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2025年12月2日に韓国・ソウルで開幕した「SOOP VALORANT LEAGUE(SVL) 2025」。初日から日本のZETA DIVISION(ZETA)と韓国のT1との対戦が実現し、注目を集めました。
ZETAのロースターは「Red Bull Home Ground(RBHG)」で3位の好成績を収めたときと同じメンバー。対するT1は、新たにMunchkin選手を加えた新ロースターで臨みます。
1マップ目のヘイヴンではT1が序盤から圧倒的な撃ち合いの強さを見せつけ、ラウンド差を大きく広げます。ZETAも食らいついていったものの、13-5でまずはT1が最初のマップを制しました。続く2マップ目のスプリットでは、ZETAが巻き返しを図ります。序盤から接戦となり6-6での折り返し。一時はラウンド数でリードしたZETAでしたが、T1が徐々に立ち回りとエイム力で上回っていき13-9で試合終了。これにより2-0でT1の勝利となりました。
本稿では、試合終了後に現地ステージで実施されたT1 Munchkin選手のインタビュー翻訳をお届けします。

――T1に戻ってきたMunchkin選手にお越しいただきました。勝利おめでとうございます!
Munchkin:ありがとうございます!
――T1加入以降、初戦から確実に "Munchkin効果" が感じられました。チームをどのように引っ張っていきたいか、チームに与えたい変化があるかについてお伺いしたいです。
Munchkin:僕の追求するゲームは、チームメンバーたち自身が最高のパフォーマンスを出せる環境をつくること。これがいつも僕が追求しているスタイルです。そして、ある状況になったときにメンバーたちに解決策を出して、どんな状況であってもうまく解決していける能力をみんなで共に育てようと努力しています。
――メインオーダーの座をMunchkin選手に明け渡すことについて、stax選手が未練を抱えてはいないんでしょうか(苦笑)。
Munchkin:とりあえずそういった話はしたことがないですね(笑)。ただヘッドコーチが考えたときに、当然僕のほうがメインオーダーをやるべきだと思ったようです。それにポジション的に、スモークとイニシエーターのどちらがコールを多めにやってどちらが銃に集中したほうが良い効果が出るかを突き詰めたときに、イニシエーターがコールをやめて銃に集中したほうがパフォーマンスが良いので、そういった部分まで考慮してのことだと思います。
――ヘイヴンでは見慣れた構成の香りがしたものの、去年何度もやっていた "ヴァイパー地獄" からはついに抜け出せたようですね(笑)。Meteor選手がヴァイパーをやりオーメンをMunchkin選手が使いましたが、どんな話し合いがあったのか聞かせていただけますか。
Munchkin:エージェント面やポジション面ではまだ準備している段階なので、確定と考えるには早いかと。ただ良い点は、僕がヴァイパーをやらずにオーメンをやるじゃないですか。オーメンの視線から見られる作戦やメイキングコールなどが可能なので、上手くはできませんでしたけど面白いなとは思いました(笑)。
――そしてすでに「2026年のT1は良さそうじゃないか?」「大成功するんじゃないか?」といった反応が多いです。新しいチームの可能性や新しいチームに対する考えもお伺いしたいです。今回のロスターは大当たりなんじゃないですか。
Munchkin:そもそもベテラン選手が多いので、僕らがゲームを進めていく能力などをきちんと整理して、メタにさえしっかりついていければ良い成績が出せると思っています。僕はもちろん優勝するためにT1に来たので、優勝できるよう努力したいと思います。
――今回のSVLで、ですか。
Munchkin:すべての大会で、です!
――Munchkin選手ありがとうございました。改めて勝利おめでとうございます。