DFM Rayfarky「声を掛け合ってメンタルリセットができた」―逆転でMid Season白星発進!インタビューで語る"コミュニケーションの良さ”【LCP Mid Season】

Mid Season初戦のCHF戦に勝利したDFM Rayfarky選手にインタビュー。1ゲーム取られてからの逆転劇のポイントを聞きました。

League of Legends インタビュー・コラム
DFM Rayfarky「声を掛け合ってメンタルリセットができた」―逆転でMid Season白星発進!インタビューで語る
DFM Rayfarky「声を掛け合ってメンタルリセットができた」―逆転でMid Season白星発進!インタビューで語る"コミュニケーションの良さ”【LCP Mid Season】
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2025年4月20日、『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」のMid Season Day2が行われ、日本チーム「DetonatioN FocusMe(DFM)」は「Chiefs Esports Club(CHF)」と対戦しました。

今季から大きくロースターを刷新したCHFは、JGのHushaを軸としたアグレッシブな動きで1ゲームを先取。対するDFMもJGのGuwonを中心とするゲームメイクプランを崩さず真っ向勝負の構図になると、Game 2からはDFMが主導権を握り、集団戦のクオリティで上回りスノーボールに成功。鮮やかな連勝でBO3を2-1で勝利しました。

今回は会場の「LCP Arena」にてDFM Rayfarky選手にインタビューを実施。勝利直後の喜びの声と、チームの現況を聞きました。

◆ニダリー対面は「予想外」も、得意のアンベッサで躍動

――勝利おめでとうございます。

Rayfarky:ありがとうございます!

――今の率直な感想からお願いします。

Rayfarky:練習段階からしっかり準備してきた手ごたえはありました。1戦目を落とした時はチームに動揺も見られたんですけど、インターバルにコーチや選手みんなで「ちゃんとやれば勝てる」と声を掛け合ってメンタルリセットができたので、2,3戦目はいい感じに勝てたのかなと思います。

――今日のRayfarky選手はランブル、サイオン、アンベッサのピックになりました。Kickoffのインタビューでは、Pazコーチのような“従来のRayfarky選手のアグレッシブさとは違ったスタイル”も学んでいきたいというお話もありましたが、今日は集団戦でうまく役割を果たせていたように見えました。

Rayfarky:そうですね。今日は3試合全部でウィークサイドって感じでした。2試合目のサイオンではジェイス相手に普段と違うレーニングをしてしまってキルは取られましたが、自分の役割はわかっていたのでメンタルも崩れることなく、ヴォイドグラブファイトの時も自分からイニシエートできました。100点とは言えませんけど、90点ぐらいはできたと思います。

――ブッシュに隠れたRayfarky選手がサイオンのQスキルを構えて、命中したら味方が一気に仕掛けるというシーンも何度もありました。かなりコミュニケーションしながらの連携もスムーズになったんでしょうか。

Rayfarky:自分に限らずイニシエートの起点になる人が「俺ここにスキル打つから見て」と呼んで、スキルが当たればファイトへスイッチする流れはよくあります。今日は本番でありがちなコールが被ってしまう現象が起きなくて、スムーズにみんなついてきてくれたのでよかったのかなと。

――Game 3では対面がニダリーTOPの選択になりました。少し話題にはなっていたピックではありますが、予想の範囲内でしたか?

Rayfarky:0%ではないと思っていましたけど、アンベッサ相手に出すイメージはあんまり自分の中ではなかったので、予想外といえば予想外のピックでしたね。ニダリーの特徴をケアしながらプレイしました。

――Game 3のアンベッサは機動力を発揮して、かなり効いていましたね。

Rayfarky:そうですね。コーチ陣からも「とにかく強気にいこう」と言われていたので、その仕事はちゃんとできたと思います。

ビハインドの相手は複数人でRayfarky選手のキャッチを何度も試みたが、機動力と耐久力で翻弄してみせた

◆適応著しいGuwonが有言実行のキャリー

――見事Mid Season初戦を勝利でスタートできましたが、チームとしてKickoff Seasonから特に変えた部分や強化した点があれば教えてください。

Rayfarky:言語面では昼のスクリム前にGuwonとARESさん、Pazさんが集まっての日本語の勉強をやってくれていて、細かいコールも聞いてくれていたのはその成果かなと。

ゲーム内の動きで大きく変わった部分はないんですけど、コールが分かれたり被ったり、迷ったりという本番特有のミスは致命傷になってしまうので「1回やるって決めたことはちゃんと最後までやりきろう」と意識しています。もし微妙(な判断)だなと思ったらすぐにそれを口に出して話し合い、結論を確定させることもできていますね。

サイド選択権を争う1vs1に挑むAria選手を全員で見守るDFMの面々。変わらずチームの雰囲気は明るい

――それにしても今日のGuwon選手はキャリーでしたね。

Rayfarky:Kickoff Seasonでは良くなかったゲームを引きずってしまうシーンが多かったんですけど、Game 2から立て直してくれて、メンタル面もすごく良かったと思います。

Game 1はかなりやられてしまったので終わった後も大丈夫かなと思って声をかけたんですけど、「このゲームは俺が悪い。次は俺がキャリーする」みたいに言ってくれたので。

――まさに有言実行でしたね。1勝1敗からのGame 3でリリアをピックしたところも、JGから強気にやるんだという気持ちを感じるドラフトでした。

Rayfarky:正直、Game 3のリリアの部分はチームとして事前に確定していたわけではなくて、いくつかの選択肢がある状況でした。その中で「Guwonが一番自信があるやつが良いと思う」という話になり、そこで自分から「リリアやる」と言ってくれたので、任せるしかないっていう感じでした。

――頼もしいですね。今季からはスワップ戦術がなくなり、TOPレーンはより1vs1の戦いになる時間が長いと予想されます。意識する相手はいますか?

Rayfarky:(LCPのTOPは)全員プレイスタイルも違って、全員が強敵なので、個人に絞るより全員に勝たないと始まらないと思っています。なので、全員に勝ちたいですね。勝ちます。

――TOPの戦いにも注目しています。それでは最後に応援してくださる皆さんへ向けて、今シーズンの意気込みをお願いします。

Rayfarky:CHFはKickoffで勝ったチームではありましたが、Game 1の内容が悪くて落としてしまいました。それでも2,3試合目で自分たちの出せる力を、全てではないですけど見せられたと思います。

このまま2週目、3週目と強敵相手が続きますが、DFMというチームは強いんだぞっていう戦いを皆さんに見せたいと思っていますので、引き続き応援よろしくお願いします!

Rayfarky選手にとってはヨシモト∞ホールでのLJL以来となる有観客でのオフライン対戦となった

4月19日に開幕した「LCP Mid Season」は全8チームによるBO3のシングルラウンドロビンで5月25日までレギュラーシーズンが実施され、上位6チームがノックアウト形式のQualifier Roundへと進出。LCP上位2チームは国際大会「MSI」への出場権を獲得します。

DFMの次戦は4月27日(土)、ベトナム地域の「Team Secret Whales」との対戦が予定されています。

《ハル飯田》

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ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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