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韓国・ソウルにあるRiot Games Koreaにて実施された『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』開発陣によるプレス向けのメディアブリーフィング。そのなかで、Eduardo Cortejoso氏が「ランダムミッド(ARAM):メイヘム」成功の逸話について話した部分を抜粋して翻訳しました。
本稿では、英語から韓国語に通訳されたものを翻訳してお届けします。

Eduardo:まずは「ランダムミッド(ARAM):メイヘム」について、これまでどれだけ発展してきたかというお話をしていきたいと思います。
その前に、サービス開始からメイヘムに「ご声援をいただきありがとうございます」というお礼を伝えさせてください。開発陣として成功したゲームモードであっただけでなく、皆さんの積極的な声援を伺える機会にもなったと思います。
「メイヘムは史上最高の成果が得られたモード」であり、サモナーズリフトを除けば、現在すべての地域で一番プレイされているゲームモードです。最近のプレイヤー増加を見ると、50%がメイヘムをきっかけにLoLに復帰したプレイヤーでした。我々の努力が成功したことが伺えます。
このモードが新鮮味を与え、「もう一度LoLをしようかな」という復帰の動機を与えることができました。

Eduardo:メイヘムの成功の話に先立ち、背景説明をしておこうと思います。ご存知のとおりランダムミッドは何度もアップデートを重ねてきました。そしてここまで来るのに、過去の教訓を適用してきたというのもあります。『Arcane』のシーズン2が公開され、ともに登場した「進歩の橋」の教訓があったからこそ、メイヘムを成功させることができました

Eduardo:それを土台に我々開発チームは新たに独立したモードをリリースするより、「アリーナ」と「ランダムミッド」の既存のモデルを持続的にアップデートし改善していくライブサービスに注力してきました。その過程で我々がゲームモードを見る視点も変わりました。プレイヤーのフィードバックをより効果的に収集して、早く反映させることに重点を置いたのです。
そして「進歩の橋」のプレイヤーフィードバックを見るとわかりますが、最初からうまくいったわけではありません。我々はプレイヤーフィードバックをどうすれば早く対応できるかに重点を置き、新しいマップを出すよりもアップデートし続けることが重要だと考えました。そういったことがメイヘムを開発するにあたって、我々のDNAの一部になっていったような気がします。
2025年度に出した「コーシンの渡り場」と「ブッチャーズブリッジ」からも、多くの教訓を得ました。我々はマップという空間に集中し、どうすればランダムミッドのプレイヤーに新しい経験を抱かせることができるかと悩んでいました。
ただ、マップの外見を変えて新しくリリースすれば新鮮かもしれませんが、プレイヤーの皆さんはもっと多くのことを望んでいることがわかったのです。単に新しいマップではなく、実際に経験を新しいものに変える何かが必要であり、マップだけを変えるのでは不十分だという教訓を得ました。

Eduardo:我々は自らに問いかけました。単純にマップだけアップデートするのではなく、何ができるのか――。
過去の教訓を通じてどんな変更を与えることができるかを考えたとき、まずワイルドリフトの「ラララランダムミッド」が成功したこと、そしてアリーナモードのオーグメントも成功したことを踏まえて、このオーグメントをほかのモードに取り入れることはできないかと思ったのです。
そこで我々は何度も悩み、多くの検討を重ね、検証も幾度も行なったのち、オーグメントをランダムミッドに取り入れようと決めました。その結果、慣れたものに新鮮味を加えることができ、そのおかげで大勢のプレイヤーの皆さんがLoLに戻ってきたように思います。

Eduardo:そしてシーズン2のアップデートも非常にポジティブなフィードバックが続いたので、これからも良いアップデートを行ないますし、良いフィードバックを期待しています。
最初にアップデートをしたときは、さまざまなクオリティに対して意見が分かれる反応もありました。そこで我々はそれに対する措置として、450個を超えるアビリティオーグメントを削除しました。そうすることで、プレイヤーの選択肢が意味のある選択になるようにしたのです。この決定にはポジティブな反応があり、そのおかげで我々が今後、どのような方向性で改善していけば良いか確信を得ることができたように思います。我々の長期的な目標は、メイヘムに対して飽きを感じさせずに新鮮味を提供し続けることです。

Eduardo:我々がメイヘムをリリースしてからまだ1年経っていないのですが、年始に出したアップデートは攻撃的で新しいものが多かったと思います。インパクトの強いオーグメントが多く「やりすぎでは?」と思った方もいるかもしれませんが、最近行なわれたアップデートは行き過ぎず、インパクトは多少弱く感じられるアップデートだったかもしれません。そういった多様性については、今後進めていきつつ改善していく部分だと思います。そして最終的には最適解にたどり着けると考えています。
さて、今後もメイヘムを楽しむことができるのか気になっている方もいると思いますが、安心していただきたいとお伝えしたいです。我々は今回のアップデート以降も、今年と来年に新しいコンテンツをすでに準備しています。この場を借りてメイヘムをプレイしてくれている皆さんに感謝の言葉を伝えたいです。皆さんのためにゲームをつくり、皆さんのフィードバックを受けてここまで来ることができました。メイヘムもLoLコミュニティの核心的なコンテンツのひとつなので、改善し続けていきたいと思います。

<執筆・翻訳:/スイニャン編集・撮影:松田和真>