばらくはミッドレーンの脅威として水面下に留まっています。このパッチでは彼の浮上を助けるため、Wの試合終盤のクールダウンを短縮し、あらゆる状況でEのダメージを増加しました。W - シートライデント
クールダウン:7 / 6.5 / 6 / 5.5 / 5秒 ⇒ 7 / 6 / 5 / 4 / 3秒
E - プレイ/トリックスター
ダメージ:80 / 130 / 180 / 230 / 280(+魔力の90%) ⇒ 80 / 130 / 180 / 230 / 280(+魔力の95%)クレッド
すべてのアビリティーを調整。
クレッドはリリース以来、様々なビルドが利用されてきましたが、現在のビルドはあまりにも純粋なダメージに偏っており、再騎乗や長く戦闘を継続するといった、彼のアイデンティティーが感じられなくなっていました。クレッドがアサシンアイテムをビルドすると、プレイスタイルは誰かにスキルを1回命中させ、対象のデスへと繋げるというものに退化してしまいます。その一方で、クレッドには大規模な集団戦で勝利するために必要なツールや防御力が欠けており、耐久力の低い対象から素早くキルを奪う以外に意義のあることができませんでした。そこで、クレッドをファイターアイテムに傾倒させて、耐久力と与ダメージの両方を高めることでメリットを得られるようにしました。というのも、これによって彼のバランスが改善され、幅広い対象とインタラクションを行うことが可能になり、一回のスキルのローテーションで対象をキルしなくても勝利に貢献できるようになると考えているからです。
具体的な変更内容については、ファイターアイテムをビルドすると非騎乗時のタンク性能が高まって、特に大規模な集団戦で安定して再騎乗しやすくなり、Wが利用できないときに通常攻撃を行うとWのクールダウンが短縮されるようになり、大量の攻撃速度というステロイドを打たなくても、常に戦い続ける理由が得られるようになりました(本来、彼は戦いを求めるクレイジーなヨードルですから)。また、再騎乗時の遅延や、騎乗時および非騎乗時のQスキルで彼のモデルの内側にいるチャンピオンに攻撃が当たらないといった、彼のスキルセット内のフラストレーションを感じる部分に対処を行いました。
これらに加えて、この機会にクレッドの技術的な部分の無駄を排除し、何年も前から存在していたものも含めて、大量のバグ修正を行うことで、クレッドとその(臆病な)トカゲ本来のプレイ感覚が得られるようにしました。
固有スキル - 弱虫トカゲ「スカール」
非騎乗時のクレッドのチャンピオンに対する通常攻撃ダメージ:80% ⇒ チャンピオンレベル1/6/11/16で85/90/95/100%
スカールの体力:400~1550(一定割合で増加) ⇒ 400~1400(徐々に増加幅が上昇)(注:このアップデートは、スカールの体力に他のチャンピオンのステータスと同じルールが適用されるようになったというだけです)
ミニオンからラストヒットを奪うことで獲得する「勇気」:4 ⇒ 5
非騎乗時の速度増加効果の獲得範囲:1000 ⇒ 1200
非騎乗時の移動速度低下量:-60 ⇒ -40
非騎乗時の敵チャンピオンに向かう際の増加移動速度:100~185(チャンピオンレベルに応じて) ⇒ 70~155(チャンピオンレベルに応じて)
再騎乗時に獲得するスカールの体力:45~75% ⇒ 40~70%
キルまたはアシストから獲得する「勇気」:20 ⇒ 0
スカールの体力が、「勇気」が100に達した際の再騎乗シーケンスの終了時ではなく、その開始時に付与されるようになりました。
非騎乗時のクレッドは増加体力の1%を物理防御および魔法防御として獲得するようになり、この獲得量は周囲の敵チャンピオン1体ごとに20%増加します(最大で増加体力の2%まで)
非騎乗時のダッシュ時間が毎回一貫して0.75秒になりました。Q(騎乗時) - トラバサミロープ
最初のヒット時の増加攻撃力反映率:65% ⇒ 60% (注:最初のヒットおよび引き寄せからの合計ダメージは増加攻撃力の195%から増加攻撃力の180%に低下)
スロウ効果:40 / 45 / 50 / 55 / 60% ⇒ 30 / 35 / 40 / 45 / 50%
スロウの効果時間:1.5秒 ⇒ 2.5秒
引き寄せダメージの計算を行うタイミングが、ロープが繋がったときではなく、引き寄せたときになりました
飛翔物が発射される前に、クレッドのゼロ地点の周囲の狭い範囲をチェックするようになりました
引き寄せ時に「重傷」を付与しなくなりました
引き寄せタイマーが毎回一貫して1.75秒ちょうどになりましたQ(騎乗時) - ポケットピストル
弾薬チャージ時間:20~7.5秒(チャンピオンレベルに応じて) ⇒ 18 / 16 /14 / 12 / 10秒(スキルレベルに応じて)
ペレットごとのダメージ:35~95(+増加攻撃力の80%) ⇒ 35~95(+増加攻撃力の65%)
飛翔物が発射されてチャンピオンに命中する前に、クレッドのゼロ地点の周囲の狭い範囲をチェックするようになりました
チャンピオンへのダメージが範囲ダメージではなく、単体対象とみなされるようになりましたW - 狂暴の宴
ダメージ: 20 / 30 / 40 / 50 / 60(+ 対象の最大体力の4.5 / 5 / 5.5 / 6 / 6.5%(+増加攻撃力20ごとに1%)) ⇒ 20 / 30 / 40 / 50 / 60(+ 対象の最大体力の4.5 / 5 / 5.5 / 6 / 6.5%(+増加攻撃力50ごとに1%)(+増加体力250ごとに1%))
クールダウン:11 / 9.5 / 8 / 6.5 / 5秒 ⇒ 13 / 12 / 11 / 10 / 9秒
「狂暴の宴」のクールダウン中に敵に通常攻撃を行うと残りクールダウンが短縮されるようになりました。チャンピオンに通常攻撃を行うと1.5秒、チャンピオン以外だと0.5秒短縮されます。
ワードに通常攻撃を行ってもWのシーケンスが開始しなくなりました。代わりに、ワードに通常攻撃を行った場合はプラントに行った場合と同じく、Wを消費せずに攻撃速度が維持されるようになりました。E - ジャウスト
ダメージ:35 / 60 / 85 / 110 / 135(+ 増加攻撃力の65%) ⇒ 35 / 60 / 85 / 110 / 135 (+ 増加攻撃力の65%)
E2を再発動できる時間を示すHUDトラッカーが追加されました
E2発動中の射程インジケーターが追加されましたR - チャァァァァァァァジ!!!
最小ダメージ:対象の最大体力の4 / 5 / 6%(+増加攻撃力100ごとに4%) ⇒ 対象の最大体力の4 / 6 / 8%(+増加攻撃力100ごとに3%)
最大ダメージ:対象の最大体力の12 / 15 / 18%(+増加攻撃力100ごとに12%) ⇒ 対象の最大体力の12 / 18 / 24%(+増加攻撃力100ごとに9%)
ダメージタイプ:物理 ⇒ 魔法
アルティメットの射程のピンでピンをオーバーライドできるようになりましたバグ修正
Rの突撃で、クレッドから見えない対象がRのゾーン内に入った際の再チェックの一貫性が大幅に向上。
レナータのWでクレッドを蘇生した際にクレッドの体力バーが試合終了まで破壊されることがなくなりました。
レナータのWでクレッドを蘇生した際にスカールの体力の色合いが間違っていた不具合を修正。
クレッドが騎乗状態を解除する際に、「凱旋」を含む味方の飛翔物が破壊されなくなりました。
体力自動回復の計算が再騎乗時から0.25秒ずれることなく、再騎乗時に正しく計算されるようになりました。
「アイアン エリクサー」を有効にしていた場合、Rが「アイアン エリクサー」の軌跡を削除することがなくなりました。
ルルのRが騎乗中のクレッドの体力を何度も回復しなくなりました。
Rが即座にロックされた場合、射程内の対象を確認するために追加の確認を実装。
非騎乗時のW4のダメージがタウント中やサイレンス中に正しく適用されるように修正。
敵がEの範囲トリガー内に戻されても、2回ダメージを与えないように修正(ミニオンがEのノックバックで押し戻された場合など)。
非騎乗時に非常に少量の攻撃力を失わないように修正。
クレッドの「勇気」獲得後、「勇気」が50~59の時にだけ「勇気」が黄色くなっていた不具合を修正。今後は正しく、「勇気」が50%以上になると常に黄色くなります。
再騎乗から再び騎乗解除されるまでの間、特定の条件下でクレッドの見た目の体力量が正確に表示されていなかった不具合を修正。
クレッドが自身のアルティメットスキルの終点に近づくと、まだ対象に向かって突撃中であるにもかかわらず、制止不能状態が早めに解除されていた不具合を修正。
特定の条件下で再騎乗後にプレイヤーがクレッドのモデルを見ていると、プレイヤーのFPSが低下していた不具合を修正。
クレッドの非騎乗時の体力が、非騎乗時のクレッドへのダメージと同時に適用される一部のダメージインスタンスでダメージを受けることがあった不具合を修正。リー・シン
基本攻撃力が減少。
リー・シンは前回の強化以降かなり活躍できています。彼の全体的なプレイパターンには満足していますが、想定よりも少し活躍できすぎているようなので、攻撃力を少しだけ低下させました。基本ステータス
基本攻撃力:69 ⇒ 66リヴェン
固有スキルの攻撃力反映率が高チャンピオンレベルで低下。
リヴェンは特に高スキル帯においてトップクラスの軽量ファイターとなっています。やり込んでいるプレイヤーがチャンピオンをマスターすることによってメリットを得られることは重要だと考えていますが、現状では上手い人がプレイすると瞬間火力が少し高すぎるため、少しだけ弱体化を行いました。先に言っておくと、これはティーモのクリップが理由ではありません(多くの皆さんがティーモが捕まる動画を楽しんでいることに驚きはありませんが)。固有スキル - ルーンブレード
攻撃力反映率:30~60%(チャンピオンレベルに応じて) ⇒ 30~50%(チャンピオンレベルに応じて)セト
レベルアップごとの物理防御が減少。
セトは特に平均スキル帯において強力で人気があります。彼のレベルアップごとの物理防御は、体力アイテムを大量に積んで物理防御アイテムはほとんど購入しない割にはかなり高くなっていたため、シンプルでかつ変化を感じない程度の調整を行いました。基本ステータス
レベルアップごとの物理防御:5.2 ⇒ 4.7ツイステッド・フェイト
Qのダメージが減少。
ツイステッド・フェイトは大量のカードを積み上げた不正なデッキを使ってプレイしているようなので、公平な戦いの場へと引き戻すため弱体化を行いました。Q - ワイルドカード
ダメージ:70 / 115 / 160 / 205 / 250(+ 増加攻撃力の50%)(+ 魔力の85%) ⇒ 60 / 105 / 150 / 195 / 240(+ 増加攻撃力の50%)(+ 魔力の85%)ヤスオ
レベルアップごとの攻撃力が減少。
最近のヤスオは非常に強くなっており、このパッチで「ルインドキング ブレード」と「クラーケン スレイヤー」に強化が行われることから、予防としてレベルアップごとの攻撃力にシンプルな調整を行いました。これにより、調整後も現在の強さとほぼ同じように感じられるはずです。基本ステータス
レベルアップごとの攻撃力:3 ⇒ 2.5ユーミ
Rの命中ごとの体力回復量が増加。
ここ最近ユーミのバン率が上昇しているので、アルティメットスキルに小規模な調整を行い、体力回復効果のパワーを少し低下させました。R - ファイナルチャプター
命中ごとの体力回復量:30 / 40 / 50(+ 魔力の15%) ⇒ 30 / 40 / 50(+ 魔力の10%)ジグス
Qのダメージが高スキルレベルで増加。Eのダメージが高スキルレベルで増加。Rのダメージを調整。
ジグスは現在、彼の特徴である爆発的な火力を活用できていません。ボットレーンにおけるパワーは妥当なレベルに抑えながら、ミッドレーナーとしての強さを高めたいので、経験値によるスケーリングを向上させました。これなら彼をボットレーンの脅威にしてしまうことなく、ミッドレーンの強さのみを高めることができるはずです。Q - バウンドボム
ダメージ:85 / 135 / 185 / 235 / 285(+魔力の65%) ⇒ 80 / 130 / 180 / 230 / 280(+魔力の60 / 65 / 70 / 75 / 80%)
E - ヘクステックマイン
マインごとのダメージ:30 / 70 / 110 / 150 / 190(+魔力の30%) ⇒ 30 / 70 / 110 / 150 / 190(+魔力の25 / 30 / 35 / 40 / 45%)
R - メガインフェルノボム
中心の最大ダメージ:300 / 450 / 600(+魔力の110%) ⇒ 300 / 500 / 700(+魔力の100%)(注:最小ダメージは最大ダメージの3分の2で変更なし)ゾーイ
QとWのダメージが減少。
ゾーイは現在一時的にかなり強力であり、試合序盤のレーン戦においては勝利の女王としての地位を確立していますが、その後一気に失速するという特徴があります。このパッチでは彼女を弱体化しつつ、試合終盤のスケーリングに関してはニンジンをぶら下げておきました。Q - パドルスター
ダメージ:7~50(チャンピオンレベルに応じて)(+50 / 80 / 110 / 140 / 170)(+魔力の60%) ⇒ 2~50(チャンピオンレベルに応じて)(+50 / 80 / 110 / 140 / 170)(+魔力の60%)
W - スペルシーフ
合計ダメージ:75 / 105 / 135 / 165 / 195(+ 魔力の40%) ⇒ 60 / 90 / 120 / 150 / 180(+ 魔力の45%)◆アイテム
ルインドキング ブレード
最近の「ルインドキング ブレード」は恩寵を失っています。その一方で、ゲーム内では体力アイテムを積み込む人気が高まっていることから、「ルインドキング ブレード」はもっと人気であるべきです。そこで、再びプレイヤーに注目してもらえるように、このアイテムの最大の売りである、体力割合ダメージを強化しました。
命中時ダメージの現在体力反映率:近接は8%、遠隔は5% ⇒ 近接は9%、遠隔は6%
悲愴な仮面
「悲愴な仮面」のスタックは、私たちが一般的にアイテムシステムに求めるもの――ビルドにはピークと谷間があり、パワースパイクが弱いタイミングでは付け入る隙があるべき――に反しています。このアイテムの自動効果はスタックします(このアイテムのアップグレードバージョンでもそのように意図されています)が、自動効果のスタックを同時に1つしか獲得できないようにしました。というのも、「悲愴な仮面」のスタックで得られる試合序盤の体力量により、チャンピオンが難攻不落になってしまうからです。
アイテム欄内の「悲愴な仮面」の最大数:6 ⇒ 1
クラーケン スレイヤー
「クラーケン スレイヤー」は現在、近接チャンピオンにとっても遠隔チャンピオンにとっても総合的に弱いアイテムとなっています。そこで、序盤のパワースパイクを早めることで全般的な強化を行い、「ルインドキング ブレード」との明確な差異――低体力の相手に対してより多くのダメージを与えられる点――を際立たせる方向で調整を施しました。
コスト:3100ゴールド ⇒ 3000ゴールド
減少体力に応じたダメージ増加:0%~50%⇒ 0%~75%ファントム ダンサー
「ファントム ダンサー」はゲーム内の攻撃速度/クリティカルアイテムのなかで最も購入されないアイテムとなっているので、競争力が感じられるように強化しました。特に個性的な火力は持っていないことから、価格を大幅に低下させました。これでクリティカル・オートアタッカーが素早くパワースパイクを迎えられると感じられるでしょう。
攻撃速度:60% ⇒ 65%
移動速度:8% ⇒ 10%ロッド オブ エイジス
「ロッド オブ エイジス」の熱狂が終わりを迎え(素晴らしい瞬間でした)、このアイテムのパフォーマンスを再調査する時が来ました。究極的には、可能な限りリソースをスタックさせる必要がある、真にマナに飢えたチャンピオンにとって明確にメリットとなるのはいいことだと考えています。そこで、スケーリングとマナをスタックさせるパワーを強化し、その独特なチャンピオンたちにとって理想的なアイテムとなるようにしました。
マナ:400 ⇒ 500
スタックごとのマナ:20 ⇒ 30
最大マナ:600 ⇒ 800◆ルーン
ガーディアン
現在、「ガーディアン」のコアユーザーはごくわずかですが、チームメイトを助けることに傾倒したエンチャンターにとって妥当な選択となることが意図されています。そこで、レベルアップの価値と魔力反映率を強化しつつ、増加体力反映率を低下させて、ほとんどのタンクユーザーにとって一貫性を維持しながら、体力アイテムをそれほど購入しないユーザー向けに強化を施しました。
マナ:45~120(+魔力の12.5%)(+ 増加体力の8%) ⇒ 45~150(+魔力の15%)(+ 増加体力の5%)
発動の最小ダメージ境界値:90~250 ⇒ 50~165解放の魔導書(スマイト)
「解放の魔導書」が、状況に応じて最善のサモナースペルを選択するという追加の精神的な負担を管理できるプレイヤー向けの、高いスキルが要求されるキーストーンの選択肢として復活したことは嬉しく思っています。とはいえ、それがエピックモンスターの争奪に傾倒しすぎている点については満足していません。スマイトを選択することは問題ありませんが、そのダメージの伸びがジャングラーのペースを上回ってしまうことが多いという事実は問題です。今回の変更によって、最終的にほぼどの時点においても、「解放の魔導書」のスマイトがジャングラーのスマイトよりも明確に弱くなるでしょう。
入れ替えに基づくスマイトのダメージ:600/900/1200 ⇒ 600/600/900
◆賞金
チャンピオン賞金
このパッチでは賞金の粗削りな部分に磨きをかける小規模なアップデートを行います。1つ目に、ファームの影響力を低下させて、賞金のキルへの依存度を高めました。これによって賞金の発生がプレイヤーの想定に近くなるでしょう。2つ目に、賞金の抑制の範囲を25%拡大して拡散させて、オンオフの切り替わりがあまり急激に感じられないようにします。
ファームによる賞金:17.5ゴールドごとに1 ⇒ 20ゴールドごとに1
賞金の抑制の境界値:25%拡大
競技シーンSplit3に向けて新たなメタの開始となるパッチ「25.14」。新たに「精霊の花祭り 湯けむりユナラ」や、「混沌の闇」「秩序の光」シリーズの新スキンも登場します。
アリーナやARAMなどサモナーズリフト以外のモードに関する調整や、細かなバグ修正など、詳細な変更についてはパッチノート全文をご覧ください。