
- VALORANT
- インタビュー
9月15日、『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』国内公式大会の最終トーナメント「LJL 2025 Finals」のGRAND FINALがASH WINDER Esports ARENAにてオフライン開催され、「REJECT(RC)」と、「QT DIG∞(QTD)」が対戦しました。本稿では現地の様子をお伝えします。
左を見れば「REJECT」、右を見れば「QT DIG∞」、そして会場全体を覆いつくすのは、熱狂的な『LoL』ファンたち――2025年9月15日、ASH WINDER Esports ARENAでは、そんな夢のような光景が広がっていました。
『LoL』のオフラインイベントといえば先日「League The k4sen(LTK)」がありましたが、「League of Legends Japan League(LJL)」のオフラインイベントは久々。筆者の記憶が確かならば、2023年に幕張メッセで行われた「LJL 2023 Summer Split Finals」が最後だったはず。
「LJL」単独のイベントとしてはじつに2年ぶりの開催だったわけですが、その熱狂はなんら変わっていませんでした。ドラゴンやバロンを獲得した際には拍手が起こり、ソロキルなどの劇的なプレイでは会場から大声が響く。集団戦を固唾をのんで見守り、勝敗が決せば両手を上げて盛り上がる。
幕張だろうとASH WINDERだろうと、その熱は変わりません。「おもしろい『LoL』が見たい!」という人たちがひとつの場所に集まれば、いつだって会場の空気は最高のものになるのですから。
会場の規模がコンパクトになったことによる良い面もありました。いままでよりも選手と観客席が近くなり、インゲーム中の声をたくさん聞けるように。インターバル中に会場を歩く選手の姿を見ることも。より“同じ空間にいる”感覚は強かったように思えます。その影響もあってか、試合後は多くの選手がファンの方々が持つグッズにサインをする様子も見られました。
配信には載っていませんでしたが、エンディングのハイライトが流れている最中、RCの選手、コーチ陣が壇上に上がり会場のファンへ向けてひとりずつ挨拶をする場面も。これも人と人との距離が近く、撤収にそこまでの時間を要さない会場ならではのことだったのかもしれません。
久々となったオフライン会場での「LJL」でしたが、その熱はあの幕張の頃から変わっていませんでした。来年も同様に、オフラインで観戦できる機会があることを祈るばかりです。
FISTBUMPでは、優勝後のQTDへのインタビュー記事も公開しています。
<執筆:オクドス熊田/編集・撮影:松田和真>