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「SSeeSはどんどん余裕ができている」Vorzに今のDFMを訊く!チームの成長、チークの真相、続く「たかし」との絆―世界大会まであと2勝【VCT Pacific独占インタビュー】

FULL SENSEに勝利したDFMのVorzコーチが独占インタビューに応じてくださいました。チームの裏側から「たかし」まで必見です。

えとのす棘

えとのす棘

2月6日、VCT Pacific Kickoff ミドルブラケット準々決勝が行われました。日本チームのDetonatioN FocusMe(DFM)はFULL SENSE(FS)と対戦し、マップカウント2-1で勝利を収めました。試合後、FISTBUMPではDFMのVorzコーチに独占インタビューを実施。本記事では、その模様をお伝えします。

試合はDFMピックのパールからスタート。DFMは序盤、最初の4ラウンドを連続で落とす苦しい立ち上がりとなります。ラウンド中盤にかけては少しずつ有利を広げたものの、終盤の混戦や少人数戦で流れを覆される展開に。前半を5-7で折り返し、後半のピストルラウンドを制したものの、その後は主導権を握れず、7-13でマップを落としました。

第2マップのスプリットでは、高めのポジションから強気に仕掛け、人数有利を作るDFMらしい展開でラウンドを獲得。7-5で前半を折り返すと、後半のピストルラウンドも取得し、一気に流れを引き寄せます。yatsukaのクラッチや、人数差を活かした連携が光り、13-9で勝利しました。

最終マップとなったヘイヴンでは、ピストルラウンドとサードラウンドを獲得する好スタートを切ります。しかし、ウェイレイとソーヴァを主軸としたFSのセットアップに苦しみ、前半は6-6のイーブンで終了。後半は、ピストルラウンドでのyatsuka選手とCaedye選手による2vs4クラッチをきっかけに勢いを掴み、そのまま6ラウンドを連取。13-6でマップを制し、マップスコア2-1で勝利を収めました。本試合のMVPにはyatsuka選手が選出されています。

自信をもって撃ち合えば「別に1マップ落としてもいける」

――勝利おめでとうございます!まずはFS戦の感想を教えてください。

Vorz:勝てて良かったです。最近の試合では、1マップ目の立ち上がりが上手くいかないことが多かったです。Global Esports(GE)戦では、エイム以前に声も出ていなくて、典型的な悪いチームの雰囲気になっていました。

今回のFS戦ではその部分は問題なかったのですが、少しうまくいきませんでした。そこを次の試合までに改善していきたいです。

――パールでは試合内容は良かったものの、最後の混戦や少人数戦でラウンドを落とした印象です。負けてしまった後、チームの雰囲気はいかがでしたか?

Vorz:雰囲気自体は悪くなかったと思います。いつもの姿勢で2マップ目、3マップ目に臨めたと思います。特に切り替える必要もなかったです。

――パールの後に修正した点やアドバイスした点はありますか?

Vorz:味方とトレードを取れる距離感でプレイするか、1 vs 1しなければならない場面では、自信を持って自分の得意なアングルやポジションで撃ち合おうと伝えたくらいです。戦術やマクロ面での声掛けはほとんどしませんでした。

雰囲気に関しても特に何も言いませんでした。1マップ目から2マップ目にかけて落ち込んだとかは全くなくて、「別に1マップ落としてもいけるっしょ」と構えていました。でも、RRQ(Rex Regum Qeon)戦に負けてから、勝っても負けても1マップごとに円陣を組むようにしています。

――今日はyatsuka選手が大きな活躍を見せました。体調はいかがだったでしょうか。

Vorz:風邪をひいてしまって、試合前も体調が悪そうでした。逆にちょっと熱が出ている方がいいんじゃないかなって伝えました(笑)

――スプリットの後半からはスーパープレーでラウンドを取り切れることが増えたと思います。なにかVorzコーチから見て変わった点とかはありましたか?

Vorz:特にはなかったですが、FSがスタック気味の賭け配置にして、明らかにリテイクにしているサイトが多かった印象です。その時に、スパイク設置後に普通に弱いポジションではなくて、強いポジションを取るようにして、強いアングルで撃ち合えることができたからかもしれないですね。

PatMenもエグい、Primmieはガチでエグい

――本日のFS戦のPrimmie選手と先日のGE戦のPatMen選手はどちらが”ヤバかった”ですか?

Vorz:GE戦のブリーズのPatMenはガチでエグかったですが、Primmieかも。マクロで勝って、相手の動きを読んで、人数を寄せて、勝てる場面で”負ける”ってことがあります。正直「どうしようもない」ラウンドもありますね「それフラッシュ避けるの!?」みたいな。

――フェニックスのフラッシュ、FS側はすごい避けてましたよね。

Vorz:相手が射撃中に、こっちがフェニックスフラッシュ使った瞬間に、ジャンプしながら避けて。コーチ2人で「すごいな」って感心してるラウンドもありました。





こちらのクリップは一例ですが、是非再生速度を落としてご覧ください。

IGLとして成長するSSeeS、「日本一のIGL」が試合のカギ

――IGLに関して、大会前の会見ではyatsuka選手からチーム全体でコールを出し合っていると聞きました。IGLに関してどういったアプローチをとっていますか?

Vorz:今はシーズン開幕前より、SSeeSが頑張ってコール量を増やしています。ラウンド前のコールから中盤のコール、「最終B」であったり、「どこどこ触って最終Aに行こう」といったファイナルコールなど、SSeeSがコールする量が増えています。

そして、SSeeSはIGLについて学んできてる段階で、どんどんうまくなっています。アプローチとして、僕やNorthernLightsをはじめとしたコーチ陣と話す機会が増えたのが一つ挙げられると思いますね。


――今日の試合後インタビューでは「日本一のIGL」とコメントされていましたが、今日の活躍はいかがでしたか?

Vorz:MVP級の活躍だったと思います。スプリットやヘイヴンではエイムで取られたラウンドも多かったですが、自分達がマクロで取ったラウンドも多かったので今日はSSeeSで勝ったなと思いました。どんどん上手くなってきて、本人にも余裕が生まれてきてるのかもしれません。

――Pacific デビューとなったyatsuka選手とCaedye選手は試合を重ねるごとに良くなっていますか?

Vorz:2人というよりかはチーム全体で良くなっている感触があります。あの2人はより観客が多いChallengers Japanでオフラインに慣れているので、最初から心配はありませんでした。その上で、チームとしての成長が試合を重ねるごとにすごい感じることができています。

「まずはパフォーマンスを出せること」DFM構成の強みとは

――他の地域ではヨルがイニシエーターに置き換えられたり、ヨル以外のダブルデュエリスト構成が出てきている印象です。DFMは一貫してヨルを使用したダブルデュエリスト構成ですが強みはどんなところですか?

Vorz:まずはパフォーマンスを出せることを重視しています。あまり、色々なエージェントをプレイさせたくないのと、マップごとにダブルデュエリスト、ダブルイニシエーターにするといったスタイルがあまり好きではありません。もちろん、そのマップで1番強い構成がダブルイニシエーターの場合もありますが、それよりはパフォーマンス重視にしたいという考えです。

――コンセプトや違うエージェントを扱うことにキャパシティーを割かせたくないということでしょうか?

Vorz:その面もありますが、基本的には練度を重視しています。同じエージェントを使うことで蓄積されるフラッシュなどのスキルセットだったり、撃ち合うアングルはマップが違えど、得られるものはとても多いと思っています。

気になる韓国生活の裏側、癒しは愛しのベル君

――最近の韓国生活はどうですか?

Vorz:最近、一気に風邪が流行って、練習にも影響が出てしまって。大変ですよ、韓国が寒すぎて。

――新潟と比べてどうですか?

Vorz:マイナス14度とか日によっていきますね。新潟より寒いですね多分。

――リフレッシュとかはどうしてますか?

Vorz:自分はもともとリフレッシュをあまり取るタイプではないので、めっちゃ寝るくらいですね。

――愛犬の白い妖精さん(飼い犬)と会えないのは辛いですか?

Vorz:ガチで辛くて。田舎で親と一緒に楽しく遊んでいるはずです。

――やっぱり癒しですか?

Vorz:マジで癒しです。送られてくる写真とか見てるとめっちゃ会いたくなります。

――DFMは犬派が多いんですか?

Vorz:犬派が多いかもしれないです。Meiyも犬飼ってるし、NorthernLightsも犬飼ってるし。Caedyeは猫ですね。ちなみにMeiyの犬と家の犬は名前が一緒で、どっちもベル君なんですけど、話す時は五十嵐(Vorz)のベル君か、関(Meiy)のベル君って呼んで区別してますね。

続く「たかし」の絆、力の源に

――「たかし」のメンバーがウォッチパーティーで応援してくれていますが、やはり力になりますか?

Vorz:やっぱり力になりますね。2週間くらいのイベントの関係が、今も続いているのはとても嬉しいです。見てる皆さんも面白かったと思うんですけど、やってる自分達が一番面白くて、いい思い出になりました。

そして、「たかし」のメンバーを推してくださってる方で初めて『VALORANT』の大会を観戦してくださった方もたくさんいると思うので、色々な方に僕らが目に留まる機会を頂けるのもめっちゃ嬉しいです。


――先ほどはウォッチパーティーに登場していて、本当に良い関係ですね

Vorz:いや良いんすよぉ。本当に。

――「たかし」メンバーへの印象はいかがですか

Vorz:みんなそれぞれ面白くて良い所がありますね。でも、葛葉さんはマジでツボですね。

――”大物”ですか

Vorz:ガチでツボ。一言一句が面白いですね。でも話しやすいのはうみんぐ(夜乃くろむ)かな。最初のころに話を振ってくれたり仲良くなるきっかけを作ってくれたので、本当にありがたかったなと思います。

――やっぱりうみんぐのCaedye選手へのフィードバックは良いですか?

Vorz:半分イジりみたいな(笑)でも面白いですね。

――今日もチークが話題になってましたが、本当に塗ってないんですよね?

Vorz:本当に塗ってないんですよ。逆にもう塗ってやろうかなと思ってるくらい。

――会場もそんなに暑くないですよね。

Vorz:そうですね。多分元々だと思います。血色がいいってことにしといてください(笑)

念願の国際大会へ、クライマックスへの意気込みを語る

――次戦はT1戦です。どんな相手だと見ていますか?

Vorz:T1は「上手いチーム」だと思っています。IGL出身の選手も多くて、相手の動きにすぐ対応して、タイムアウトがなくても、試合の中で考えて適応してプレイしている。それが相手への反応合戦だったり、戦術が重要な試合になりそうだと思います。

――カギとなる選手は誰ですか?

Vorz:やはりSSeeSですね。SSeeSのIGLが乱れなければ勝てると思いますし、そこをMunchkinにうまく対応されてやりたいことができなくなると苦しい展開になるのかなと。IGL対決になるかなと思います。

――Masters Santiagoまであと2勝です。意気込みをお願いします。

Vorz:自分達の実力が通用することはわかったので、ここからもっと試合ごとに成長していきたいです。最後まで頑張るので応援お願いします!遠い韓国はハードルもあると思いますが、僕らの良いプレーで会場が沸くなど、応援が力になるので、現地をDFMのホームにしてくれたら嬉しいです!

――ありがとうございました!


Masters Santiagoまであと2勝と近づいてきたDFM。VCT Pacific Kickoffももうすぐ最終週とクライマックスへ向かいます。DFMは強敵を乗り越え、新たなステージにたどり着けるでしょうか。挑戦を続けるDFMに期待がかかります。

VCT Pacific Kickoffは韓国・ソウルにて開催中。新たに導入されたトリプルエリミネーショントーナメントを勝ち上がった3チームがMasters Santiagoへの切符を手にします。

DFMは2月13日にミドルブラケット準決勝でT1と対戦予定です。

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