【Worlds2024】「Gen.G」に10連敗していた「T1」が勝利しファイナル進出へ―Oner「僕らはLPLには負けないので必ず優勝する」【インタビュー翻訳】

「T1」はWorldsにて、同じロスターで3年連続ファイナル進出という大記録も樹立。本稿では、韓国語放送で行なわれたOner選手のインタビュー翻訳をお届けします。

League of Legends インタビュー・コラム
【Worlds2024】「Gen.G」に10連敗していた「T1」が勝利しファイナル進出へ―Oner「僕らはLPLには負けないので必ず優勝する」【インタビュー翻訳】
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2024年9月25日に開幕した『リーグ・オブ・レジェンド』の世界大会「Worlds 2024」。日本時間10月27日にフランスにてセミファイナルが行なわれました。

この日の対戦は、T1 vs. Gen.GのLCK対決。LCKではGen.GがT1に対して勝ち続けているものの、WorldsではT1が強さを見せており、どちらが勝ってもおかしくない強豪チーム同士の戦いに世界中が注目しました。

1戦目は、T1が勝利して機先を制しましたが、2戦目はGen.Gが反撃を決めて勝利。ADCに対して、3つのターゲットBANを行なったことも功を奏し、Bo5でノーデス記録を更新中だったGumayusi選手の記録もここでストップしました。

しかし3戦目では再びT1が勝利し、王手をかけました。そして4戦目、あとがないGen.Gはドラゴンスティールで逆転を狙いましたが、集団戦で強さを見せたT1が勝利しました。これによりT1は、すでにもうひとつのセミファイナルで勝利を決めたLPLのBilibili Gaming(以下、BLG)とファイナルで対戦することになります。

本稿では、試合終了後に韓国語放送で行なわれたT1・Oner選手のインタビュー翻訳をお届けします。

◆Gen.Gには連敗していたが壁を感じるほどの相手ではなかった

――まず始めに先ほどの試合の感想を簡単に聞かせてください。

Oner:まずはGen.Gという強豪チームを倒したことについて、とても嬉しく思っています。そしてセミファイナルに勝ったことで、ロンドンファイナルへ行けることになってすごく良かったです。

――Gen.Gは、T1を相手に10連勝という記録を持っていました。今日はどんな点がうまく作用して、その記録をストップさせて、Worldsセミファイナルという重要な舞台で勝利することができたのでしょうか。

Oner:実は別途、準備したことは特になかったように思います。10連敗をしていたにもかかわらず、負けるたびに何かひとつずつ足りないものがあっただけで、すごく壁を感じるほどの相手というわけではないと思っていました。今回は自分たちが今までやってきたとおりにプレイしました。大きな大会でもあるので、自信を持って試合をすれば僕らにとって良い結果となるだろうと考えて来ましたが、こうして連敗を止めてファイナルに行くことができてとても良かったと思います。

――こうしてZeus、Oner、Faker、Gumayusi、Keriaというメンバーで、3年連続Worldsのファイナルに進出することになりました。「同じロスターで3年連続Worldsのファイナルに進出」という記録は初ですが、ご自身ではこういった成果や業績についてどのようにお考えですか。

Oner:もともとはこういったことはあまり考えていなくてそんなに気にしていないのですが、こうして話題になっているこの大記録についてはとても嬉しいですし、記録が破られないといいなと思います。

――現地会場のファンの熱気もすごかったですが、LoL Parkのパブリックビューイングにお越しになっていた皆さんの熱気もとてつもないものでした。遅い時間まで応援してくれたファンの皆さんにひとことお願いします。

Oner:LCKパブリックビューイングに足を運んで僕らのことを応援してくださってありがとうございます。すごく遅い時間まで応援してくださったと思うので、本当に感謝しています。勝利した分、気持ちよく帰宅していただけたらと思いますし、ファイナルでも良いパフォーマンスをお見せしたいです。

――試合内容についても少しお伺いしたいと思います。今日のパフォーマンスを見るに世界最強のヴァイはOner選手だと感じました。そしてLCKでは見せたことのないスカーナーでも素晴らしい活躍がありましたが、今日のご自身のパフォーマンスについて満足しているのか、またCanyon選手を相手にどのようなパフォーマンスを繰り広げられたと考えていますか。 

Oner:とりあえず勝ったので満足できた試合だと思います。世界最強のヴァイとまではいかないと思いますが(苦笑)、それでもうまく扱えるチャンピオンのひとつだと考えています。そしてCanyon選手については、僕がすごくリスペクトしている選手のひとりで非常にうまい選手なので、今回の試合も緊張をゆるめずに頑張って良い結果につながったので幸いでした。

◆Worldsに出場できれば、必ず良い結果が残せると思っていた

――わずか1ヶ月前まで大勢のファンの皆さんが心配半分、期待半分でT1のWorldsのステージを見ていましたが、序盤の不安な姿は消え、今は非常にしっかりと安定したパフォーマンスが出せています。紆余曲折の末に咲く花『少年の花』の主人公であるOner選手ですが、主人公として今どんなお気持ちなのでしょうか。

Oner:主人公とおっしゃっていただいてありがとうございます(笑)。そもそも僕らのSummerの成績が最後に良くなかったから皆さんの視線がそうなってしまったと思うのですが、僕ら内部ではWorldsに進出さえできれば絶対に良い成績が収められるという考えとともに出場していたので、良い成績が出せるだろうと思っていましたし、ファイナルまで行くことができてとても良かったと思っています。

――そのファイナルのステージはロンドンで行なわれる予定で、相手はBLGです。Bin選手も「T1と対戦したい、ディフェンディングチャンピオンのT1の姿を見てみたい」とおっしゃっていましたが、意気込みをひとことお願いしてもよろしいでしょうか。

Oner:MSIでロンドンに行ったとき、実はBLGに負けていたんですよね。今回ロンドンでリベンジするチャンスが与えられたと思うので、とても良い方向に考えています。画面の向こうでご覧になっていた皆さんと今回現地まで観戦に来てくださった皆さんであればお分かりだとは思うのですが、僕らはLPLには負けないのでかならず勝てるように努力したいと思います。

――2023年度のロンドンでの苦い思い出を払拭できるファイナルとなるよう、私も一生懸命応援したいと思います。インタビューありがとうございました。

試合終了後にクロワッサンを食べるGumayusi選手。
《スイニャン》

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スイニャン

韓国在住時にeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warのプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後、2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を開始。2017年からはLeague of Legendsの国内プロリーグ「LJL」の公式日韓通訳に抜擢され、現在も複数タイトルで韓国人選手の通訳・翻訳活動を行なっている。自らはゲームをほとんどプレイせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。

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