「ビビらずかかってきてほしい」RC Raina選手の強気なメッセージがアツかったメダル授与式をレポート―KING NORWE選手のダブル受賞にも注目【LJL IGNITE After Party】

「LJL IGNITE After Party」が開催。メダル授与式なども行われた会場の様子をリポートします。

League of Legends インタビュー・コラム
「ビビらずかかってきてほしい」RC Raina選手の強気なメッセージがアツかったメダル授与式をレポート―KING NORWE選手のダブル受賞にも注目【LJL IGNITE After Party】
「ビビらずかかってきてほしい」RC Raina選手の強気なメッセージがアツかったメダル授与式をレポート―KING NORWE選手のダブル受賞にも注目【LJL IGNITE After Party】

2025年より新たな体制へと生まれ変わった「League of Legends Japan League(LJL)」。その3つ目のレギュラートーナメントとして開催された「LJL 2025 IGNITE」では、自チームより順位が高いチームに勝利すると多くの勝利点が獲得できる“バウンティマッチ形式”で、数々のドラマが生まれました。

そんな「LJL 2025 IGNITE」でも、後夜祭である「LJL After Party」が7月9日にクローズド形式で開催。MVP選手のメダル授与式なども行われた本イベントのレポートをお届けします。

◆ゆるっとした雰囲気で進むメダル授与式...まさかのダブル受賞も

筆者が着いた時点で、すでに会場は盛況。大勢の選手が歓談を楽しみ、各地から「初めまして!」や「リアルで見ると意外と大きいんですね……」など、いろいろな挨拶の声が聞こえてきます。大勢の方がケータリングの食事やお酒などを楽しみながら会話をする、和気あいあいとした雰囲気が広がっていました。

しばし歓談の後、壇上に上がったのはキャスターでお馴染みのkatsudion氏。簡単な挨拶から、改めてメダル授与式が始まりました。

まず呼ばれたのは、3位であるDetonatioN FocusMe Academy(DFMA)の5人……のはずが、壇上に上がったのはなぜかふたりだけ。残りの人はどうしたのかとkatsudion氏が聞くと、Nesty選手が「いやその、あとから来ます……」と笑いながら答えていました。

表彰後のコメントはmomo選手が対応するという話だったのですが……残念ながらmia(Missing in Action。いわゆる?ピンのアレ)のためNesty選手が対応。「LJL 2025 IGNITE」での感想を聞かれると、順位への悔しさを滲ませながらも「FINALでは優勝したいと思います」と強気のコメントを残しました。

ちなみに後の写真撮影時には全員合流していました。

続いては同立3位のQT DIG∞……の予定ではありましたが、拠点が九州のために会場には来られずスキップ。後日メダルが送られるとのことです。

というわけで、つぎに表彰台に上がったのは「LJL 2025 IGNITE KNOCKOUT STAGE FINALS」で激闘をくり広げるも惜しくも敗退となったBurning Core Toyama(BCT)の選手たち。しかし壇上に上がる際の表情は晴れやかで、にこやかな笑顔のまま首にメダルをかけられていきました。代表して今リーグでの感想を求められたtol2選手いわく、自分たちの実力があがっているのは実感しているとのこと。「このままFINALでは優勝を目指したい」と、これからの展望を語りました。

つぎに表彰されたのはもちろん「LJL 2025」3連覇を果たしたREJECT! チーム全員がユニフォーム姿で堂々と登壇し、少しはにかみながらメダルを授与されていました。感想を求められたRaina選手は、この結果を喜びつつも「ここが通過点なので、FINALに向けて仕上げていきたい」と、油断を感じさせないひと言を披露。「では、そんな王者の首を狙ってくるほかのチームにもメッセージを」とkatsudion氏が無茶ぶりしたところ、少し困りながらも「いつでも僕らは待ち受けているので、ビビらずかかってきてほしい」と強気なコメントで応じました。

その後は個人賞。最も輝きを放った選手に贈られる「LJL 2025 IGNITE MVP」は、圧倒的なプレイで森を支配していたREJECTのForest選手に。なんとForest選手がMVPに選ばれるのは2度目! コメントを求められた際は、素直にうれしいと伝えつつも、「自分がMVPだけど、これはチームのおかげだと思う」と、謙虚なコメントで応えつつ、チームメイトへの感謝を伝えていました。

続いては新人賞。今年デビューの新人で、最もIGNITEで活躍した選手に贈られる「Rookie of the IGNITE」に輝いたのは、Yang Yang Gaming(YYG)のKING NORWE選手。名前が呼ばれた際、当の本人は驚いたように周囲を見回しながら壇上へ。「すごくビックリしました。知らなかったです」と笑いながらいまの心境を綴り、感謝の言葉と今後への展望を語りました。メダルをかけながら嬉しそうに席へと戻る姿が印象に残っています。

大会屈指のベストプレイを見せた選手に贈られる「Best Play of the IGNITE」は、なんと会場で映像を流しての発表に。映し出されたのは「LJL 2025 IGNITE MAIN STAGE Day 3 - Round 3」の2試合目。RCとBCTの、バロン横でのファイトでした。この集団戦は鮮やかな立ち回りとスキル精度で、バックラインに飛び込んでL1mit選手が暴れた試合……ということで、選ばれたのはL1mit選手。壇上では「選ばれてめっちゃうれしいです!」と、喜びをあらわにしていました。

最後は視聴者投票によって選ばれる「Showman of the IGNITE」。選ばれたのは……なんと「Rookie of the IGNITE」も獲得したYYGのKING NORWE選手! まさかのダブル受賞に、会場も沸き立ちます。恥ずかしそうに、しかし誇らしげに壇上に立つKING NORWE選手。「ジャングルでのキャリーがかっこよかった」という意見や、海外のユーザーからの投票が多かったと、katsudion氏から投票理由を告げられます。最後にコメントを求められた際は、「私もキャリージャングルを見るのが好きだから……ありがとうございます!」と、晴れやかな笑顔で返答していました。

最後にkatsudion氏から締めの挨拶があり、つつがなく授賞式は終了。3度目ということもあり式に慣れてきたのか、全体的に緩めの雰囲気で進行していったのが印象的でした。

そして授与者へのフォトセッションが行われている中、ふと横に目をみやると、KING NORWE選手がふたつのメダルをソファに並べて嬉しそうに眺める姿が。このふたつのメダルを手にしたKING NORWE選手がLCP昇格への挑戦権をかけた「LJL FINAL TOURNAMENT」でどのような活躍をするのか……。その姿を見られるのがいまから楽しみです。

《オクドス熊田》

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オクドス熊田

1998年生まれ。川に潜って魚を捕ったりゲームしたりテキストサイトを読んだりしていたらいつのまにかフリーライターになっていた。現在は紙面、web問わずいろいろと活動中。好きなレーンはTOPレーン。ソウルチャンピオンはタム・ケンチ。

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