XQQ「抱えている問題はずっと変わらずある」…ZETAがNSに敗北、プレイオフ進出を逃す―チームの課題、Stage 2への展望を訊く【VCT Pacific インタビュー】

VCT Pacific 2025 Stage 1でZETA DIVISIONがグループステージ敗退。最終戦となったNSとの試合を振り返ります。

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XQQ「抱えている問題はずっと変わらずある」…ZETAがNSに敗北、プレイオフ進出を逃す―チームの課題、Stage 2への展望を訊く【VCT Pacific インタビュー】
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VCT Pacific 2025 Stage 1 Day 14にて、ZETA DIVISIONはNongshim RedForce(NS)と対戦。マップスコア:1-2で敗北し、プレイオフ進出を逃しました。最終マップでは6-1とZETAが大幅なリードを持ってスタートしたものの、防衛に転じたNSがエリアを死守しラウンドを連取、ZETAにとってキックオフのリベンジとはいかない結果となりました。

本稿では、試合直後に行われた記者会見の模様をお届け。XQQコーチTenTen選手に、試合の感触と現在の課題を伺いました。

◆「抱えている問題はずっと変わらずある」

――本日の試合の感想を教えてください。

TenTen:ロータスは緊張もあってエイムが悪かったんですが、パールではオペレーターもあたるし、コミュニケーションもしっかり取れていけそうな自信がありました。スプリットでは「今日は勝てる」と思う立ち上がりでしたが、とんでもないショットで倒されてしまうこともあって悔しい結果でしたね。

XQQ:今日はZETA DIVISIONの良いところが見えたと同時に、悪いところが見えてしまった日だと思います。プレイオフ通過をかけたプレッシャーのかかる1戦において、みんなよく頑張ってくれましたし、コミュニケーションが混雑する大会の環境において戦い抜いてくれたことに感謝します。ただ、僕たちが抱えている問題はずっと変わらずあり、それをStage 2までに直していかなきゃいけないことを再確認できました。

――本日はマップを重ねる毎に尻上がりに良くなっていった印象でした。コーチとしてどのように捉えていますか?

XQQ:ロータスでは敵の攻撃に対して対応できていた部分もかなり多くありました後半にできなくなる場面もありましたが、最初から悪くはなかったのかなとは思います。プレッシャーがかかる試合において1試合目から勢いをもってプレイするのは難しいことだなと、ロスターが替わっても感じますね。ただ、相手のピックマップを勝ちきってディサイダー(スプリット)の防衛でしっかりラウンドを取れていたことは、僕として嬉しいことだと思います。

――T1が昨日敗北したことで、ZETA DIVISIONのプレイオフ進出が今日の試合次第という状況になりました。これについてMeteor選手が「申し訳ない」と話していましたが、Meteor選手に伝えたいことはありますか?

TenTen:兄さんが申し訳ないと言っていましたが、兄さんはT1で僕はZETAですから。いつもMeteor兄さんは上手ですし、プレイオフでも上手くプレイできると思います。

◆ZETAが抱える課題は“ゲームの理解度”

――Stage 2へ向けて抱えている問題をどのように直していこうと考えていますか?また、Stage 1で良かった点について教えてください。

XQQ:少人数戦や中盤以降の動きにキックオフからずっと問題を抱えていて、上手く修正をはかっていたんですが、練習通り大会でもできるわけではないことを痛感しました。良い部分については、チームとしてやりたいことを、CLZだけでなく5人がしっかりコミュニケーションをとって作り上げていけたことですね。

――現在のVCTPacificのレベルの高さ、BOOMの台頭など含めてどのように考えているのか、そのうえでStage2を勝ち上がってChampionsに出場するにどのようなチームを目指していきたいか、教えてください。

XQQ:キックオフからStage 1ではコーチや選手がかわったり、いろいろとトラブルが多く試合に集中できない時期もありましたが、それはどのチームも同じです。Stage 2までにしっかり集中して練習する必要がありますし、チームとして全員がゲームの理解度を同じラインでできていないことが今の課題だと思います。

それが原因でズレが生じたり、判断のスピードが違ったりしてしまいます。普段からそういった部分を高めておかないと、プレッシャーがかかる大会で良い判断ができなくなってしまいます。明確に感じているのは、選手全体でゲームの理解度を上げる必要があるということです。共通認識もそうですし、個人個人のゲーム理解度をあげることが大事だと思っています。

◆TenTen「まだ足りていない部分がある」

――TenTen選手に質問です。改めてVCT Pacificで戦う感想を教えてください。

TenTen:Pacificでプレイできて嬉しい気持ちもあります。今日の敗北で僕の実力がどれほどのものか確認できました。今は悔しい気持ちです。

――突然日本のチームに入りPacificに参加していますが、今後どのように取り組んでいきたいと考えていますか?

TenTen:いつもPacificのチームで通用するか想像していましたが、今回急遽ZETAに加入することになりました。まだ大きな舞台で緊張してしまうなど、まだ足りていない部分があると思います。そういう部分を修正すれば、次の試合はもっと活躍できると思います。

――今日は会場にDep選手もいらしていたそうですが、何かお話しされましたか?

TenTen:Depさんから「TenTenならいける!」と話してくれました(笑)


この結果をもってZETA DIVISIONはグループステージ5位が確定、敗退が決定しました。残念ながら日本チームがMasters Torontoへ出場する夢はついえた形となります。しかしながら、XQQコーチは度々「見据えるのはChampions」と話しており、Finalsが東京で開催されることもあり、Stage 2はいっそう気合十分でしょう。再び日本チームが世界で戦う姿をみられるよう、惜しみない応援を送りましょう。

《岡野 朔太郎》

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「最高の妥協点で会おう」 岡野 朔太郎

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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