T1 Meteor「もちろんT1も頑張るけど、弟TenTenのいるZETAの応援もお願いしたい」【VCT Pacific 2025 Stage 1】

VALORANTのアジア大会「VCT Pacific」のプレイオフが2025年4月26日からスタート。T1はDRXに接戦の末0-2で敗北し、ローワーブラケット行きが確定しました。

VALORANT インタビュー・コラム
T1 Meteor「もちろんT1も頑張るけど、弟TenTenのいるZETAの応援もお願いしたい」【VCT Pacific 2025 Stage 1】
T1 Meteor「もちろんT1も頑張るけど、弟TenTenのいるZETAの応援もお願いしたい」【VCT Pacific 2025 Stage 1】
  • T1 Meteor「もちろんT1も頑張るけど、弟TenTenのいるZETAの応援もお願いしたい」【VCT Pacific 2025 Stage 1】
  • T1 Meteor「もちろんT1も頑張るけど、弟TenTenのいるZETAの応援もお願いしたい」【VCT Pacific 2025 Stage 1】
  • T1 Meteor「もちろんT1も頑張るけど、弟TenTenのいるZETAの応援もお願いしたい」【VCT Pacific 2025 Stage 1】
  • T1 Meteor「もちろんT1も頑張るけど、弟TenTenのいるZETAの応援もお願いしたい」【VCT Pacific 2025 Stage 1】

『VALORANT』のアジア大会「VCT Pacific」のプレイオフが2025年4月26日からスタートしました。

この日のMatch 2はDRX対T1という注目の韓国対決。ロータスで行われた1マップ目は序盤T1のリードで試合を進めますが、徐々にDRXが追いついてきて、ついにOTへ突入。マッチポイントの局面でDRXがC側に一気になだれ込み、オープン設置からの撃ち合いで勝負を決めました。続く2マップ目はフラクチャー。こちらも最初の試合と同じような展開でOTへ。手に汗にぎるシーソーゲームの結果、試合を制したのはDRX。これによりT1は残念ながら0-2で敗北となり、ローワーブラケット行きが確定しました。

試合終了後、T1のMeteor選手にオンラインでお話を伺いました。そのときの模様をお伝えしますので、早速ご覧ください。

◆最近練習したフラクチャーで負けたのは本当に悔しい

――今日はDRXとの対戦で2マップともOTとなる接戦の末、残念ながら0-2で敗北となりました。試合を振り返っていかがですか。

Meteor:相手のプレイに対して自分たちが柔軟にプレイを変えていかなければならなかったと思うんですが、それができなかったのが少し残念です。あと一歩のところで負けてしまったことを考えると、相手チームより集中力が少しだけ足りなかったのかなとも思います。

――本当に惜しい試合でしたが、OTになったときチーム内でどんな話をしましたか。

Meteor:ただひたすら「俺たちは勝てるぞ!」という話をしていました。本当にそれだけをずっと言い続けていた気がします。

――相手のピックマップはフラクチャーでしたが、予想はしていましたか。

Meteor:予想していましたし、それどころか最近練習もしていたんです。だから負けたのは本当に悔しいです。

――お互いの読み合いが非常に激しい試合でした。人数の少ない方でMeteor選手が相手を引きつける役割をしていたのかなと思うのですが、そういう作戦だったのですか。

Meteor:確かに相手を引きつける動きはしていました。ただ作戦というよりは、自分のいる反対側で情報が取れたらこっちが弱いだろうとひとりで考えて即興的に動いていた感じでしたね。

◆TenTenは僕からしたらまだ子どもっぽくて可愛い

――ここからは実弟TenTen選手の話をさせてください。Meteor選手がTenTen選手に対してプロゲーマーの先輩として助言する姿を見せたかと思えば、急にライバル意識を見せたり、あるときは「可愛いねぇ」と親のように見守るときもあると思うのですが、Meteor選手にとってTenTen選手はどんな存在ですか。

Meteor:僕がうまくやれているときもそうでないときもいつも応援してくれる仲の良い弟です。いまはライバルでもありますが家族でもあるので、少しでもお互いを思いやったり助け合ったりしようとはしていると思います。ただ、僕からしたらまだ子どもっぽいなと思うところも結構あるので、何をしてても可愛いなって感じで見ちゃいますね(笑)。

――その可愛いTenTen選手が日本のZETA DIVISION(以下ZETA)へ加入しました。急きょだったにもかかわらずチームとの息も合っていたように思いますが、Meteor選手から見ていかがですか。

Meteor:チームでの練習は本当に少しだけしかできていない状況で試合に出場したと聞いています。ZETAに入ってからTenTenが自分のプレイスタイル通りにコールをしていたからなのかどうかわかりませんが、アグレッシブな動きを何度も見せていたと思います。それに加えて、これまでのZETAよりゲームのテンポが少し速くなったとも感じました。

――Talon Esports戦後にSNS上でのTenTen選手とのやり取りが話題になりましたが、その後何か話したことはありますか。

Meteor:その後は「お兄ちゃんはT1なんだから、残りのプレイオフ頑張ってトロントまで絶対行ってくれよ!」って言われましたね。僕も「わかった!」って返事しときました。

◆対処法をインゲームで指摘できる選手がいないのが問題

――プレイオフで勝ち抜くために、いまのT1が改善しなければならない部分はどんな点だと思いますか。

Meteor:コミュニケーション面において少し問題があるように思います。あとは相手への対処法について、インゲームできちんと指摘できる選手がいないような気がしますね。じつは僕が指摘することが多いんですけど、僕も最近なかなか大変なので……(苦笑)。とりあえずは僕ができるところまでやるつもりではいます。どっちみち僕が指摘しなかったら負けてしまうとわかっているので、勝つためにはやらないといけないことだと思っています。

――次の試合はローワーブラケットでPaper Rex(以下PRX)戦が控えていますが、意気込みを聞かせてください。

Meteor:PRXとの試合はいつもテンポが速いので、ちょっと慌ただしい感じのゲームになるんじゃないかなと思います。負けたら敗退というプレッシャーをはねのけてきっちり勝ちたいです。

――昨シーズンはPRX相手に勝っていますが、ズバリ自信のほどは?

Meteor:80%ぐらい?

――応援しています!では最後に、日本のファンに向けてメッセージをお願いします。

Meteor:昔からずっと応援してくれている日本のファンの皆さん、本当にありがとうございます。いまはまだその応援に応えられていないと思うので、申し訳ない気持ちです。それと、もちろんT1も頑張らなければなりませんが、弟のいるZETAのことも応援よろしくお願いします。


T1の次の試合は2025年5月3日20時ごろ(Match 1終了後)にPRX戦が予定されています。

《スイニャン》

FISTBUMPのメールマガジンでは、FISTBUMPに掲載されるニュースの中から、厳選した記事をお届けします!ライアットの注目ニュースを見逃さないようにしましょう!

関連タグ

スイニャン

スイニャン

韓国在住時にeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warのプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後、2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を開始。2017年からはLeague of Legendsの国内プロリーグ「LJL」の公式日韓通訳に抜擢され、現在も複数タイトルで韓国人選手の通訳・翻訳活動を行なっている。自らはゲームをほとんどプレイせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。

特集