DFM Kakkun「ミスも多いが、チームとしては上向き。どんどん上手くなっていると思う」―TSW戦後に単独インタビュー【LCP Mid Season】

LCP Mid SeasonでTSWと対戦したDFM Kakkun選手にインタビュー。チームの状況や課題点などを聞きました。

League of Legends インタビュー・コラム
DFM Kakkun「ミスも多いが、チームとしては上向き。どんどん上手くなっていると思う」―TSW戦後に単独インタビュー【LCP Mid Season】
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2025年4月27日、『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」のMid Season Week2 Day2が行われ、日本チーム「DetonatioN FocusMe(DFM)」はベトナム地域の「Team Secret Whales(TSW)」と対戦しました。

Game1は手痛いミスが2連続で続きTSWに有利を握られた中、要所要所で逆転に繋がりそうなプレイを見せるも敗北。続くGame2では、Harp選手のパイクによる積極的な動きで序盤からいい形で試合を進めることができましたが、TSW側のパンテオンを絡めたアクションなどに対応がうまくできず逆転。0-2でのストレート負けとなってしまいました。

今回は試合後にDFMのADC、Kakkun選手へインタビューを敢行。試合内のミスや課題点、現在のチーム状況について語っていただきました。

◆試合展開にミスは目立つも、チーム状況としては上向き

――本日はお疲れ様でした。まずは試合を振り返ってのコメントをいただけますか。

Kakkun:全体的に良くなかったかなと思いますね。1試合目は序盤で崩れちゃったのでどうにも言えないところがあるんですけど……2試合目は相手の構成的にもミス・フォーチュンで上手くやるのが難しくて。

――1試合目はかなりミスも目立ったような印象がありますが、どういう部分が課題点だと考えていますか?

Kakkun:1試合目のような後半のスケールや中盤以降のキャッチを目指した構成を取った際に序盤から崩れてしまったり、2試合目の序盤から優位を作る構成で中盤以降にキャッチされてしまったり、そういう部分でのミスが課題だなと考えています。

――構成通りの動きとか、試合の組み立ての面で課題を感じていると。Kakkun選手としては、その課題を解決するためにはどういう部分が必要だと思っているでしょうか。

Kakkun:個人的にはチーム全体の問題というよりも、もう僕自身の問題だと考えています。チーム全体のアクションがうまく決まったときに、自分が取れる最善の行動はなんなのか。そういう部分の判断が早くできるように普段から考える癖をつけていくしかないんじゃないかと。

――ADCにロール転向(元はMIDレーナー)したのも今年からですもんね。ですがどうでしょう。現状と昨シーズンの始まりを比べたとき、自身の成長などは感じられていますか?

Kakkun:もちろん最初よりかは確実に上手くなってきていると思います! でもやっぱりシーズンでの結果は出さないといけないので、もっともっと練習量を増やして、成長するスピードを上げていかないといけないと感じています。

――ありがとうございます。ではここからチーム状況についてもお話を聞ければと。1試合目はかなり厳しい負け方だったように思えますが、そんな中でも2試合目では序盤からアグレッシブなプレイで有利を作っていましたよね。チーム内でどういう話し合いをされていたのでしょうか。

Kakkun:1試合目はレイトゲーム寄りの構成を作った結果、序盤から崩れてしまいました。その点をチーム内でちゃんと話し合って、次の試合ではオーロラやパイクといったチャンピオンを取って序盤寄りにするコンセプトに変えたんです。そこがうまく機能して、序盤の有利に繋げられたんだと思います。

――しっかり話し合いができているんですね。ざっくりとした質問にはなりますが、実際チームの状況としてはどうでしょうか。

Kakkun:状況……そうですね。いろんな構成にも挑戦できるようになってきているので、個人としても全体としても、最初のシーズンから考えれば何倍も上手くなってきていると思います。あとはたくさん練習を重ねて、その成長スピードをもっと早めていければいいなと思いますね。

――間違いなく上向きの状況にはあるということですね。

Kakkun:そうですね。

――ありがとうございます。Harp選手とのコンビも長くなってきていると思いますが、改めてKakkun選手から見てどういう選手だと感じていますか。

Kakkun:Harpさんは、取れる利益を全部取るっていう感じの選手ですね。僕自身、まだ合わせ切れていない部分もたくさんあるんですけど……合わせられるようになれば、コンビとしてすごくいい結果を出せると思うので、もっと頑張っていきたいなと思います。

――期待しています! きっと素晴らしいコンビになるかと。

◆有観客試合は「楽しい」。環境にはしっかり適応済み

――会場の変更はどう感じているでしょう。

Kakkun:僕の場合、この前のCHF戦が初めての有観客試合だったんですよ。

――なるほど! 言われてみればLJLがオンラインになってからのデビューでしたもんね。

Kakkun:なのでそのときの試合はめちゃめちゃ緊張しちゃったんです(笑)。でも今日の試合では慣れも感じて、楽しいと思えるようになりました!

――それは何よりだと思います。環境の話で言えば、現地での生活にはもう慣れましたか?

Kakkun:生活は……どうでしょう。僕はあんまり外に出ないので。あんまり日本と変わらないでしょうか(笑)。

――練習中心の生活になっていると。では食生活とかも問題はないんでしょうか。

Kakkun:けっこう日本のチェーン店があるんですよ。モスバーガーとか。そういうお店を中心にUber Eatsを頼んだりしているので、あまり問題は感じていないですね。

――食や生活で体調を崩される方も多いと聞きますので、問題はないようでよかったです! 次は同じ日本チームであるSHGとの戦いですが、意気込みを聞かせてください。

Kakkun:もちろん試合前までは「負ける気がしない」ってメンタルでいますので、練習を重ねてもっと上手くなって、しっかりと準備をしたうえで絶対に勝ちたいと思います。

――最後に読者の方々へメッセージをお願いいたします。

Kakkun:今回は2試合とも負けてしまって、いい姿を見せられなくて申し訳ないという思いがあります。個人単位でのミスも起きてしまっていますが、いままでよりは確実に減ってきていますし、フィジカル面としてもどんどん上手くなっているので、ぜひとも応援を続けてくれたら嬉しいなと思います。

――ありがとうございます。本日はお疲れ様でした!


かなり負け方としては厳しいものであったとは思いますが、そんな中でも試合後のKakkun選手はたくさんのポジティブなメッセージを残してくれました。チーム状況や環境も悪くないということで、これからの試合にも期待が高まります。

4月19日に開幕した「LCP Mid Season」は全8チームによるBO3のシングルラウンドロビンで5月25日までレギュラーシーズンが実施され、上位6チームがノックアウト形式のQualifier Roundへと進出。LCP上位2チームは国際大会「MSI」への出場権を獲得します。

DFMの次戦は5月3日(土)の18時30分より、日本チームである「Fukuoka SoftBank HAWKS gaming」との対戦が予定されています。

《オクドス熊田》

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オクドス熊田

1998年生まれ。川に潜って魚を捕ったりゲームしたりテキストサイトを読んだりしていたらいつのまにかフリーライターになっていた。現在は紙面、web問わずいろいろと活動中。好きなレーンはTOPレーン。ソウルチャンピオンはタム・ケンチ。

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