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DFM Momo「準備していたマッチアップだけに、そこで負けて悔しい。通用する部分は増えてきた」―強豪GAM相手に1ゲーム奪うも初勝利はお預けに【LCP 2026 Split 2】

GAM相手に善戦も悔しい敗戦となったDFM。TOPのMomo選手に試合の感想を聞きました。

ハル飯田

ハル飯田

2026年4月25日、『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」のSplit2レギュラーシーズン Week4Day1の対戦が行われ、日本の「DetonatioN FocusMe(DFM)」が、ベトナムの「GAM Esports(GAM)」と対戦しました。

Game1は各レーンでGAMが有利を握る展開となり、そのままオブジェクトでのスノーボール展開に。DFMもキャッチアクションを返そうとしますが上手く対応されるシーンが続き、反撃の足掛かりを掴めないまま先勝を許します。

しかし続くGame2ではDFMがケイトリン&ラックスのBOTデュオを採用して序盤からリードを奪う狙いに成功すると、一時は逆転を許したもののドラゴンを軸として戦いでロングゲームを勝ち切り、1-1とします。迎えたGame3でDFMはJGにタロンをピックするなど尖った構成で勝負に出ますが、あと僅かでキルを逃すシーンなど小さなアクションの積み重ねで開いた差を埋めきれず、GAMが勝利。Bo3は1-2で敗北となりました。

試合後、DFMのTOPを務めるMomo選手にインタビュー。惜しくも敗戦となった試合の振り返りと、LCPのTOPレーン事情などを聞きました。

LCPのTOPは「1ミスでとんでもない損」になる魔境

――良いシーンも見られましたが、Bo3全体では残念ながら1-2で敗北という結果になりました。試合を振り返っての感想を聞かせてください。

Momo:準備してきたものが出せた部分もあったと思うんですけれど……うーん、悔しいっすね。個人的に結構ミスも多かったので、マジでめっちゃ悔しいです。

――「準備してきた」とはGame3でナーの先出しを見てのサイラスのピックが特に当てはまるかなと思います。今はTOPレーンでもレーンの勝利が非常に重要とされていて、そうした状況下で用意していたピックだったのでしょうか。

Momo:そうですね。元々僕自身はサイラスをやる考えは全くなかったんですが、ナー相手をどうしようか迷っていたんです。そこで以前にもチームメイトだったことがあるKakkunさんが、当時僕が得意としていたサイラスが良いんじゃないかと提案してくれて、実際に試してみたら「なんか結構良くね?」みたいな感触になったんですよね。

そこから何回か試してみても悪くない印象だったので本格的に準備してきたんですが、それがダメだったのがちょっと悔しいですね。Game1のアンベッサでの対ランブルのマッチアップも個人的には結構準備してきた組み合わせだったので、そこでボコボコにされたのも悔しいです。

Game3のドラフト

――上手くいかないマッチアップもありましたが、Game2でのレネクトンはチーム全体がケイトリン&ラックスで完全にBOTゲームのドラフトを取っている中でもレーン戦も上手く対応して、勝利に繋げました。中でも集団戦で綺麗に相手のエリアに入っていって戦えるシーンが多かったと思いますが、その綺麗な形でのファイトができた要因は何だったのでしょうか。

Momo:単純に練習の成果だと思いますね。チームとのコミュニケーションもありますし、自分の中で「ここを回ったらいい形になるな」みたいな感覚が最近は見えるようになってきています。その動きができなかった頃に(対戦相手に)されて、「これめちゃくちゃやばい」と思わされる状況も多くて、経験を積みながら個人的に吸収してきた結果だと思います。

Game2では相手の陣形を破壊する動きが何度も決まった

――ありがとうございます。今日の対面のKiaya選手も含め、LCPはTOPレーナーが優れた選手ばかりなので、学ぶことが多い反面非常に難しい戦いになっているとも思います。Split2に入って、実際に戦っているMomoさんの目線で「LCPのTOPはここが特に上手いな」と感じる部分はどこでしょうか。

Momo:いや、レーン戦がみんなめちゃくちゃ上手いっすね。ちゃんと(マッチアップ通りに)やるところもありながら相手がミスをしたら一瞬で刈り取ってくるので、1個ミスしただけでとんでもない損を見ることが多いんです。

LJLで出させてもらっていた時の自分は結構レーンが強い方の人間だったと思うんですよね。TOPにリソースを使わなくてもある程度勝てて、リソースをもらえればもっと勝てるイメージというか。それがLCPに来てからは本当にレーンがきつくて、本当に別のゲームをやっている感覚ですね(笑)。

特に今日のKiayaさんと、あとは(Ground Zero Gamingの)1Jiangさんは圧がえげつなさすぎて、2トップだと個人的に思っています。最近はレーニングも改善されてきて最序盤は自分が構築した通りにできることも多く、MVK戦も結果的に良くなかったですけどランブルで準備してきた動きでしっかり有利を取ることはできました。通用する部分も増えてきましたけど、まだまだめちゃくちゃ強い人が多いんで、ちょっと大変だなって感じですね。

――ちなみに今日はいずれもファイターの選択になりましたが、Momo選手はLJL時代からファイターが得意な印象もあります。相手を見ての判断なのか、それともMomo選手が得意であることを優先してのピックだったのでしょうか。

Momo:今日は準備してきたのがサイラスで、アンベッサもランブル相手を想定していたので「準備していたから」のピックでしたかね。個人的にはタンクもめっちゃ練習しているので全然いけるし、ピック幅はもうちょっと欲しいなとも思うんですが、特殊なピック以外はある程度抑えられていると思っています。なのでBAN&PICK次第ではまったく違うジャンルのピックになることもあると思いますね。

――今日は配信上でチームVCの内容も流れていたのですがCitrus選手がかなりハッキリと決断してコールしているのが印象的でした。3か国語話者が集まっているチームなのでVCも難しいのかなとも想像されるのですが、現時点でのMomo選手の印象を教えてください。

Momo:今はチームの課題として「途中から失速しちゃうよね」というのが元々あり、その改善のためにもこの1週間はCitrusさんが自分から「次に何をやるか」を判断してコールすることに取り組んでいました。今日はすべての試合でそれが良いコールの形で出ていたと僕は思いますね。スクリムよりもかなり良かったです。

確かに僕たちは3か国語が混ざっているので大変ではあるんですけれど、僕がTOPで離れた場所にいるからか、めっちゃ苦労しているとまでは感じないかもですね(笑)。やっぱりWoodyさんがひとりだけ台湾の方なので言語面では一番大変だと思うんですが、そもそものスペックがものすごく高くて言語のハードルまでもカバーできているんだなってシーンが多々見られますし、Fisherさんはめちゃくちゃ強くて少し中国語もできるので、そこでコミュニケーションができるのもありますね。

試合前にコミュニケーションするDFMの面々

Citrusさんはもう日本語がめちゃくちゃ上手いですし、Fisherさんも簡単な日本語もかなりできるようになっているので、一番言語面が大変なのはBOTデュオで細かな駆け引きの話をする時くらいですかね。それ以外はあまり言語が大きな問題になっているシーンはないかなと思います。

――ありがとうございます。では最後に来週の日本チーム対決に向けて、そして今後に向けても意気込みを一言お願いします。

Momo:僕はもう「Eviさんを見て育った人間」みたいなものなので、こういう舞台で戦えるのは何度目でも光栄ですね。でも、僕たちもずっと強くなってるし全然勝てると思っているので、Eviさんを倒してSHGを倒して、日本チーム対決に勝ちたいですね。ずっとみんな頑張って練習していますし、僕ももっと良くなるために頑張っているので、これからも応援よろしくお願いします!


「LCP 2026 Split 2」は、全8チームによるBo3のシングルラウンドロビンでレギュラーシーズンを実施。上位6チームがBo5形式のプレイオフへと進出します。プレイオフ優勝チーム、そして試合結果や順位に応じて加算される「チャンピオンシップポイント」最上位チームが国際大会「MSI」への出場権を手にします。

次週、Week5では5月3日(日)のMatch1にてDFMと「Fukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)」の日本チーム対決が予定されています。

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