EDward Gaming(EDG)の劇的な優勝によって幕を閉じた「VALORANT Champions 2024」にて、最も高いパフォーマンスやクラッチ率、ファーストキルなどの情報がVCT公式Xによって公開されています。
◆EDGが悲願の優勝を掴んだ「VALORANT Champions 2024」
韓国・ソウルで行われた「VALORANT Champions 2024」では各地域から4チーム、計16チームが世界王者の座を目指してしのぎを削りました。トップ4にはSentinels、Leviatán、Team Heretics、EDGが残り、多くのファンが詰めかけた大規模アリーナ「INSPIRE Arena」にて、連日熱戦が繰り広げられました。
トップレベルの戦いのなか、これまで優勝はおろかベスト5-6で終わり、トップ4へ手が届かなかったEDGがUpper Bracketを駆け抜け、VCT Chinaが設立された年に、これまで中国地域の代表として幾度となく国際大会に出場してきたチームとして劇的な優勝を収めたのです。
8月31日よりVCT公式Xでは、今大会における平均ACSやファーストキルなど、プレイヤーに関する情報を公開しました(100ラウンド以上をプレイしたプレイヤーに限る)。
◆平均ACSトップは「Derke(FNATIC)」
ラウンド毎のコンバットスコアの平均を示すACS(Average Combat Score)では、FNATICのDerke選手が1位に。チームとしてはベスト5-6となりましたが、突出したデュエリストとしての活躍を見せました。なお、Derke選手はChampions後にLFTを表明。Derke選手およびFNATICの今後にも注目です。
◆クラッチキングは「Boo(TH)」
クラッチ獲得数はTHのBoo選手がトップ、そして2位もTHのRieNs選手が位置しています。トップ5にはこのほかLEVのkiNgg選手、EDGのnobody選手、CHICHOO選手がランクイン。決勝戦で戦った2チームから4人が多くのクラッチを獲得しました。
◆ファーストキルパフォーマンスは「ZmjjKK(EDG)」
ファーストキルを獲得した確率を示すファーストキルパフォーマンスではEDGのZmjjKK選手が23%で1位に。続くBuZz選手(DRX)も22%、Zekken選手(Sentinels)も20%と、僅差となっています。
ZmjjKK選手は決勝となったTH戦の最終マップ、ガーディアンでTHの巻き返しを完全に止めるなど、象徴的なシーンも多くみられ。世界の記憶に残るデュエリストとなったでしょう。
◆ラウンド毎の平均ダメージ最大は「keznit(KRÜ)」
ラウンド毎の平均ダメージの最大はKRÜのkeznit選手。Champions皆勤賞で国際大会経験豊富なkeznitdeuS選手はグループステージ突破こそ叶わなかったものの、DRXのヘイヴン相手に13-2とワンサイドゲームを展開するなど、大きな爪痕を残しています。
◆トップKDは「Derke(FNATIC)」
キル/デス比トップは1.33で、またもやDerke選手。なお、2位はMeteor選手(Gen.G)、3位はtrexx(VIT)と、デュエリスト以外のプレイヤーが占めています。そのなかで高い数値を叩き出すDerke選手の活躍ぶりがわかります。
オフシーズンに突入しチーム再編に向けた動きなどもみられますが、Champions 2024ではキャスターの岸大河さんが「実況・解説が追いつくのもひと苦労」と語るほどのハイレベルな戦いが繰り広げられ、2025年シーズンが楽しみになる内容でした。2025年のVCTは、今後行われるAscensionの優勝チームを交えた各地域12チーム、計48チームで行われます。