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VCT Pacific、競技公正性の改善策を発表―Kickoffでのヘッドセット不適切使用を受け監視・防音体制を強化へ

VCT Pacificは、Kickoffでのヘッドセット不適切使用と音声管理への懸念を受け調査結果を発表。意図的な不正は否定しつつ、選手への警告とStage 1に向けた監視体制や防音テストの強化による競技公正性の向上を表明しました。

岡野 朔太郎

岡野 朔太郎

Riot Gamesは「VCT Pacific」における競技の公正性と運営プロトコルの改善に関するアップデートを発表しました。今回の声明は、「Kickoff」大会後にコミュニティから寄せられた懸念点を受けたもので、主に「ヘッドセットの着用方法」および「会場内の音声管理」の2点について、具体的な調査結果と今後の対策が明かされています。

ヘッドセット着用不備に関する調査と処分

リーグ側は、Kickoff全試合のプレイ動画およびフェイスカム映像を詳細に調査。その結果、以下の2試合においてヘッドセットの不適切な着用が確認されたことを報告しました。

  • 1月23日:GEN vs DFM(MAP2) – GEN Lakia 選手

  • 2月5日:TS vs ZETA(MAP2, 3) – TS Sylvan 選手

【調査結果と裁定】

ボイスチャット等の記録を確認した結果、これらの不適切な着用は「意図的ではない」と判断されました。また、該当マップにおいて両選手が所属するチームは敗北しており、不正による有利な情報の取得も認められなかったとのことです。これを受け、ルールブックに基づき当該選手には「書面による通知(警告)」が行われました。今後同様の事態を防ぐため、以下の対策が講じられます。

  • プレイヤーPOVの監視体制と審判用チェックリストの強化。

  • 全チームに対し「耳を完全に覆う着用の徹底」と「取り外し時の審判の許可制」を再周知。

会場音声の漏洩対策とモニタリングの強化

オフライン会場におけるキャスターの声や観衆の歓声が選手に聞こえてしまう、いわゆる「音漏れ」の懸念についても言及されました。

【現状の防音対策】

現在は、インイヤーモニターの上からホワイトノイズを流すヘッドセットを装着する「二重の音声対策」を実施。キャスターの声がノイズとして認識されることはあるものの、具体的な発言内容までは聞き取れない設計となっており、Kickoff期間中に選手側からの正式な問題報告はなかったとしています。

【今後の改善策:Stage 1に向けて】

リーグはさらなる公正性の向上のため、次回の「Stage 1」より以下の手順を導入・強化することを決定しました。

  • 極端な状況を想定したテスト: キャスターが最大音量を出した状態を想定し、通常よりも高い基準値を用いたストレスチェックを実施。

  • 現場リソースの拡充: 試合中に選手から音声に関する報告があった際、即座に対応できるスタッフ体制を構築。


Riot Gamesは声明の最後に、「競技の公正性はリーグの最も重要な柱の一つ」と強調。フィードバックに感謝を述べるとともに、改善を続ける姿勢を示しました。

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