日本時間6月8日(日)から2025 VCTシーズン2回目となる世界大会「VCT 2025 Masters Toronto」(以下、 Masters Toronto)が開幕します。先駆けて、日本時間6月7日未明に行われた記者会見では、出場する12チームの代表選手が記者からの質問に答えました。
本稿では、VCT Pacific代表チーム(Gen.G Esports / Paper Rex[PRX] / Rex Regum Qeon[RRQ])へ向けられた質問内容を抜粋、翻訳してお届けします。
◆Foxy9 「Gen.Gでは、自分をたくさん見せることができるし、今本当に幸せです」
Gen.G Esportsからはt3xture選手とFoxy9選手が登壇し、記者からの質問に答えました。
――t3xture選手もFoxy9選手も最後に国際大会に出場したのはChampions Seoul 2024ですが、その後、個人として何か変わりましたか？また、どのようにGen.Gとしてのプレイを学びましたか？
t3xture: 僕はあまり変わっていません。知っての通り僕はずっとGen.Gにいますが、他のチームから移籍してきた選手の面倒をたくさん見ようとしています。
Foxy9: DRXにいた時は、チームに溶け込もうと、チームの色に合わせようとしていました。でも、Gen.Gに移籍してからは、チームメイトがいつも「自分がしたいように、好きなようにすればいい」と言ってくれます。Gen.Gでは、自分をたくさん見せることができるし、今本当に幸せです。
――t3xture選手への質問です。最近、マップのアップデートとテホのナーフによるメタの変化がありました。Gen.Gにとってどちらが克服するのに苦労したと思いますか？それともどちらも余裕でしたか？
t3xture: 僕にとっては、マップに大きな変化はなかったと思います。テホがナーフされたことについても、僕たちにとっては問題ありませんでした。むしろ、テホがいない方がずっとうまくいっていると感じています。
――(t3xture選手へ)Chick-fil-A(カナダ、アメリカ合衆国で人気のファストフードチェーン)はどうでした？
t3xture: あぁ～(笑)うん、最高だったよ！
◆Jinggg「今は本当に勢いがあると思っています」
Paper RexからはJinggg選手とPatMen選手が登壇。仲の良さが垣間見えるシーンもありました。
――Jinggg選手への質問です。PatMenがチームに加わったことで、ゲーム内外でどのような影響があったと感じていますか？また、それがMasters Toronto出場にどれだけ作用したと思いますか？
Jinggg: チームが変わったことで、モチベーションも戻ってきたと思います。PatMenが加入してからは、ようやく数試合連続で勝てるようになりました。だから、今は本当に勢いがあると思っています。それが今年の初めよりもいいプレイができている主な理由だと考えています。
――PatMen選手にとって、今回が国際大会のデビューですね。経験豊富なチームメイトと、Masters Torontoへ向けてどのように準備しましたか？
PatMen: 初めての国際大会でいいパフォーマンスをする必要がありますが、出場すること自体が大変なので、出場できることをとてもうれしく思います。 特に今はチームメイトが僕を助けてくれているし、チームメイトをもっと理解できるようになったので、Masters Torontoを楽しめそうです。
――(登壇者全員へ向けて)無人島にいるとします。誰が先に死ぬと思いますか？また、誰が生き残ると思いますか？
Jinggg: PatMen次第だと思います。個人的には、自分のサバイバルスキルはあまり良くないと思っています。なのでPatMenに頼るしかないかもしれません。もし彼が僕を助けようとするなら、僕は生きて帰れるでしょう。でも、助けてくれなかったら僕は多分死にます。
PatMen: 僕はゲーム内ならJingggのために死にに行くけど、無人島だったらJingggが先に死ぬと思います。(Jinggg選手へ) 間違いなく、お前が先に死ぬ。彼は運動もしていないですし。
Jinggg: だから僕を守らないと！
PatMen: いやだね。
Jinggg: だめ？そうか。
PatMen:1人で生き残るよ。
◆Jemkin「Masters Torontoでのライバルはaspas」
初のMasters出場となるRex Regum Qeonからは、Jemkin選手とcrazyguy選手が登壇しました。
――Jemkin選手自身、今大会のベストプレイヤーの1人だと思いますか？もしそうなら、Masters Torontoで一番のライバルは誰でしょうか？
Jemkin: 初めての大会なので、僕がベストプレイヤーだとは思えません。それに、もっと経験豊富で、優れた選手はたくさんいると思います。1人名前を挙げるとしたら、aspas選手ですね。
プレイオフステージ進出をかけたスイスステージへ挑むGen.GとPRX。Gen.Gは日本時間 6月9日(月)4時から第二試合でMiBRと、PRXは日本時間6月8日(日)1時から第一試合でTeam Hereticsとそれぞれ対戦します。また、「VCT Pacific Stage 1」で優勝をおさめたRRQは、6月14日(土)から始まるプレイオフステージより登場します。
＜翻訳：eiko／執筆：ΣISAKA／編集：岡野 朔太郎＞
