『リーグオブレジェンド』の次回パッチ「25.12」の調整内容が予告され、チャンピオンやシステムの調整内容が明らかになりました。次回パッチでは合計26体のチャンピオンへの調整という大規模な変更が予定されています。
◆各レーンで多数変更―ラムスはAD・AP両対応へ
パッチ毎に調整内容を予告している『LoL』リードゲームデザイナーのMatthew Leung-Harrison氏が6月4日、X上にて「25.12」のプレビューを公開。投稿では26体にも及ぶ変更内容の一覧とともに調整の方針や背景も明かされています。
TOPでは前パッチで変更のあったエイトロックスやガレンがバフされ、ジャックスとモルデカイザーという使用率の高い顔ぶれも強化。対してグウェンとヨリックはまたしてもナーフとなっており、ヨリックはなんと今年に入って10回を超える調整が続いています。
JGで目を惹くのはラムスの変更で、Wスキルで「ARとMRが同数値上昇」するようになり、パッシブの追加ダメージがMRでも上昇するように。これまでADダメージ対策で強烈なタンク力を誇っていたラムスですが、広い構成に対してピック出来るようになるかもしれません。

MIDではアーリ、アジール、タリヤという競技シーンでも御用達のユーティリティの高い3体が小規模ながらも一挙にナーフされ、メタへの影響は必至の状況。基礎MR増加でMIDレーン向けの強化となるオーロラ、ルブランやツイステッド・フェイトというバフ組が上昇してくるのかにも注目です。
BOTではアフェリオス、ゼリというレイトゲームでのキャリー力が自慢のマークスマンがバフ。レーンで強力なカリスタやヴァルスの弱体化もあって、今後はランクや競技シーンでも活躍の場を取り戻す可能性もあるのではないでしょうか。


「25.11」のバフによって一気にトップメタになっていたセナは少々強すぎたため、魂のドロップ率が低下。対して同じく「25.11」でバフを受けたサミーラは継続しての強化となっており、
今パッチで影響が最も小さいと思われるのはSUP。バードは移動速度が上がったことでロームの動きがさらに取りやすくなっており、ニーコはダメージ出力が抑えられ、よりサポーティブな立ち回りで役割を発揮するような変更になっています。
◆レンジドチャンピオンの「不死者の握撃」が弱体化
システム面では「呪縛のアタカン」の出現場所に関するダメージ判定について、TOPレーンサイドの影響を大きくすることでTOPサイドリバーでの出現が多くなるよう調整されています。
そしてルーンでは「不死者の握撃」に変更。現在は遠距離攻撃チャンピオンが選択した際に近接チャンピオンと比べて60%の効果しか受けられないようになっていますが、今回の変更ではさらに低下して40%の効果に。特に“レンジドvsメレー”のマッチアップでは定期的にハラスをしながら体力を増やして安全性も担保できる強力なルーンとなっていたため、この変更はあらゆるマッチアップに大きな影響を与えそうです。

多数の変更が予定されているパッチ「25.12」は6月4日配信予定。
なお、これらの調整はPBE段階のため、本実装までに変更が入る可能性があることにもご注意ください。詳細な変更については次回パッチの配信をお待ちください。