• League of Legends
  • インタビュー

KT Bdd「デビュー10年目で“いまが一番上手い”」―「Worlds 2025」決勝を前に T1とのテレコムウォーへの意気込みを語る【合同インタビュー】

11月9日に行われる「Worlds 2025」決勝戦。その大一番を前に、T1とKT Rolsterが合同インタビューにて、意気込みを語りました。

スイニャン

スイニャン

11月9日に行われる「Worlds 2025」決勝戦。その大一番を前に、T1とKT Rolsterが合同インタビューにて、意気込みを語りました。

本稿では、世界中のさまざまなメディアから質問が飛び交った、KT Rolsterへのインタビューの様子を翻訳してお伝えします。

「集団戦で成長した」deokdam選手、Scoreコーチは「Mataコーチとの対戦は不思議な感じ」

――deokdam選手に質問です。昨年、LPLでの成績はあまり振るわなかった中、今年はWorldsの決勝戦のステージまで上がってきました。ご自身ではこの1年の成長をどのように見ていますか。また、その成長の過程で一番感謝している人は誰ですか。

deokdam:Worldsに来てから、集団戦のポジショニング面で成長したと思います。また、チームメイトたちに対する要求もより明確に言えるようになりました。コーチ陣が色々とアドバイスしてくれたので、コーチ陣に感謝しています。

――Scoreコーチに質問です。もともとMataコーチと一時期同じチームでしたが、今回は決勝戦で対戦相手になりました。Mataコーチに言いたいことはありますか。

Score:Mataコーチと昔一緒に選手生活をしていましたが、こうしてWorldsの決勝戦で対戦することになって不思議な感じがしますね。お互いにベストを尽くして良い試合ができたらいいなと思います。

――Bdd選手に質問です。Bdd選手はデビュー10年で初めてWorldsの決勝のステージに上がることになりましたが、今回の決勝戦はどんな心構えで臨みますか。ちなみに、Faker選手の携帯番号はゲットしましたか。

Bdd:今回の決勝戦の準備において心構えは、絶対に勝たなければならないという考えよりも、ベストを尽くしてできる限りのことをしようという心構えで準備したいと思います。番号はもう……大丈夫です(笑)。

――Peter選手とPerfecT選手のおふたりに質問です。チーム内における若手選手として今回の決勝戦をどのようにご覧になっていますか。そして今回の決勝戦を目前に控えての意気込みも聞かせてください。

Peter:初めてのWorldsでこうして決勝戦まで来ることができて光栄です。決勝戦では絶対に勝つというマインドで臨みたいと思います。

PerfecT:Worldsで色々な試合会場を回ることができて、すごく嬉しいWorldsだと思っています。意気込みは、これまでどおり準備して良いところをお見せできるようにします。

――Bdd選手に質問です。KTがWorldsの決勝戦のステージに勝ち上がってきました。チームメイトたちに何か伝えたいことはありますか。

Bdd:いままでどおりやろう!と伝えたいです。

――Bdd選手に質問です。ワールドチャンピオンになるまであと1勝のみです。ここまで来るのに、この数年間どんな努力をしつつ成長してきましたか。そして、考えているWorldsスキンのチャンピオンはありますか。

Bdd:プロ生活でつらい状況も多かったんですけど、ネガティブなことを考えるのはむしろ自分を下げてしまうと思い、いつでもポジティブに、諦めなければ上手くやれると信じて頑張っていました。Worldsのスキンは終わってから考えたいと思います。

――Bdd選手に質問です。こうしてWorldsの決勝戦まで来るプロセスは簡単ではなかったと思います。本当に長い時間がかかりましたが、一番重要で、一番記憶に残っている瞬間はいつでしょうか。

Bdd:個人的には、プレイオフでGen.Gを倒してWorldsに進出した試合が記憶に残っています。

――Bdd選手に質問です。多くの記者の方がおっしゃるとおり、本当に長いキャリアの末、ついにWorldsの決勝戦を戦うことになりました。現在のご自身の調子について、どのようにお考えでしょうか。これまでの何年間かと比べてどう思いますか。そして、いまはご自身のフィジカルが最高レベルに到達したと思いますか。

Bdd:とりあえずプロ生活をしてきた時期の中では、一番多くのモチベーションを得てゲームが楽しいと感じている時期だと思います。いまの実力自体は、何年間も成長しようと考えてきた中で、自分が思うにこれまでの期間で一番上手いと思います。

――すべての選手に質問です。対面の選手について彼らの長所と、彼らに対して自分が持っている長所、そして決勝戦で相手より良いパフォーマンスが出せると信じているかについて教えていただけますか。

PerfecT:Doran選手の強みは、集団戦で状況を変化させる能力が秀でていることだと考えています。僕も集団戦で役割から外れない感じが強いので、僕がしっかりと役割を果たせばDoran選手のそういった能力を防げると思います。

Cuzz:Oner選手はやっぱりすごく相手を引きつけるのが上手いです。途中で奇襲ガンクなどで変化を与えるのを好んでいて、そういうプレイで有利を得ていると思うので、そういったことをできる限り読んでしっかり受けきりたいと思います。

Bdd:Faker選手はもとから勝負強い選手だと思うのですが、Worldsではさらに良くなると考えています。そういった部分において、いまの自分の状態ならさらに良いところをお見せできるだろうと思います。

deokdam:Gumayusi選手はレーン戦に強みのある選手だと思いますが、自分の最近の調子を考えればレーン戦で負けないと思うので、レーン戦からしっかり勝っていきたいと思います。

Peter:Keria選手はサポートとしてすべての面で完璧だと考えています。僕が勝てる部分は、Worldsに初めて来た新人としての覇気ぐらいかなと思います。

――Bdd選手に質問です。今年KTが決勝戦に勝ち上がってきた過程を見ると2022年のDRXを思い出すファンの皆さんが多いかと思います。当時DRXが優勝したときBdd選手はどのようにそのシーンを見ていたのか、どんな気持ちだったのか聞かせてください。そしてそんな奇跡的なシーンをご自身が起こせるチャンスを得ましたが、いまのお気持ちはいかがでしょうか。それとDeft選手とかつてチームメイトでしたが、決勝戦の前に何かお話されましたか。

Bdd:2022年にDRXがWorlds優勝した当時は、ちょっと個人的に成績もよくなかったですし、とても苦しい時期でした。それで生放送は見られなくて、後からDRXが優勝したというニュースを聞いて動画で見たんですけど、つらかった気持ちが少し和らいで、自分もまた頑張らなければと思いました。いまの心境自体は、決勝で絶対に勝たなきゃという心構えよりも、できることを全部見せたいという思いですね。Deftさんとは、試合に勝ってから連絡が来たんですけど、重要な話というよりもゲーム内容について少し話しました。

――Scoreコーチに質問です。ベスト4で勝ってから1週間が経ちましたが、各選手のコンディション管理はいかがでしょうか。また、決勝まであと2日ですが、どのように準備するのか聞かせてください。

Score:いまではありませんが、Worldsの序盤には風邪気味だった選手がいましたが、薬を飲み続けていまは全員コンディションが良い状態です。決勝戦まであと2日ですが、残りの期間は選手たちとバンピック会議をして、最後の準備を頑張って決勝戦で後悔のない試合したいと思います。

――Bdd選手にお伺いしたいのですが、韓国のファンや海外ファンの間で「テレコムウォー」という伝統的なライバルマッチになったということでファンの期待が非常に高いんですが、特別に期待している部分や意気込みはありますか。

Bdd:最も象徴的で重要な試合でテレコムウォーになったことが嬉しいですし、面白くなりそうだと思います。意気込みは、自分にできるベストを尽くします。

<翻訳:スイニャン/編集:松田和真>

SPECIAL CONTENTS ここだけの特別な記事