2025年の『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』競技シーンにおける日本国内リーグ「LJL」(League of Legends Japan League presented by PLAYBRAIN、以下 LJL)の開催概要とリブランディングが発表されました。
ライアットゲームズが主催運営する「LoL Esports」は2025年シーズンより大規模な変更を予定しており、アジア太平洋の複数の地域にまたがる新たな地域リーグ「League of Legends Championship Pacific」(以下、LCP)への日本チームの参入も発表されています。この変更に伴い、2025年からLJLはLCPへと繋がる日本地域リーグに。2018年から2023年にかけてLJLのリーグ運営を担ってきた株式会社プレイブレーンが再び開催パートナーとなり、主催運営を行います。
◆2025年よりLJLはオープントーナメントに
2025年よりLJLは「次の世代を担う選手の発掘・育成を行い、LCPへの挑戦を行う日本代表のチームを輩出する国内リーグ」として新たなスタートへ。そのため従来のクローズド形式からオープン大会へと変更され、新たなトーナメント形式を取り入れた大規模な刷新を行います。
新規チームの参加を可能にする「オープン予選制度」の導入
2025年シーズンより「オープン予選制度」が導入され、参加要件を満たせばどのチームでもLJLに出場する機会を得ることができます。最大64チームが参加できるオープン予選で上位の成績を収めたチームは、後述のメインステージへの出場権を獲得します。
3期にわたって異なる形式のトーナメントを実施
LJL 2025 シーズンは3つのレギュラートーナメント「LJL FORGE」、「 LJL STORM」、「LJL IGNITE」と決勝トーナメント「LJL FINALS TOURNAMENT」より構成されます。
レギュラートーナメントの日程は以下の通りとなっており、詳細については未発表となっているものの、すべての大会で異なるトーナメント形式が採用されることが予告されています。
「LJL FORGE」(1月中旬~3月上旬)
「LJL STORM」(3月中旬~5月上旬)
「LJL IGNITE」(5月中旬~6月中旬)
チャンピオンシップポイントでLCP挑戦権をかけた「ファイナルズ」への出場権を争う
そしてLJLでは新たにチャンピオンシップポイントを導入。出場チームは各レギュラートーナメントでの順位に応じたポイントを獲得し、3つのトーナメントが終了した時点でチャンピオンシップポイントランキング上位6チームが7~8月に開催される「LJL FINALS TOURNAMENT」へと進出します。
年間上位6チームによる決勝トーナメントとなる「LJL FINALS TOURNAMENT」で勝利したチームがLJL 2025の優勝チームとなり、LCPの昇格・降格トーナメントへの出場権を獲得することが出来ます。
◆新たな LJL ロゴとスローガン 「REFORGE AS ONE」
リーグ体制の変更に伴い、ロゴとブランディングも全面的に刷新。新たなロゴは、従来のLJLロゴの象徴である「兜」や、ゲームの象徴とも言えるネクサスをモチーフにしたアートワークからインスピレーションを得ており、LJLの新たな時代を象徴するデザインとなっています。
このロゴは、LJLの未来への力強い一歩を象徴し、ファンや選手、コミュニティのユーザーと共に、さらなる高みを目指すリーグとしての決意が込められています。
リリースの中ではこれらの変更について「国内リーグの中長期的な発展を見据えたものであり、これまで以上に多様な才能を受け入れ、意欲的な選手やチームを歓迎することで、リーグ全体の選手層の向上とコミュニティとの連携強化を図り、LJLが日本国内におけるeスポーツの重要な一角を占め続けることを目指す」と述べられています。
オープン予選制度の導入によって大会出場チームの一般募集も予定されており、参加チームの条件および応募方法は11月末を目処に改めてアナウンスさせるとのこと。誰でも挑戦が可能とあってSNS上では元プロ選手が出場を検討する旨の発言を行うなど、新たな方式で再スタートを切る2025年のLJLへの期待と注目が集まっています。