現在2025年シーズン最初の世界大会「First Stand」が開催中の『リーグ・オブ・レジェンド』ですが、大会明け最初のパッチとなる「25.06」の調整内容が予告されました。
◆ADCのパワーバランスをフラットにする調整。グウェンは序盤のパワーを高めスケールを控え目に変更
『LoL』リードゲームデザイナーのMatthew Leung-Harrison氏は、Xにて次回パッチのプレビューを公開。ADCとJGのチャンピオンを中心に性能調整が実施されるほか、ナフィーリはスキルの入れ替えによるリワークを予定。さらに「25.05」で導入されたスワップ対策システムには若干の緩和措置が予定されています。
Matthew氏は現在の高ランク帯のADCメタについて「コーキ、エズリアル、ジンクス、ケイトリン」が中心になっていると述べ、該当する4体のチャンピオンに若干のナーフを加えることで各チャンピオンのパワーバランスを均等に揃える狙いがあることを明かしています。
また、急にメタに浮上してきたJGダリウスについても若干の弱体化。そしてシン・ジャオとジャーヴァンⅣ、カ=ジックスにバフが入り、ジャングラー間のメタも大きく動くパッチになりそうです。
TOPレーンではグウェンの序盤のパワーを高める代わりに後半のスケーリングを落とす調整に。そしてかなり特徴的なチャンピオンのひとりであるシンジドについても、相手タワーよりも奥のレーンに侵入してミニオンを倒すことでレーン戦を拒否する「プロキシファーム」の必要性を下げるための調整を施しています。

◆ナフィーリはよりたくさんの犬(同胞)が出現し、腕前が反映されるスキルセットに
「25.06」ではナフィーリのミニリワークも実施。こちらもリードゲームデザイナーのAugust氏がSNSにて「JGとソロレーンで活躍でき、アウトプレイの余地が生まれるスキルセット」と「より多くの犬(群れの同胞)の登場」が目標のリワークであると紹介しています。
変更点を総合すると以下の通り
従来のWスキルとRスキルを入れ替え
新たなWスキルは「一秒間対象指定不可になる効果」を追加
新たなRスキルは「キル・アシストで7秒間再使用可能になる効果」を追加
パッシブ「群れの同胞」がより多く出現するように
EスキルのCDと射程が向上
全体的なダメージと耐久力の低下
遠距離でのダメージソースや対象指定のブリンクを持っていることから「使いやすいADダメージのMID」という評価もあったナフィーリですが、近年はピック率が上がらない状態が続いていました。今回のリワークでより高スキル帯での活躍のチャンスが生まれるのか、動向に注目が集まります。
なお、「25.06」ではプロシーンで流行しているレーンスワップ戦術を対策した自動検出システムは、TOPとMIDともに検出対象となる時間や効果を短縮した上で引き続き実装予定。これらの調整はPBE段階のため、本実装までに変更が入る可能性があることにも留意が必要です。詳細な変更については次回パッチの配信をお待ちください。