7月8日にサウジアラビア・リヤドで開幕した「Esports World Cup 2025(EWC 2025)」。WEEK 2となる7月16日からは『League of Legends(LoL)』部門の試合が開催されています。
7月20日に行なわれたファイナルでは、LCK代表・Gen.G(GEN)とLPL代表・Anyone's Legend(AL)が対戦。GENがさすがの貫禄を見せつけGame 1、Game 2を連続で取り王手をかけます。しかしこのまま負けるわけにはいかないALが奮闘しGame 3、Game 4を取り返す大波乱。勝負はGame 5までもつれ込みます。
Game 5では序盤から激しい戦闘が行なわれましたが、ギリギリのファイトを繰り返し少しずつ有利を築いたGENが、気づけば1万ゴールド以上の差をつけて勝利。これによりGENが3-2で見事優勝となりました。
本稿では、試合終了後に本放送にて実施されたChovy選手、そしてMVPを受賞したKiin選手のインタビュー翻訳をお届けします。

◆MSIで優勝したことで心理的な余裕があった
――優勝おめでとうございます。まずは試合のことについてお伺いします。2-0で圧倒的なリードを築いていましたが、最後のGame5まで追い込まれてしまいました。Game 5までもつれ込んでしまったのは、何が原因だったんでしょうか。
Chovy:うーん……面白いシーンが演出できたんじゃないでしょうか(笑)。

――LoLの歴史上、ある意味これほどまで短い期間に国際大会で2連続優勝を果たしたチームはないので、気持ちも高まったんじゃないかと思います。いまのお気持ちはいかがですか。
Chovy:もちろん優勝してとても嬉しいですし、僕らのチームがこうして良い結果を収めたということについて非常に満足しています。
――その短い期間でバンクーバーからリヤドまで来て、精神的にも体力的にもきついスケジュールだったと思いますが、その道のりをどのように乗り越えたのか聞かせていただけますか。
Chovy:とりあえずMSIで優勝したことで、心理的な余裕がありました。そしてきついスケジュールについては、今大会に参加したすべてのチームが大変だったので、単純に上手くやれれば僕らが勝てるんじゃないかという考えで臨んだ感じでしたね。
――そしていま、最後にひとつだけ残ったALの「キー」が砕かれています。こうしてALの「キー」を砕くのはどんな気分ですか。
Chovy:とにかくあそこにある「キー」がGen.Gのじゃなくて幸いです。僕らが優勝したということを確実に証明できた気がして、すごく面白いですね。
――ではKiin選手、前へどうぞ。今大会でKiin選手は圧倒的で素晴らしいパフォーマンスを披露していたので今回のEWCが特別なものになったんじゃないかと思うのですが、今大会はどのぐらい楽しめましたか。
Kiin:実は去年も僕らはEWCに来ていたんですけど、あのときは敗退してしまいました。だから今年こそはかならず優勝したいと思っていたので、優勝できてとても幸せです。
――EWC 2025 League of LegendsのSONY MVPはKiin選手です!

