新リーグ「LCP」に挑む全8チームのロスターと注目ポイントを紹介―SHG、DFMと戦うチームをチェックしよう【LoL】

1月17日に開幕するLCP「Season Kickoff」に参加する全8チームのロスターと注目選手を紹介します。

League of Legends インタビュー・コラム
新リーグ「LCP」に挑む全8チームのロスターと注目ポイントを紹介―SHG、DFMと戦うチームをチェックしよう【LoL】
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日本代表チームも参加する『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域の新リーグ「LCP」が、1月17日に開幕を迎えます。

地域の再編成によってこれまで別々のリーグだったPCS、VCS、LJL、LCOのチームが一堂に会することとなり、新たに「フィアレスドラフト」も導入されるなど注目高まる新シーズンを一層楽しむため、参加全8チームの最新ロスターと注目ポイントを紹介します。(敬称略)

◆Fukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)

TOP Evi
JG Courage
MID FATE
BOT Marble
SUP Gaeng
※太字は新加入選手

筆者の注目ポイント:新・若鷹軍団の完成度に注目

昨年WCSにも初出場を果たしたSHGが日本からパートナーチームとして参戦。最初期よりチームを支えてきたDasheRが惜しまれつつ引退となりましたが、LCK 1部で長年活躍を続けてきたFATEが加入。Riot Games ONEでのプレイぶりからもゲームを変える能力を持っていることは明らかで、強力な布陣で新たな舞台へと臨みます。

昨季まではアグレッシブにチャンスを狙っていくスタイルを作り上げてきたSHGですが、今季はSUPにLJLでもお馴染みのGaeng、JGに若手のホープCourage、そしてコーチには元T1のmomentと新たなエッセンスを注入。この“新生SHG”がどのような戦いぶりを見せるかは日本のファンならずとも注目のポイントです。

外国籍選手が新加入&台湾に渡って間もないタイミングでの開幕となりチームの仕上がりは構築段階にあると予想されますが、上位進出も期待できる爆発力を持ったロスターであることは間違いありません。スタートダッシュの成否がシーズンの行方を占うでしょう。

◆CTBC Flying Oyster(CFO)

TOP Driver/Rest
JG JunJia
MID HongQ
BOT Doggo
SUP Kaiwing
※太字は新加入選手

筆者の注目ポイント:飛躍のカギを握る17歳MID「HongQ」

PCS地域の雄として知られる“空飛ぶ牡蠣”ことCFOがパートナーチームとしてLCPへ参加。昨季は夏シーズンに調子を落とし2022年からのWCS連続出場がストップしましたが、今季は大幅にロスターを刷新し、再出発を図ります。

PCS地域で活躍してきたKaiwingに、ともに中国リーグ(LPL)でレギュラーとして活躍した経験を持つJunJia、Doggoと実績十分の選手を補強しましたが、注目はアカデミーからの昇格となった17歳のMIDレーナー・HongQ。昨年はアカデミーリーグで上位進出の立役者となっており、既にPCSでの出場も経験済み。このメンバーの中でMIDを担うことからも、その期待値の高さがうかがえます。

日本語でのメッセージ発信もあり、応援したくなってしまうチームのひとつ

HongQはアサシンやマークスマン系も使いこなすだけでなく、オレリオン・ソルを複数回ピックするなど少し珍しいプールも持っている様子。他のレーンには安心できるメンバーがそろっているだけに、復権に向けて重責を担うルーキーのパフォーマンスに注目です。

◆GAM Esports(GAM)

TOP Kiaya
JG Levi
MID Emo/Aress
BOT Easylove/Artemis
SUP Elio
※太字は新加入選手

筆者の注目ポイント:LCPでも「ベトナムの風」吹き荒れよ

国際大会で幾度となくハイテンポな試合へと敵を飲み込み、熱い“ベトナムの風”を吹かせてきたベトナム地域(VCS)を代表するチームのGAM。国際大会では「世界中のマイナーリージョンを背負って」とのアピールを欠かさない名物オーナーをご存じの方も多いのでは。

昨年のWCSでは欧州リーグ(LEC)のMDKを相手にBO3で勝利を挙げるなど確かな実力を証明してみせたGAMは日本チームのライバルとして警戒すべきチームであるのはもちろん、「見ていて楽しい試合をする」と評される彼らが新シーズン、新リーグでどのようなファイトを見せてくれるのか楽しみな一面も。

ロスターには昨年のレギュラーメンバーが全員残留し、盤石の体制。注目プレイヤーはもちろん、どんなメタでもJGからチームを勝利へと導くGAMの心臓的存在であるLevi。今季はアタカンや「力の偉業」システムでアグレッシブな動きを求められるとなれば、なおさら“Levi兵長”から目を離す訳にはいきません。

◆Talon(TLN)

TOP Azhi
JG Karsa
MID FoFo
BOT Betty
SUP Woody
※太字は新加入選手

筆者の注目ポイント:“PCS絶対王者”は今季も大本命

昨シーズンはPCS王者としてSHGの前に立ちはだかってきたTLN。パートナーシップ終了に伴いあの印象的なユニフォームは一新されますが、その絶対的な強さとXアカウントの活発さは今年も不変でしょう。

ロスターは昨年の中心メンバーは変わらずもJGにCFOからKarsaが加入し、同チームへと移籍したJunJiaと入れ替わる形に。早くも当該チーム間でのライバル対決は白熱の予感です。

レジェンドのMapleが抜けたMIDのスロットには、2020年シーズンから4季に渡ってLPLで戦ってきたFoFoが加入。LPL通算1000キルを達成しWCS出場経験も持つベテランが加わり、今季もTLNは優勝候補大本命と言えるチームに仕上がっています。昨年までは地域で頭ひとつ抜けた存在だったチームも新リーグでターゲットとされる立場となり、どのようなパフォーマンスを見せてくれるかに注目です。

◆DetonatioN FocusMe(DFM)

TOP RayFarky
JG Guwon
MID Aria
BOT Milan
SUP Harp
※太字は新加入選手

筆者の注目ポイント:新旧DFM融合で今こそ問われる真価

チームのアイコン的存在だったYutaponが活動休止、Stealが引退と大きな転換期を迎えたDFM。それでもBOTレーンではスクランブル出場となった2023年 LJLでの活躍も記憶に新しいMilanが再びHarpとのデュオを形成するとあって、期待と注目を集めています。

JGにはT1アカデミーからトップチームでの出場経験もある期待の若手・Guwonを獲得し、ヘッドコーチにSHGでも指揮を執ったAres、アシスタントコーチにSengoku GamingからPazが加入。馴染みのある顔ぶれが中心となった新体制で、ここ数年課題となっているシーズン中の修正力を発揮していくことが求められます。

注目はTOPのRayFarky。久々のDFM帰還となったPazコーチはTOPで幅広いチャンピオンを使いながらウィークサイドもこなす上手さを持ったプレイヤーとして知られており、個人技に長けた選手ひしめくLCPではRayFarkyのアグレッシブさにPazテイストがミックスされることで試合運びを大きく変えられる存在となれるはずです。

◆MGN Vikings Esports(MVKE)

TOP Kratos
JG Gury/SanSan
MID Kati/Chika
BOT Shogun/Sty1e
SUP SwordArt/SiuLoong
※太字は新加入選手

筆者の注目ポイント:“LCPならでは”のロスターで新味発揮なるか

ベトナム第二の雄「Vikings Esports」が新たなパートナーを迎え、名称変更してLCPへと参入。今季は数多くの新加入選手を獲得し、開幕時点で全チーム中最多となる9選手を登録しています。

国内屈指のMIDレーナーであるKatiを中心としたチーム編成は変わりませんが、10代のプレイヤーも控えており将来性も豊かなロスターに。注目は、昨季までCFOで活躍したサポートSwordArtの加入。チームとしてもベトナム籍以外の選手の加入は初めてのことで、LCPとして地域再編成が進んだからこそ実現したと言える陣容なので、PCS地域をよく知るベテランはリーグを戦っていく上で頼もしい存在となるはずです。

◆Team Secret Whales(TSW)

TOP Hiro02/Steller
JG Hizto/Jcom
MID Dire
BOT Eddie
SUP Taki
※太字は新加入選手

筆者の注目ポイント:「平均年齢10代」の超若手ロスター

昨季はともにVCS地域に所属した「Team Secret」と「Team Whales」とのパートナーシップによって誕生した新チーム。最年長がHiro02の22歳と、とにかく若いプレイヤーが集まった大胆なロスターが最大の特徴です。

経験値の面はこれから成熟させていく段階ですが、スタメンや傾向が読みづらい陣容はシングルラウンドロビンの今大会では対戦相手として厄介さもあるはず。チーム全体で試合を重ねながらの成長力にも期待がかかります。

MID・JGラインを形成するHiztoとDireは「Baby Whales」として国内のアカデミー大会を優勝した10代の若手コンビであり、彼らが臆することなくパフォーマンスを発揮できればダークホース的存在となる可能性を秘めています。

◆The Chiefs Esports Club(CHF)

TOP BioPanther
JG Mir
MID JimieN
BOT leemas
SUP Luon
※太字は新加入選手

筆者の注目ポイント:オセアニアの魂を背負い、歓喜の再現へ

2022年にはWCS出場も果たしたオセアニア地域「LCO」の名門が、再びロスターを編成してLCPへ参戦。

昨夏のPCSプレイオフでも活躍が見られたBioPanther、JimieN、leemasとタレントは揃っており、残るレーンに補強した韓国人選手は過去に海外でのプレイ経験があり、コミュニケーション面でも不安なし。唯一のLCO地域代表として、持ちうるベストパフォーマンスをぶつける意志を感じさせるロスターとなっています。

オーストラリア籍のプレイヤーを中心に有力選手も輩出しているオセアニア地域ですが、ここ数年はLCO代表チームの戦績が奮わず。先述のプレイオフではBioPantherも所属した「Team Bliss」が1勝を掴み取って涙を流して喜ぶシーンも印象的でした。今年は各地域代表とのリーグ戦となり、一層その実力を証明するチャンスを迎えています。

◆新たなシーンの幕開けに乞うご期待!

LCPの幕開けとなる大会「Season Kickoff」は1月17日に開幕。BO3形式でシングルラウンドロビン(総当たり戦1周)のフォーマットとなっており、上位6チームがプレイオフラウンドへと進出し、優勝チームは3月に韓国で開催される今季最初の国際大会「2025 First Stand」の出場権が獲得できます。

試合は基本的に金土日の3日間でBO3が2試合ずつ組まれており、日本チームはSHGが17日(金)のMatch2(21:30開始予定)にGAM戦DFMは18日(土)のMatch1(19:00開始予定)にTSW戦で初戦を迎えます。

2025年から世界的に3スプリット制が導入され、スプリット1では各国の大会でBOシリーズ中は1度しか同じチャンピオンをピックできない「ハードフィアレスドラフト」も採用と、今季は従来の競技シーンから大きな変化が起こるシーズンとして注目を集めています。

日本チームvs海外チームのカードが毎週楽しめるだけでなく多彩なピックが見られ、新体制のチームも多いので競技シーンの見始めにも適したタイミングとも言える新シーズン。ぜひチェックしてみてください!

《ハル飯田》

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ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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