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12月23日のプレイオフ ステージ Day 2にて「Resolve Regalia」が優勝し、幕を閉じた「League The k4sen(LTK)シーズン:黄昏の試練」。LOWER SEMIFINALSでは「Precision Diadem(PD)」が「Sorcery Tiara(ST)」を下し、グランドファイナルまであと一歩に迫ったものの、LOWER FINALSでは「Domination Crown(DC)」に0-2で敗北。惜しくも決勝進出は叶いませんでした。
FISTBUMPでは、そんな激闘を戦い抜いたPDのSHAKAさん、Zerostさん、らいじんさんにインタビューを実施。「LTK シーズン: 黄昏の試練」を通して感じたチームや個人の成長、シーズン中に印象に残った出来事、そしてリーグ戦を戦い抜いた率直な感想まで語ってもらいました。本稿ではその模様をお届けします。
――「LTK シーズン: 黄昏の試練」、お疲れ様でした!まずLTKを通して、チームやご自身が成長したと感じる点を教えてください。
SHAKA:個人的にはゲームプレイの部分ですね。マクロ面は基本的にチームメイトがやってくれていて、自分はたまに口を出すくらいだったので。ADC個人としての部分が、多少はマシになったかなと思っています。
Zerost:前のシーズンと比べると、MIDとBOTは同じメンバーで、TOPとJGは前回優勝チームのST COREから優等生が来てくれました。
前のシーズンではBOTの神楽めあさんとSHAKAさんが大きく成長して、今シーズンではMIDのKamitoが一番成長した印象ですね。チャンピオンプールも増えて、MIDレーナーとしてかなり伸びたと思います。

――Zerostさん視点から今シーズンのBOTデュオの成長はどう感じられたんでしょう?
Zerost:レーニングで不安があったマッチアップもありましたが、練習を重ねて「いける」と思えるようになりました。
それと、めあさん(神楽めあ)はコールが圧倒的に増えましたし、味方の安全を気にかける声掛けも多くなりましたね。SHAKAさんは単純にディール量が増えました。
SHAKA:あと、めあさんがキレなくなったよね。
Zerost:代わりにSHAKAさんがキレるようになったけどね(笑)
一同:(笑)

――らいじんさんはいかがでしょうか。
らいじん:PD NEXT全体としても成長幅は大きかったですし、みんな成長したシーズンだったんじゃないかなと思います。特に天月さんは成長を感じました。
――どのような部分で成長を感じたんでしょうか?
らいじん:天月さんは知識で動けるタイプで、いろんなゲームが上手い人なので「教えたらできるようになるだろうな」とは思っていました。
それで、実際にいろいろ詰め込んでいく中で、「やることは分かっているけど、手が追いつかない」状態からしっかり手が追いつくようになった。要するに、知識量にフィジカルが追いついたという感じですね。
――ご本人の努力の成果ということですね。らいじんさん自身のコーチング面で成長したと感じる部分はありますか?
らいじん:コーチング内容はかなりコンパクトになりましたね。教えるべきポイントの“要点”だけを伝えるようになったかなと。以前は全部説明していましたが、たぶん容量的に入りきらないなと感じて、取捨選択するようになりました。もちろん、どこまで詰め込むかはそれぞれの人に合わせて調整する感じですね。

――今シーズンの期間中、特に印象に残っている出来事や思い出はありますか?
らいじん:うーん、まぁでも“鼻うがい”かな。
SHAKA:なんだそれ(笑)
らいじん:天月さんがオススメしてくれた鼻うがいの商品があるんですけど、PD NEXTのメンバーは全員やりましたね。天月さんが「毎朝毎晩やる」って言うから全員一度は試しました。
SHAKA:よかった?(笑)
らいじん:良かったですね。おぼメンとかヘンディー(トナカイト)は、30日分くらいのトライアルパックを使い切ったらしいです。特におぼメンが「いいんだよこれ」って言ってました。それが一番印象に残ってますね。
SHAKA:あま兄(天月)が勧めるものが、俺のところにも届いてきてて。とある恋愛ドキュメンタリー作品がめちゃくちゃ面白いらしくて、めちゃくちゃ勧められてます。俺も観ようかなと思ってますね。
らいじん:そうそう。おぼメンがこの前それを夜から朝まで一気見してたな。面白すぎて、YouTubeにあるサイドストーリーまで観たらしい(笑)
Zerost:ハマりすぎだろ(笑)
らいじん:天月さんが勧めるものに間違いはないっていう。

――COREのZerostさんとSHAKAさんは記憶に残る思い出などありますか。
Zerost:俺は、PD COREが始まって1~2週間目かな。mittiiiとめあさんが、早速クソ喧嘩し始めて。
SHAKA:ああ、あのレッドバフの右くらいのやつ。
Zerost:そうそう。一人でサイオンで入って行って、「これ戦える!」ってmittiiiが言ったら、めあさんが「戦えない!」ってキレ始めて、「いけるだろバカが!」って言い返す本当の喧嘩が始まって(笑)。1週間目でこれか……って。
SHAKA:それ、俺が怒ったやつ?
Zerost:うん。その後、試合中もずっと10分ぐらい喧嘩してて、SHAKAさんが「うるせえよ、黙れ」って言って収まった(笑)
SHAKA:俺はあのシーンかな。「皆さん落ち着いてください」「落ち着いてるんだけど!」。
Zerost:(爆笑)
SHAKA:「皆さん」が「めあさん」って名指しされているように聞こえていて「なんで私、名指しなの?」って。
Zerost:あの時は、みんなヒートアップしてた。

らいじん:「私から見て左! 私から見て右!」ってやつも面白かったけどな。
SHAKA:あれむちゃくちゃだったよなぁ(笑)
Zerost:頭おかしくなりそうだった。
らいじん:あれリアルタイムで見て、マジでめちゃくちゃ面白かった(笑)
Zerost:『LoL』は見下ろし視点だから「左は左」じゃないですか。だけど、「ここはみんなで左に行ったほうがいいよ」って話をしていたときに、「左って、私から見て左って言ってるの?」みたいな。「こいつ一人称で『LoL』やってんのか?」って思いましたね(笑)
SHAKA:俺もムカついたなあそこは。
Zerost:ムカつかなかった日はあまりないかも、いつも何かしらでムカついたね。
SHAKA:でもそんな二人が今ではもう...。
Zerost:それもムカついてる(笑)。あいつ、プレイオフの最後で最悪の爆弾を残していったしな。

――チーム発表時、Zerostさんは今シーズンのメンバーを知ったときの心境はいかがでしたか?
Zerost:「刑期延長」か……みたいな感じでした。
SHAKA:俺はでも最初は「お、すごい強そう」って思った。
らいじん:俺も楽しそうなチームだなと思った。
SHAKA:(笑)。楽しい……まあそうかもしれない。第三者から見たら実際に楽しいだろうなっていうチームではある。
Zerost:元ST COREの2人とめあさんは、絶対喧嘩するだろうなとは思ってました。mittiiiとうるかですからね、喧嘩しないわけないよね。
うるかは意外とあんまり怒らないけど、溜まると爆発する。mittiiiは一番怒るというか、怒らせてるというか(笑)

――LTK期間中、PD COREメンバーの掛け合いは特に話題を集めていましたよね。
SHAKA:ゲームプレイの思い出、あんまないよな(笑)
Zerost:そうね。だって、PD COREのみんなの切り抜き動画とか観るじゃん?あんまりインゲームのやつないんだもん(笑)
一同:(笑)

――Zerostさんは前のシーズンからずっと神楽めあさんをコーチングしてきました。本番を終えた今、神楽めあさんにひと言、声をかけるとするなら何と言いますか?
Zerost:うーん...…「ふざけんな!」はダメですよね?
SHAKA:真面目なやつを言おう。家に帰って、改めて言うようなちゃんとしたコメントで。
Zerost:家に帰ってか……。
……。
……。
……「ふざけんな!」
一同:(笑)
らいじん:じゃあそれだ(笑)

――最後に、この半年以上戦ってきたLTKの感想をお願いします。
SHAKA:そもそもリーグ形式自体の経験があまりなくて。自分が選手だった頃を考えても、長期間のリーグで戦うってほとんどなかったですね。
だから、毎回大会が終わるたびに次の相手の対策を練っていく経験はすごく面白かったです。しかも、『LoL』の特性上、いろんなものを練習しなきゃいけないのに、対戦相手によって求められるものも変わるんですよね。良い経験になりました。

Zerost:自分はLJLで4~5年選手としてやってきて、良いことも悪いことも経験してきました。それを久々に思い出しましたね。
前も今回のシーズンも3位という結果で、負けた試合のほうが多かったんですけど、それでも何だかんだ最後のプレイオフでは勝ち越すことができました。
辛いことの方が圧倒的に多かったんですけど、オフラインとか本番で勝ったときの一瞬の「楽しい」「嬉しい」は、辛かった経験を全部吹き飛ばしてくれるんですよ。
あの一瞬の快感は、リーグじゃないと味わえないと思いますね。

らいじん:LTKは本当に忙しかったです。プロ時代より忙しかったかもしれません。
Zerost:他にもあるからね。
らいじん:そう。みんなそれぞれ仕事がある中で時間を作って、練習してる。このリーグが成立していること自体がすごいことだと、改めて思いましたね。
全員が頑張って作り上げたLTKというリーグ、すごく面白い経験でした。

――ありがとうございました!
<執筆:まっつぁん/編集・撮影:松田和真/取材協力:オクドス熊田>