『リーグオブレジェンド』の次回パッチ「25.08」の調整内容が予告され、チャンピオンやアイテムのバフ・ナーフ予定が明らかになりました。次回パッチでは合計20体のチャンピオンと4アイテムに調整が予定されています。
◆アニーはQ・Wが強化され、ティバーズのダメージが低下
パッチ毎に調整内容を予告している『LoL』リードゲームデザイナーのMatthew Leung-Harrison氏が、Xで「25.08」のプレビューを公開。
Split2の開始以降、ナフィーリやヨリック、グウェンなど1体のチャンピオンに対する大きな調整が続いている今シーズンですが、次パッチではアニーが大型調整の対象に。
アニーと言えばペットの「ティバーズ」を召喚するRスキル「やっちゃえ!ティバーズ!」が象徴的なチャンピオンですが、今回の調整ではティバーズのパワーを下げ、QとWスキルのダメージやAP比率が上昇。Rのないタイミングでのトレードに強くなった反面、レベルアップでの体力増加はナーフされていることもあり、新たな運用が求められるのではないでしょうか。
ティバーズはダメージが低下した反面、新たに魔法防御貫通の効果が追加。従来のようにバースト火力を出し切る立ち回りだけでなく、貫通を生かしてタンクを溶かす役割も担える可能性を持っています。統計サイトによると現在は9割近く「マリグナンス」が採用されているアニーですが、この変更によって新たなビルドが開発されるかもしれません。
なお、アニーはパッチ「25.07」で開始されたばかりの『TFT』新シーズンSET14でも4コストキャリーとしてティバーズを呼びだして活躍していましたが、ダメージとタンク能力を両立しすぎていたとして中間パッチで早々にナーフを受けており、奇しくも同時期にサモナーズリフトでもTFTでも“ティバーズからの独り立ち”を強いられる形となりました。
◆森で大暴れのヨリックはナーフ、ブリッツの痛いフックにご注意を
その他のチャンピオンでは、ヨリックやグウェン、ヨネといった直近で性能調整が入った顔ぶれに軽微な調整が追加。特にヨリックは少し強すぎてしまったようです。前述のアニーに加え、シンドラとアーリが調整、そしてフェイとメル、ゼラスがバフになっているため、MIDのパワーバランスには影響の大きなパッチになる見込み。
そしてシェンは連続のバフとなっており、味方を守ってくれる忍者が強化されるとTOPレーナーはもちろん、シェンのピック率が上がる可能性を考えると他レーンのプレイヤーにとっても嬉しいパッチになるかもしれません。
バフ欄ではブリッツクランクにも注目で、パッシブのマナ反映率とQスキルのダメージが増加。苦い思い出も多いであろうフックロボットが少し硬く、そして痛くなっており、ARAMで楽しいビルドとしてお馴染みの「APブリッツ」は爽快感が増すこと間違いなしでしょう。

代わって残念なお知らせ(?)となるのがユーミのナーフで、Eスキルのシールド量が低下。相性の良いマークスマンの代表格であるゼリが同時にバフを受けていますが、出番は慎重に検討した方が良さそうです。
パッチ「25.08」ではコミュニティからの反響を受けてリリースが延期されていたイグゾルテッドスキン「サン・ウザル モルデカイザー」のリリースも予定されています。
なお、これらの調整はPBE段階のため、本実装までに変更が入る可能性があることにも留意が必要です。詳細な変更については次回パッチの配信をお待ちください。