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韓国・ソウルで12月2日に開幕した「SOOP VALORANT LEAGUE 2025」。12月4日には、グループAの初戦を勝ち上がってきたFnatic(FNC)とT1のウィナーズマッチが行なわれました。
最初の戦場となったマップはパール。T1が序盤から勢いに乗り、ネオンを使ったBuZz選手を中心にゲームを進めていきます。そしてT1がリードを広げたまま、13-5で試合は終了。続く2マップ目のアビスでも、T1の勢いは止まりません。今度はヨルを使ったiZu選手が活躍を見せつつ、試合をリードしていきます。懸命に食らいついていこうとするFNCでしたがやはりBoaster選手の不在が厳しく、フルメンバーで臨んだT1の完成度の高さの前に崩れる形となりました。最終的に13-7でT1が試合を制して、ウィナーズマッチはT1が2-0で完勝。一番乗りでプレイオフ進出を決めました。
本稿では、試合終了後に現地ステージで実施されたT1 BuZz選手のインタビュー翻訳をお届けします。

――BuZz選手にお越しいただきました。勝利おめでとうございます。Munchkin選手がT1に加入して一週間?そのぐらいのはずなのにチームワークがとても良さそうに見えます。もともとCloud9 Korea(C9)時代に一緒にプレイしていたこともありましたけど、普通にT1にうまく溶け込んでいる感じがしました。いまMunchkin選手とのチームワークはいかがですか。そして今回のロースターは気に入っているかお伺いしたいです。
BuZz:Munchkin選手が入ってから僕らに新しく追加されたこともあったし、あまりうまくいってなかったところをしっかりキャッチしてもらったケースもあったと思います。やっぱりstax選手とは確実に違ったIGLのスタイルで、より高いフィジカルで安定したゲーム運びができるようサポートしてくれていると思います。
――そしてBuZz選手はオペレーターをiZu選手に明け渡した形ですよね。それはメタの変化によるものなのか、または使っているエージェントの特性によるものなのか、どのような理由による決定だったのか教えていただけますか。
BuZz:Munchkin選手が加入したことで、僕らは新しいスタイルをいくつも試しています。一旦エージェントの特性のためであることがすごく多いとは思うんですけど、エージェントにとらわれず状況によってほかのエージェントを使える場合もかなりあると感じているので、そういったことがあれば新しい試みも色々とやっているというところです。
――ヘッドコーチの加入も変化のひとつだったかと思います。さまざまな構成を試していらっしゃるようで、BuZz選手のウェイレイやMeteor選手のクローヴなども見ることができました。KDGコーチのコーチングスタイルはいかがですか。T1をどのように導いていこうとされているのか、方向性についてBuZz選手の考えをお伺いしたいです。
BuZz:KDGコーチはVALORANTのみならずeスポーツ業界において選手、そしてヘッドコーチとして長いこと身を置いてきた方なのでその "年輪" がにじみ出ているんですけど……(笑)。そのぶんかなり新鮮なスタイルを追求しているので、相手も予想できないし僕らも色々と学んでいる途中という感じですね。僕としては、その過程においても結果論としてもすごく良いと考えています。
――改めて勝利おめでとうございました。以上、BuZZ選手にお話を伺いました。