SHG FATE「最後の集団戦で4人倒すまで勝利の確信が持てなかった」―CHF戦に勝利し、見事プレイオフに進出!【LCP Mid Season】

2025年5月25日にレギュラーシーズン最終日を迎えたLoLのアジア太平洋リーグ「LCP」。プレイオフ最後のひと枠をかけてSHGがCHFと対戦し、SHGが2-1で勝利。見事プレイオフ進出を果たしました。試合終了後、FATE選手にインタビューさせていただいたのでそのときの模様をお伝えします。

League of Legends インタビュー・コラム
SHG FATE「最後の集団戦で4人倒すまで勝利の確信が持てなかった」―CHF戦に勝利し、見事プレイオフに進出!【LCP Mid Season】
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2025年5月25日にレギュラーシーズン最終日を迎えた『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のアジア太平洋リーグ「LCP」。この日はプレイオフ最後のひと枠をかけて、日本の「Fukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)」とオセアニアのChiefs Esports Club(CHF)が対戦しました。

1戦目は45分を超えるロングゲームとなりましたが、激しい攻防を制したのはCHF。しかしSHGは2戦目で巻き返しを図ります。序盤から順調にスノーボールしていき、FATE選手のペンタキルも飛び出すほどの強さで勝利を収めました。決戦の3戦目はシーソーゲームの展開になりましたが、SHGが終始強気な仕掛けで試合を決めきることに成功。これによりSHGは2-1で見事勝利し、プレイオフ進出を果たしました。

試合終了後、オンラインでSHGのFATE選手にインタビューさせていただきました。試合内容のことをはじめLCPチームについて、そして個人的な目標やプレイオフに向けた意気込みなどもお伺いしましたので、そのときの模様を早速お伝えします。

重要な試合で有利になって逆にみんな焦ってしまった

――勝利、そしてプレイオフ進出おめでとうございます!今日はペンタキルも達成してプレイヤー・オブ・ザ・マッチも獲得しましたが、まずは試合を振り返っての感想をお願いします。

FATE:3戦目まで戦ったので普段よりちょっと大変だったんですけど、チームにとって重要な試合で勝つことができて良かったです。

――そのGame 3では、オブジェクトは先行していたものの集団戦ではヒヤッとするシーンが何度かありました。とくにトップレーンでの集団戦でACEを取られた後、どのようにゲームを進めていこうと考えていましたか。

FATE:序盤にこちらが有利になった時点で良い状況下でファイトをし続けなければならなかったと思うんですけど、重要な試合ということもあって逆にみんなちょっと焦ってしまって落ち着かない感じになってしまった気がします。その後、勝つか負けるかわからないといった状況になってからは、チームみんなで息を合わせて集団戦で勝っていこうとしていましたね。

――では、いつごろ勝利を確信しましたか。

FATE:個人的にはレベル4で2キルをとったときに「これは勝ったな!」と思ったんですけどね(苦笑)。だんだん危うくなってきて、ほぼ最後のミッドレーンの集団戦で4人を倒すまでは確信が持てなかったです。

Game 3、序盤ボットサイドの攻防に素早く駆けつけたFATE選手がサイラスの逃亡からフラッシュインして拉致を当てるスーパープレイ!

Midのチャンピオンがバンされても不都合は感じない

――少し前からタリヤやアジールなどFATE選手に対するターゲットバンが増えているように思いますが、フィアレスドラフトでもあるなかでどれぐらい影響を感じていますか。

FATE:バンについてはLCKでも感じていたことなんですけど、ターゲットバンというよりはそのチャンピオン自体の性能がいいからバンされているのもあるし、うちのチームに合っているからバンされているというのもあると思うんです。まあでも、バンされても個人的にはとくに大きな不都合とかは感じていないですね。

――頼もしいですね。もしかして試合中も警戒されているという感じはあまりしないんでしょうか。

FATE:それは相手チームのジャングラーやサポートの選手のタイプによって変わってくる気がしています。レーンへの介入をしたがる選手たちからは、キルラインを狙われているという感覚はありますね。ゲーム中に「いま来そうだな」とか「このタイミングでは来なさそうだな」っていうのを感じるときがあって、今日は少し警戒されていると感じました。

――そんななか、FATE選手の今日のパフォーマンスは本当に素晴らしかったと思います。今後、個人的な目標や伸ばしていきたい部分などがあれば聞かせていただけますか。

FATE:正直いままで自分の個人的な技量の部分を振り返るような状況じゃなかったのであんまりじっくり考える機会がなかったんですけど、安定していてかつアグレッシブなプレイで勝利に持ち込めるように頑張らなきゃなと思っています。

CFO以外のチームは差がそこまで大きくはないと思う

――SHGのインタビューのたびにコーチ・選手ともに「LoLに対する考え方のすり合わせの難しさ」について触れています。韓国人選手として、日本人選手とのすり合わせが難しいと感じるのはどんな点ですか。

FATE:チャンピオンだったりいろいろなプレイの仕方だったりの部分で長所と短所を見る目がそれぞれ違う気がしていて、そこのすり合わせの難しさはあるような気がします。ただ、うちのチームに限っては韓国人選手とか日本人選手とかじゃなくて個人個人の考え方自体がかなり違っているという面があって、むしろそっちのほうが難しいですね。

――そうなんですね。では、LCPチームの強さについてもお伺いしたいです。見ている立場ではCFOのように頭ひとつ抜けているなと思うチームがある反面、勝てない相手ではなさそうと感じるチームもあったりするのですが、実際にFATE選手はどう感じていますか。

FATE:正直僕たちはKickoffもそうですしMid Seasonでも2チーム以外には勝てなかったからちょっと話しづらい立場ではあるんですけど、CFO以外のチームは差がそこまで大きくはないと思っています。CFOは本当にインパクトのあるチームですよね。選手全員が上手いですし、いま一番強いチームだと思います。

――では、プレイオフに向けた意気込みを聞かせてください。

FATE:今シーズンも紆余曲折ありましたけど、プレイオフに進出することができたからにはできる限りいいパフォーマンスで、最後まで後悔しないように結果を残したいです。

――最後に、日本のファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

FATE:皆さん、いつも応援してくださってありがとうございます。先日の試合でも日本のファンの方々が会場に駆けつけて応援してくださっていたのを見て、本当にありがたかったです。これからも良いプレイが見せられるように頑張ります。


日本からSHGとDetonatioN FocusMe(DFM)が参加している「LCP Mid Season」は5月25日まで全8チームによるBo3のシングルラウンドロビンで開催。上位6チームが次のQualifier Roundへと進み、上位2チームは国際大会「MSI」へと進出します。SGHの次戦は5月30日(金)。TALONかGAM Esportsかどちらかとの対戦となります。

《スイニャン》

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スイニャン

スイニャン

韓国在住時にeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warのプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後、2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を開始。2017年からはLeague of Legendsの国内プロリーグ「LJL」の公式日韓通訳に抜擢され、現在も複数タイトルで韓国人選手の通訳・翻訳活動を行なっている。自らはゲームをほとんどプレイせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。

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