
- League of Legends
- インタビュー
中国の電子科技大学などの研究者によるチームが昨年末に発表したビデオゲームに関する論文の内容が国内メディアで紹介され、「『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のプレイが脳機能を向上させる」との結果が示されたことで大きな話題を呼んでいます。
今回話題となっている論文は「Effects of Video Game Type on Cognitive Performance and Brain Functional Connectivity: A Longitudinal EEG Study」というもので、日本語に訳すと「ビデオゲームのジャンルが認知機能と脳の機能的連結性に及ぼす影響:脳波(EEG)の縦断的研究」となります。
その名の通りゲームジャンルごとの脳機能への影響を調査するため、過去1年で殆どゲームをプレイしてこなかった大学生68人を2つのグループに分け、それぞれ異なるジャンルのゲームを「1日1時間×週5回」のペースで5ヶ月続けてもらい、プレイ中や前後の脳機能をテスト。この2つのジャンルとして瞬間の判断が必要なMOBAと、長期的な戦略的思考を求められるターン制カードゲームが選ばれており、MOBAジャンルのタイトルとして使用されたのが『LoL』でした。
研究結果としてはどちらのゲームをプレイしたグループも脳機能の向上が見られており、認知的負荷の高い活動(ゲームのプレイ)を継続することで脳機能が鍛えられることが明らかに。そしてグループ間での比較では『LoL』グループがカードゲームをプレイしたグループよりも脳波データの比較、認知機能テストのいずれでもより大きな変化が見られており、プレイ後10週間後に行われた計測でもその変化は維持されていたとのこと。

今回は普段ゲームをプレイしない大学生が対象となっていますが、論文の最後では「今後はより多様な年齢層と背景を持つ参加者への拡張」も見込まれており、踏み込んだ研究にも期待が持たれます。