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『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」。先週末にSplit 1のレギュラーシーズンが終了し、2026年2月12日には早くもプレイオフが開幕しました。初戦はレギュラーシーズン3位のGAM Esports(GAM)が、6位のFukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)を対戦相手に指名。今年初のBo5で勝負が繰り広げられました。
試合の詳細については別記事がありますので、是非そちらをご覧ください。
こちらでは試合終了後に、SHGのMaruコーチにオンラインでインタビューさせていただきました。勝利の喜びとともに、チーム状況など面白いお話をたくさんお伺いできたので早速ご覧ください。
――勝利おめでとうございます!本日見事3-0で勝利しましたが、感想はいかがですか。
Maru:ありがとうございます。実を言うと今日のプレイオフの試合に対して自信はあったんですけど、3-0までは予想できていなかったのでストレートで勝てて本当に嬉しいです。

――3-0ストレート勝ちの勝因は何だったと思いますか。前回のGAM戦のときのインタビューではEvi選手が「2-0で勝っててもおかしくない試合だった」とおっしゃっていましたが、それはコーチ陣も同じ印象ですか。
Maru:それでいくと我々は、本来スクリムのときは上手くやれていたのに試合では上手くいかなかったことが多かったんです。でも今日の試合ではマクロ面で十分良いプレイができたおかげで、序盤は少し不利でも中終盤のゲーム運びでひっくり返せる試合になったと思います。
――プレイオフの対戦相手としてGAMに指名されたとき、率直にどう思いましたか。
Maru:どのチームが相手でも大丈夫だと思っていたんですけど、Ground Zero Gaming(GZ)よりGAMのほうが想定外のことは少ないかなとは考えていましたね。GZは予想外のことをめちゃくちゃ色々としてくるチームなので、「GAMなら悪くないな」ぐらいの感じでした。
――そしてプレイオフからBo5になったことでバンピック面での難しさが増したのではないかと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。
Maru:フィアレスドラフトで試合が行なわれているので、最初のほうの試合で良いチャンピオンをすべて使って、後ろのほうの試合ではそれほど高ティアではないものからできる限り良いチャンピオンを選んで構成を組まなければならないという形式じゃないですか。ですが、その点においては私もCorgiも非常に自信を持っている部分なので、Bo5になっても大きな支障はなさそうです。

――頼もしいですね!では、試合についてお伺いしていきます。今日はGame 1、Game 2ともに逆転勝利でした。ズバリ、SHGが逆転できるチームになれた理由は何だと思いますか。
Maru:Game 1とGame 2に関しては、まず両方ともこちらの構成のほうが少し有利だったように思います。とくに中終盤において良い構成でした。それからマクロ面ではサイドプッシュの管理や、オブジェクトのターンでこちらが先に仕掛ける判断などが非常に鋭かったです。賢くプレイできたおかげで、逆転が可能だったと思います。
――本日の試合で「Player of the Match」を獲ったVsta選手はもちろんAria選手もチームの中心を担う選手ですし、Marble選手はいつにも増してダメージ量が半端なかったですよね。そしてEvi選手のベイトやVan選手のスマイト勝負など、今日は各選手の光るプレイがたくさんありました。問題視されていた集団戦の陣形も悪くなかったように思いますが、コーチ陣はいまのSHGをどうご覧になっていますか。
Maru:ファンの皆さんは大会での試合でしか我々のプレイを見ることができないわけですけど、こちらとしてはスクリムを繰り返し行っているのでどんな点で上手くいっていて、どこが上手くいっていないかはきちんと把握できています。そのうえで上手くいっていない点を改善し続けてきました。そもそもレーン戦は元から十分な実力を持っている選手たちであり、いまはそこへ中盤以降の安定感が増してきたことで、強豪チームの仲間入りを果たしたと言ってもいいんじゃないかなと思っています。ただし、緊張さえしなければの話なんですけど(苦笑)。
――今日は選手の皆さんが緊張していなかったということですか。
Maru:今日もVanがGame 1では少し緊張していたようなんですけど、そのGame 1で逆転勝利ができたおかげでそれ以降の試合ではリラックスして試合ができていたようです。

――Evi選手がインタビューで「チームはどんどん良くなっている」とお話されていたのですが、コーチ陣も同意見ですか。
Maru:そうですね。元々Vsta、Marble、Ariaの3人は上手い選手たちですし、新人のVanもものすごいスピードで成長している最中です。Eviも強いですけど、彼については私がTopの専属コーチとしてフィードバックをしているんですが、成長が目に見えてわかるほどしっかり指導についてきてくれていると感じていますね。なのでチーム的には、非常に伸びしろがあると見ています。
――では、今後伸ばしたい部分や改善したい部分についてお伺いしたいです。チーム的なお話だけ聞くつもりでしたが、Topの専属コーチをされているとのお話があったので、是非Evi選手についても聞かせていただけますか。
Maru:Eviの専属コーチとしてお話させていただくと、いまも時々ゲームに感情を混ぜてしまうプレイが見受けられるので、それをなくすことがまずは最優先ですね。それから以前まで一番大きな問題となっていたサイド管理において、まだもう少しだけ伸ばせる部分があると考えているのでそこを重点的に指導していきたいと考えています。チーム的にはマクロ面はもう大丈夫そうかなと思うんですけど、集団戦のポジショニングやオブジェクト判断においてまだまだ足りない部分があると思うので、その点をしっかり改善させていきたいですね。
――ゲームに感情を混ぜてしまうというのは、焦りや動揺でミスしてしまうとかそういうことですか。
Maru:いや、そうではなくて、ゲームが上手くいっていないときに感情に任せて無理なプレイをしてしまうことがあるんです。そんなに無理する必要はないのに、自分がやらなきゃという感情だけで無理して動いてしまうという感じですね。

――SHGは日本人選手と韓国人選手がいるチームでありながら、Maruコーチは韓国の方ですがCorgiコーチが台湾の方ということで、チーム内ではどのようにコミュニケーションを取っているのか非常に気になっています。
Maru:基本的には、Corgiも私も日本語の勉強を一生懸命頑張っているところです。ですが実は、Corgiは韓国語がある程度できるんですよ。会話も聞き取りも結構できるので、話していて曖昧になりそうな部分は韓国語で話すこともあります。さすがにちょっと難しいなと思うところは、Corgiが中国語で説明しています。私は中国語ができるのでそれを韓国語に訳したり、ときには日本語に訳すときもありますね。
――いいですね。では最後に、次の対戦相手はTeam Secret Whales(TSW)になるかDeep Cross Gaming(DCG)になるかまだ決まっていませんが、意気込みをぜひ聞かせてください。
Maru:次の試合の対戦相手がどのチームになるかはまだわからないですけど、絶対に勝つという気持ちでしっかり準備するつもりです。SHGは私が考えていたよりも成長がかなり早く、今日こうして良いところをファンの皆さんにお見せすることができて本当に嬉しく思っています。これからもどんどん成長していく姿をお見せできるよう頑張ります!
――応援しています。インタビューありがとうございました!
