2月13日 (木) に行われた「LCK Cup 2025」Playoffs Round 1にて、本大会の生き残りをかけ「T1」と「Hanwha Life Esports(HLE)」が対決しました。
試合は両チームが1ゲームずつを取り合う接戦の展開となりましたが、Game 5を激戦の末にHLEが取り切り、Playoffs Round 2への進出を決めました。
◆因縁の対決「T1 vs HLE」
Playoffs初戦、Faker選手率いるT1の対戦相手となったのはHanwha Life Esports。このHLEはT1にとって因縁の相手と言われています。その理由の1つ目として、T1がHLEに対して公式戦4連敗していることが挙げられます。
T1は昨年、Springシーズンは調子が良かったものの、Summerシーズンでは少し調子を落とし、Group StageではHLEとの2度の対戦で両試合共に敗北。PlayoffsでもHLEと2度対戦し、1試合目は0-3、2試合目は1-3と2敗の成績を記録しています。まさにT1にとってHLEは因縁の相手と言えるでしょう。
2つ目の理由は、昨年までT1のTopレーナーを務めていたZeus選手とHLEのTopレーナーを務めていたDoran選手がお互いのチームに移籍をしたため、古巣チーム同士のマッチアップになっているという点が挙げられるでしょう。昨年のWorlds優勝チームであるT1のTopレーナーが他チームに移籍したということで、オフシーズンにはコミュニティー上でも反響がありました。
◆最大同時視聴者数は190万人を超える
ここまで述べてきた理由などから、高い注目度となったこの試合の最大同時接続者数は190万人を超えたことが明らかになりました(Esports Chartsより)。なおこのデータは中国プラットフォームを含まないため、実際には更に多くの視聴者数を集めていたとみられます。
特に注目が集まったのはやはりTopレーンでのマッチアップ。試合前にはLoL Esports公式のSNSアカウント上で、過去の両選手同士の対決の総成績が投稿されました。

◆Faker選手の国際大会連続出場記録は「7」でストップ
また今回の敗北により、T1が「LCK Cup 2025」から敗退となりました。これにより、Faker選手の国際大会連続出場記録が「7」でストップとなります。
『リーグ・オブ・レジェンド』のレジェンド的なプロプレイヤーとして知られ、昨年は殿堂入り「Hall of Legends」も果たしたFaker選手は、2021年のWorldsから昨年のWorldsまで全ての国際大会へ出場。
しかし、2025年より新設されたFirst Standへ出場出来るチームは、各リーグの優勝チームのみ。シーズン中盤の「Mid-Season Invitational (MSI) 」は各リーグから2チームずつ、集大成である「Worlds」は各リーグから3~4チームずつというフォーマットと比較すると狭き門でしたが、その門をくぐることは叶いませんでした。
