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インターナショナルリーグ発足以来、プレイオフに手が届かなかったDetonatioN FocusMe(DFM)。今年2025年シーズン、DFMはチーム史上初めてグループステージを突破し、プレイオフ出場を果たしました。
初戦、Nongshim Redforce(NS)戦の敗北をもってDFMはVCT Pacific 2025敗退とはなりますが、2024年OFF//SEASONから番狂わせに次ぐ番狂わせを起こし、日本のVCTファンに興奮を与えてくれた1年でした。そんなDFMよりMeiy選手にNS戦の感想、2025年シーズンの振り返り、そして来年への抱負を伺いました。
――試合お疲れさまでした。今日の試合の感想を教えてください。
Meiy:敗退が確定したこと、日本の舞台でプレイできないこと、Championsに出られないということが決まり、とにかく悲しい気持ちです。
――本日のNS戦は白星とはいかなかったものの、DFMの年間成績としては過去最高の年になったと思います。1年振り返ってみていかがですか?
Meiy:このStage 2で勝ち、日本が舞台の決勝も勝ち進んでChampionsに出るとこをめがけ頑張ってきました。プレイオフまで進めたことは通過点として良かったです。ただ、僕個人的には「プレイオフはまず行かなきゃダメでしょ」と思ってたので、プレイオフまで来られた喜びというのはほぼゼロに近いです。とにかくこのStage 2勝ちきれなかったのが今は悔しいです。
――ロータスはNSがStage 2を通してかなり多様に構成を変更してきたマップでした。本日もさらに構成を変更してきたわけですが、NSの今日の試合での動きについてこれは予想通りだった、これは違った、などあれば教えてください。
Meiy:ロータスついては、僕たちが事前に資料として用意してきたウェイレイ構成を重点的に、どう対策したら勝てるのかを考えて考えて作戦を練ってきました。ただ今日はネオン構成に戻っていて、まずそれが一番純粋に難しかったところです。ロータスは相手のリアクションを僕たちが予想するのが遅すぎて、相手のやりたいように、相手のイメージ通りに僕たちが動いちゃってたのが本当に良くなかったです。
――ロータスではNSの攻めがかなり早いラウンドが目立ったように思いますが、実際に対戦してみていかがでしたか?
Meiy:NSの攻めが攻撃的で速いことは、これまでの試合から分かりきっていましたが、自分たちのイメージを上手く使うのがNSは本当にうまいんです。「ここでそれは来ないだろう」というのをどんどんひっくり返して想定外のプレイをしてくるので、それに読み勝つのが難しかったです。アセントも「こうすれば敵がここに来る」というこちらの読みはめちゃめちゃ的確に当たってたんですけど、それでも相手の攻めの細かいスケール合わせとか入り方のディティールの部分が本当によくて。わかってても対応できなくて、って感じでしたね。
――NSの試合後記者会見にて「NSはプレイオフ以前にDFMとかなりスクリムをしていたので手の内がばれているかもという心配があった」という話が出ていました。試合を終えてそういった印象はありましたか?
Meiy:そもそもNSが今までスクリムを重ねてきて本当に一番苦手でした。TLN vs NSの試合は、NSに勝って欲しい気持ちで見ていましたが、NSは負けてしまい僕たちと当たることになりました。みんなで「俺たちスクリムしすぎてるからやばいんじゃね」といった話はしていましたが、NSの人も同じ気持ちだったんじゃないかと想います。
――本日がDFMとしてStage 2初めてのアセントだったわけですが、私の勝手な感想としてかなり圧倒していた前半に比べ後半の守りでは連携面できつそうだな、というシーンが多くあったように見えました。Meiy選手から見てこの点いかがでしたか?
Meiy:NSのアセントは研究した通りの戦い方で、「NSの試合は守りがキツくなる」と話もしていました。僕たちの連携が悪いというよりかはNSがうますぎるチームだと思いました。僕たちにもミスはもちろんありましたが、それ以上にNSのアセントの攻めが本当にトップクラスでした。
――ありがとうございます。最後に2026年シーズンに向けての抱負をお願いします。
Meiy:2026年に僕がどうなっているかわかりませんが、僕はまだTier1に居続けたいし、自分の夢を叶えるまではTier1で結果を残したいと思っています。オフに入っても練習を頑張るし、来年もめちゃめちゃ練習頑張ってもっと勝ち続けたいと思ってます。
——ありがとうございました。2025年、お疲れ様でした。