2024年9月20日(金)から開幕する「Ascension(アセンション) Pacific 2024」に、日本を代表して「RIDDLE ORDER」が出場します。本大会はVALORANT Challengersを勝ち上がった各地域の代表チームがインターナショナルリーグ(VCT Pacificなど)への出場をかけて戦う登竜門のような立ち位置であり、翌年をどのように過ごすかを決定付ける重要なものです。
と……つらつらと述べましたが、本稿では「結局、Ascension(アセンション)って何?」というそこのアナタのために、ざっくりと本大会の目的や、その重要性、対戦形式などをご紹介します。
◆Ascensionはなんのためにやるの?
Ascensionを一言で述べると、「インターナショナルリーグへ出場するための大会」です。
Challengersは、我々が見守ってきた日本(Japan)のほかに韓国やタイ、フィリピンなど、計10地域が存在します。これらの優勝チームが一堂に会し、VCT Pacificに出場するための一枠をかけて戦います。
◆そもそも『VALORANT』の公式リーグはいくつある?
『VALORANT』競技シーンを知るうえで、まずは「2つのリーグ」があることを知っておく必要があります。
ひとつが、ティア2とも呼ばれる「Challengers」であり、その日本大会である「VALORANT Challengers Japan」は、RIDDLEやFENNEL、Sengoku Gamingなど国内の強豪チームがしのぎを削った大会群です。
そしてもうひとつが、VCT Pacificなどを指す「インターナショナルリーグ」です。こちらはライアットゲームズによって選出されたパートナーチームをベースに、Ascensionを勝ち上がったチームが加わっていきます(最大12チーム)。日本のDetonatioN FocusMe(DFM)およびZETA DIVISIONが参加しているのも、このインターナショナルリーグです。
ちなみに「VCT」は、VALORANT Champions Tourの略称です。
インターナショナルリーグにはPacific、Americas、EMEA、Chinaの4つのリーグがあり、年に2回行われるMastersおよびChampionsへは、この4つのリーグの上位チームが出場できます。
つまり、Ascensionは2つのリーグをつなぐ役割を持ち、Challengersで優勝したうえで、Ascensionで優勝することで、ようやくVCT Pacificの舞台に立ち、MastersやChampionsへの出場チャンスを掴むことができるのです。
また、インターナショナルリーグに昇格することで、チームとコラボレーションしたスキンや、Championsコレクション(スキン)など、ゲーム内収益の一部が与えられるなど、支援も手厚くなります。
◆RIDDLEはいつ出ますか?
2024年のAscension Pacificは9月20日(金)からインドネシア・ジャカルタで開催。試合はダブルエリミネーション形式(2度敗北すると大会敗退)で、各試合はBO3(2マップ先取)で実施されます。ローワーファイナルとグランドファイナルのみBO5(3マップ先取)です。
9月20~24日の試合は13時より、9月27~29日の試合は15時より開始となります。
日本代表「RIDDLE」の初戦は9月21日(土)の第二試合(18時とされているが、試合の進行状況により変動するため要注意)から、相手は前日に行われるSin Prisa Gaming vs. Revenant Esportsの勝者です。
RIDDLE ORDER
プレイヤー
Aace
Caedye
Seoldam
yatsuka
JoxJoコーチ
Vorz
Sitimentyoアナリスト
Virullent
◆2025年以降のVCTはどうなっていくの?
2025年のMastersはバンコク(タイ)、トロント(カナダ)、そしてChampionsはパリ(フランス)で行われることが明らかとなっています。また、2024年と同様に各インターナショナルリーグでのキックオフトーナメントでMasters 1(タイ)へ、Stage 1でMasters 2(カナダ)、Stage 2でChampions(フランス)への出場チームを決定します。
また、Ascensionからインターナショナルリーグへ昇格したチームに関して、2025年に変更が行われます。これまでは昇格チームは、2年間のリーグ参加が認められていましたが、これが2025年以降に撤廃。成績に応じて残留、降格戦、降格が決まるようになりました。
インターナショナルリーグでは、Stage 1から2への戦績引き継ぎがなくなったり、チャンピオンシップポイント制の改修を予定していたりと、5周年の節目を迎えるVCT 2025に向けて現在進行形でより良いものへ育てるために改良が続いていきます。