apaMENコーチ インタビュー「世界に通用する選手を送り出す」―急成長中の「VARREL YOUTH」の裏側を聞く【LoL】

LJLでTOPレーナーとして活躍し、世界の舞台も経験した「アパさん」に、「VARREL YOUTH(VLY)」の理念やコーチングのポイント、そして選手たちの特徴を聞きました。

League of Legends インタビュー・コラム
apaMENコーチ インタビュー「世界に通用する選手を送り出す」―急成長中の「VARREL YOUTH」の裏側を聞く【LoL】
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『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』国内公式リーグ「LJL」は今季からシステムが再編され、新たなチームの参加が可能になるオープン予選形式を採用。そしてSplit1にあたる「LJL FORGE」では早速“新星”が現れ、強力なロスターを揃えた「REJECT」が結成わずか2か月ながら圧倒的な戦いぶりを見せ、無敗優勝を果たしました。

そんな大会で、準優勝の座に輝いたのが「VARREL YOUTH」。プロチームのアカデミー経験者や外国籍選手も数多く参加した大会を、日本人選手5名の若いチームが見事な戦いぶりで混戦を勝ち抜いてみせました。

今回は同チームにてコーチを務めているapaMENさんにインタビューを実施。長きに渡ってLJLでTOPレーナーとして活躍し、世界の舞台も経験した「アパさん」に、チームの理念やコーチングのポイント、そして教え子たちの特徴を聞きました。

◆準優勝の要因は「大会中の成長」...コーチも驚きの大躍進

――最初に自己紹介をお願いします。

apaMEN:8年間ほど『LoL』の競技シーンでプロゲーマーとして活動していました、apaMENです。引退後は『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』や『LoL』の講師・コーチをやっていて、今はVARREL YOUTHのコーチを担当しています。

――VARREL YOUTHというチームについても簡単に紹介いただけますか?

apaMEN:去年の6月頃からスタートしたチームで、当時はLJLがオープン予選形式ではなかったので「LJLに出場できる、そして海外のプレイヤーとも戦える選手を育成すること」を目指して活動を開始しました。

今年からは大会形式が変わって出場できるようになったので「所属選手たちでそのまま出場しちゃおう」という流れになっています。

――「選手の育成」がテーマのチームなのですね。

apaMEN:そうですね。元々は 100%育成のためのチームでした。今はLJLに出場して目の前の公式戦に勝つことも重要になったので、育成と勝利のどちらも意識してやっています。

「DetonatioN FocusMe」の一員としてWorlds2023に出場したapaMENさん

――LJL FORGEでは見事に準優勝を果たしました。優勝したREJECTの強さはロスターからも事前にも予想されていましたが、その他の出場チームはかなり実力が拮抗していると見受けられました。改めてこの結果についてはどう感じていますか?

apaMEN:もちろん目標は優勝でしたが、REJECTの強さを考えると現実的には「まず決勝へいきたい」と考えていたので、そこをクリアできたのは良かったですね。

正直、FORGEの開幕当初はスクリムの結果を見ても「決勝進出は厳しいかも」という手ごたえでした。しかし、大会期間中に3週間ほど試合のないタイミングがあって、そこでチームの成長をしっかり考えた練習や修正ができたことが、今回の結果につながったのかなと。

――大会中の成長が準優勝の要因だったと。

apaMEN:そうですね。そこが他のチームとの一番の違いだったかなと思います。

――apaMENさんはいつ頃から後進の育成に携わりたいと考えていたのでしょうか。

apaMEN:選手時代から引退後はコーチをやってみたいなとふわっと考えていましたし、実際に『ワイルドリフト』のコーチや『LoL』の講師を経験して「人に教える楽しさ」も感じていたんです。

もっともその気持ちが強くなったのは、VARREL YOUTH立ち上げ時期ですね。LJLがTier 1のリージョンじゃなくなったタイミングということもあって「真剣に若手を育てていかないと、もう日本の『LoL』シーン自体がなくなってしまうんじゃないか」といった危機感も生まれて、使命感を持って取り組むようになりました。

――コーチングのスタイルについても教えてください。「韓国にはコーチのためのスクールがある」という話も伺ったことがあるのですが、日本でコーチをやるにはどうしても独学になると思います。コーチングで参考にした人物や事例はありますか?

apaMEN:具体的なものはあまりないですね。今まで関わったコーチの「こういうとこいいな」って思った部分を実践したりとか、サッカーを見るのが好きなので「監督の考え方」のような動画を見て知った内容を実践してみたりとか、いろんな要素が入っていると自分では思います。

――様々な要素をミックスしてのコーチングで、手探りのところもまだあるということですね。

apaMEN:はい。現状、国内ではなかなかお手本となる部分が少ないと思います。

――先ほど、LJL FORGEでは選手の成長が大きかったというお話がありましたが、コーチとしても変化や気付きがあったのではないでしょうか。

apaMEN:めちゃめちゃありましたね。最初は育成を重視して構成も試合中の作戦もプレイヤーとしての成長を促すような選択を優先していたんですけど、そのままだとメインステージの突破は難しいなと感じたので、途中から「今自分たちができる最大限のパフォーマンスを出そう」という方向に切り替えたんです。

LJL FORGEではオープン予選で3勝2敗とやや苦戦したものの、スイスステージでは3勝1敗と安定感を身に着けた

――「より目の前の試合にフォーカスする方向性に変えた」ということですね。

apaMEN:そうです。今回は上手くいったと思いますが、それも見切り発車と言いますか、雰囲気を見ての判断でした。ただ、この成功体験を得られたのは大きいですね。

――コーチングの難しさといえば、今年は新シーズンで『LoL』というゲーム自体にかなり大きな変化がありました。そうした急激なメタの変化はどうでしたか?

apaMEN:今年の大きな変化となった「スワップ」は、そもそも結構昔から何度もメタになってきたものです。ただ、その年によって流行る狙いや背景は毎回違っていて、今回のスワップゲームは今までのエッセンスが詰まった“スワップの集大成”みたいなメタでした。

なので、僕が長くプロゲーマーやっていた分の理解を生かせたと思いますし、個人的にも楽しかったですね。

――LJLでもVARREL YOUTHの試合に限らずスワップは何度も発生していて、トレンドが取り入れられていましたね。

apaMEN:今回の僕たちは日本人5人で、めちゃめちゃ個人技に優れたチームというわけでもありませんでした。

逆に、対戦するチームには海外サーバーでもチャレンジャーランクにいるようなプレイヤーも多く、レーニングで純粋なフィジカル勝負をするのは今の段階では厳しいと思ったので、序盤は特にスワップに力を入れていましたね。

◆日本人選手5人の長所と短所

――試合での構成や判断だけでなく、普段のコーチングでも「成長」と「勝利」のバランスは難しいのではないでしょうか。

apaMEN:一番は成長させることで、そこはブレてはいけません。LJL FORGEで言えば決勝でREJECTと対戦すること自体がプレイヤーとしての成長につながりますが、その舞台に立つためには試合に勝たないといけません。ですから、成長する機会のためにも試合に勝つ、というバランスですかね。

――対戦相手の対策に力を入れるのも「勝利」を追求するうえでポイントになると思いますが、特定の個人やチームのための戦い方をするのは実力の「成長」という目指す点とは少し異なります。ここについてはどう捉えていますか。

apaMEN:これまで、例えば「相手は何分何秒にワードを置きにくるから待ち構えて捕まえよう」というような分析に基づく戦術はあまり採用はしていません。もちろんバンピックなどは皆で対戦相手に応じてしっかり対策するので、そこは成長にもつながっていると思っています。

――選手個人の実力を伸ばすという観点では、ピックプールについても気になります。例えば「使えたら強い」と言えるようなテクニカルでミクロ的に難しいチャンピオンの練習を促すこともあるのでしょうか。

apaMEN:もちろんプロになると色んなチャンピオンを使えることが求められるので、メタのチャンピオンは練習させますし大会でも使わせます。基本的には「得意なキャラを使わせたい」とは思っているので、もしテクニカルなチャンピオンが好きなんだったらどんどんやらせますね。

――先ほど、VARREL YOUTHは5人とも日本人選手というお話もありましたが、これまでのLJLでは韓国人選手をはじめ、マクロ・ミクロ的に優れた海外選手を中心にゲームをすることが多かったと思います。apaMENさんのコーチとしての視点から、日本人5名のチームならではの長所・短所をどう感じているか教えてください。

apaMEN:やはり「コミュニケーション面」は大きな長所だと感じますね。僕も選手時代にチームメイトとして韓国人選手とたくさんプレイしてきましたが、どうしても細かい話をするのが難しいんです。それは試合中の細かなコミュニケーションに関してもそうですし、試合後のフィードバックも同様です。そういったハードルがないのはすごく大きなメリットですね。

また、チーム内に飛び抜けて強い選手がいると萎縮したり、気をつかってしまったりで他の選手がパフォーマンスを出し切れないということもよくある話です。しかし、VARREL YOUTHではそういったこともなく、むしろ5人でチーム一丸となってプレイできるのも強みだと思います。今回の大会で特にそう感じましたね。

ただ、インゲームでエースと言える存在がいないことによってコールがぶれたり、判断がまとまらなかったりという状況になることもあるので、ここは強みでもありデメリットでもあります。

また、すごく判断能力が長けた選手と一緒にプレイするのは成長のためにもすごく良いと思っています。僕もBlankと一緒にプレイした時はやっぱり判断が抜群にうまいなと感じましたし、それを参考にしたり真似したりという経験は多かったですから、そういった存在がいないのは少しマイナスなのかな?とは感じていますね。

世界一を経験したJGとしてLJLでも活躍したBlank選手。apaMENさんとはSengoku Gaming(戦国ゲーミング)時代にチームメイトだった

――今のVARREL YOUTHでは誰がゲーム内で引っ張っていく存在になるのでしょうか。

apaMEN:MIDのCompetitive(コンペティティブ)がそうですね。コールの面でも一番発言してくれるプレイヤーです。

――LJL FORGEでチームの成長を感じたシーンや試合があれば教えてください。

apaMEN:メインステージの3週間空いたタイミングで様々な方向の練習をしたんです。

最初は、やはりレーンが課題だから強化しようとスワップもせずにずっと戦っていたんですが、海外チームに対して20連敗ぐらいするような状況になってしまったんです。それではさすがにまずいと感じ、さきほどの「今できることをやる」方向に切り替えて、序盤を無難に進められたら後半で勝てるようなレートゲーム構成をやり始めました。

本番でもそれがすごく上手くいって、元々は集団戦がそこまで綺麗にできるようなチームじゃなかったんですが、それくらいの時期からすごく集団戦が上手くなったなと。心の余裕って結構大事なんだなと思うような瞬間でした。

――若い選手ばかりということもあり、成功体験がもたらすものはベテランの選手以上に大きいのかもしれません。大会の後半ではかなり自信持ってファイトをしているように見えましたし、Competitive選手のアジールはベストプレイにも選ばれていました。

apaMEN:前までの彼のアジールって「すぐ飛びついてすぐウルト」みたいな、やりすぎてしまうプレイがすごく多かったんですよ。それが準決勝や最近の試合では選択がすごく的確になりましたね。

◆コーチから見る「選手の特徴」と「チームの課題」

――では、そんな選手たちの特徴をそれぞれapaMENさんはどう捉えているのか、レーン順に紹介していただけますか?

apaMEN:TOPのkkkkkkkkk(ケーケー)は僕がもう2年くらいコーチングしているプレイヤーで、飲み込みがすごく早いんです。ランクも最初はプラチナくらいからスタートして今はグランドマスターになっていますし、使えるチャンピオンもめちゃめちゃ少なかったんですが、色んなキャラが使えるようになりました。

性格的にはすごく意欲的で、とにかく「上手くなるためにはどうしたらいいか」を常に考えられるプレイヤーだからこそ、あそこまで上達したのかなと。プレースタイルはレーニングがうまい、フィジカルがある印象ですね。

――非常に若い選手なんですよね?

apaMEN:17歳になったばかりですね。

VARREL YOUTHの中でも若さが際立つkkkkkkkkk選手

――YOUTHを象徴するような存在ですね。

apaMEN:JGのHALdesu(ハルデス)くんはメンバーで唯一アカデミーチームの経験があって、一番チームゲーム経験が多い選手です。ファームルートの選択が上手くて、以前は集団戦のポジショニングが苦手だったんですが、そこもみんなでコミュニケーションを取りながら続けてきたことで改善されてきていて、今後も伸びていけると楽しみにしています。

――HALdesu選手は自身でもコーチング・講師をされていて、ゲーム理解度が高い印象ですね。続いてMIDはどうでしょう。

apaMEN:MIDのCompetitiveはとりあえず一番喋ります。リーダータイプと言いますか、皆を引っ張っていけるような選手ですね。彼もVARREL YOUTH始動初期からの在籍選手で、性格は熱血と言いますか、インゲームでも「MIDで立ってるだけ」みたいなチャンピオンがとても嫌いです。アーリやアジール、ヨネのように自分からゲームメイクできるチャンピオンをすごく得意としているような選手ですね。

――試合を見てもその印象はありますね(笑)。

apaMEN:BOTのrakii(ラキ)くんはLJL FORGEから入ってもらった選手なんですが、チャレンジャーランクのうまいプレイヤーです。最初はコミュニケーション面で上手くいかない面もありましたが、僕が指摘したらすぐ改善できる素直な選手で、5人の中で一番言語化がうまいんです。試合中も話し合いも試合後のフィードバックも、しっかり的確に話せる選手です。頭の良い選手なんだと思いますね。

SUPのOsaki(サキ)くんもCompetitiveと同じタイミングで加入してくれたプレイヤーで、めちゃめちゃ良い子なんです。以前は野球をやっていて、大会で選手宣誓も務めるような選手だったんですが、怪我があって情熱を『LoL』に注ぐようになったそうです。本当に真面目で、着実にひとつずつ理解を深めて上達していくタイプですね。

――練習への取り組み方などは野球経験が生きているのかも知れませんね。ラカンのパフォーマンスも印象的でした。個性豊かな選手が揃っているVARREL YOUTHですが、このメンバーにおける強みと課題をどう分析されていますか?

apaMEN:今のところ上手くいっているのは序盤を無難に過ごして中盤から後半の集団戦で勝つという形で、これはそれなりにモノにできているのかなと思います。逆にいえばそれ以外、特に序盤のレーンから有利を作ってどんどん相手のジャングルに入ってスノーボールするような展開になると、選択を間違えてしまう場面や小規模戦で負けてしまうことがあり、そこが一番のウィークポイントだと思っています。

――現在はシステム面でスワップ戦術への対策が入ったこともあり、LJL STORMではよりレーンにフォーカスした戦いが求められるかもしれません。

apaMEN:そこはチームを作った時からの課題として練習を積んでいるポイントですから、逆にこの機会に克服できたらなと思っています。

4月4日に開幕したLJL STORM「KAREHA CHILDREN」戦ではメタに急浮上したナフィーリを取り入れ、集団戦で押し切ってみせた

◆サッカーのユースチームと役割は同じ

――ありがとうございます。そんなVARREL YOUTHですが、育成を目的としたチームでLJL選手の輩出を目指しての活動スタートだったという話を冒頭で伺いました。今後に向けてもその「選手を育てて送り出す」というビジョンは変わりませんか?

apaMEN:そうですね。今のメンバーは5人全員がプロを目指していると思いますし、REJECTさんのような今の僕たちより良い環境で取り組めるチームに行けるようにしてあげるべきだという考えは今も変わりません。

――LJLで結果が出ているからと言って今のメンバーをとにかく抱えよう、という考えではなく、どんどんステップアップを促して、抜けたポジションでは次の人材を育てて……という循環が理想なんですね。本当にサッカーにおけるユースチームのようなイメージですね。

apaMEN:その通りですね。チャンスがあればどんどん次の舞台へ行って欲しいくらいです。

――ちなみに、準優勝という結果を受けてチームの雰囲気は変わりましたか?

apaMEN:良い意味で自信が付いたんじゃないかなと思います。みんな驕るようなタイプではないですし、Asia Mastersでも海外チームには1回も勝てなかったので、そこに勝てるようになるまで頑張ろうという自分たちの目標をしっかり理解していますね。

――今後に向けての展望や意気込みがあれば聞かせてください。

apaMEN:LJL FORGEでは想定以上の成績が出せたと思いますが、STORMでは前回敗れたREJECT相手に理想は勝ちたいですし、そこまでは及ばずともポイントをとってまともなゲームができるレベルまで選手を成長させられたら、それ以上嬉しいことはないと思っています。

REJECTは国内にとどまらずLCPでも戦っていけるレベルだと思いますし、自分たちはそうした舞台で通用する選手を育成するのが目的なので、今このオープン形式のLJLにREJECTが参加していて対戦できるのはすごく幸運なことだと思っています。STORMから参加のSengoku Gamingもそこに近いレベルだと思うので、その2チームに対して通用するまで、しっかり練習していきます。

――ありがとうございます。最後に、今も選手やコーチは募集中なのでしょうか。

apaMEN:もちろんです。今はサブチームの選手を主に募集しています。現状はVARREL YOUTHメインチームを僕がほとんど単独で見ている状況ですが、マネージャーやサポートスタッフもいますので、サブチームもしっかり僕が見られる体制を作ろうと思っています。

どのロールも受け付けていますが、特にTOPとBOTのポジションがまだ決まっていないので、もし興味があればぜひ来てほしいですね。

――選手に求めるランクの目安や基準はありますか?

apaMEN:もちろん高ランクが良いのは間違いありませんが、プラチナやエメラルドくらいからのスタートでも問題はないと思っていますので、あまり高いハードルだと思わないでもらいたいですね。ただ、サブチームのメンバーはすぐに公式戦に出て、という状況ではないので、可能であれば若い選手を集めたいなとは思っています。

あとはひとりでやるのが大変なところもあるので、コーチも応募してくれたらすごく嬉しいですね。

――コーチについては経験者は少なく基準が難しいと思いますが、どうでしょうか。

apaMEN:やる気があって人と喋るのが苦手でなければ、あとは大丈夫だと思います。プラスしてアナリストのような役割にも興味があります、こなせます、という人だったらもうめちゃめちゃ嬉しいですね。

――実際のコーチングについてもapaMENさんが細かいやり方を教えるので、ということですね。

apaMEN:はい。選手もコーチも応募を待っていますので、よろしくお願いします。

――本日はありがとうございました。LJL STORMでの活躍も期待しています。

apaMEN:ありがとうございました。


VARREL YOUTHも出場する「LJL STORM」はオープン予選を経て、4月4日からメインステージが進行中。12チームが3ラウンドのスイスステージを3回に渡って行い獲得ポイントを競う「ストームスイス形式」が特徴で、上位6チームがノックアウトステージへの出場権を獲得します。

対戦の様子はTwitchYouTubeチャンネルで放送。勝敗やピック内容を予想する公式ピッケムも開催されていますので、お見逃しなく!

《ハル飯田》

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ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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