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VCT Pacific 2025 Stage 2 DAY 14にて、日本のZETA DIVISIONがBOOM Esports(BME)と対戦し、マップカウント2-1でZETAが勝利。2025年シーズンの最終戦を白星で締めくくりました。
本稿では、試合直後に行われた合同インタビューの模様をお届け。XQQコーチとSugarZ3ro選手がBME戦の感想やシーズンの振り返り、後輩の成長について語りました。
――本日の試合の感想からお願いします。
SugarZ3ro:今日は「残り一戦、絶対に勝つぞ」という気持ちで臨みました。1マップ目のロータスですごい負け方をして「やべーかな?」と思ったのですが、たくさん練習した2マップ目のカロードで勝つことができました。3マップ目のアセントは自分たちのパッションで勝ちきれたのでよかったです。すごく楽しい試合でした。
XQQ:今シーズンは色々な試練が降りかかってきて、なんとかチーム一丸となって乗り越えようと頑張りましたが、プレイオフを逃す結果になりました。
グループステージ敗退が確定してからの2戦は、選手たちにとって本当に大変だったと思うのですが、モチベーションを落とさず練習を続けてくれて、今日の試合にも勝てました。
ロータスは負けてしまったのですが、カロード、アセントとどのマップでもいいプレイを見ることができ、シーズン終わりのいい試合だったと思います。
――SugarZ3ro選手に質問です。直近の2試合は今までとどのような点が違いましたか?
SugarZ3ro:自分としては最後の2戦とそれ以前の試合で、特に違う印象はありません。
強いて言えば、選手のプレッシャーのかかり方は違ったと思います。例えば、「絶対に負けられない」と思ってプレイするのと「1勝でももぎ取る」と思ってプレイする部分に差はあったかなと。
――XQQコーチに質問です。今年のZETA DIVISIONの総評と来年に向けてどのようなことをしていくか教えてください。
XQQ:結果が結果なので来年僕がどうなるかわからないのですが、SyouTaを含めた6人の選手たちはStage 1、Stage 2と頑張ってくれました。オフシーズンから来シーズンに向けて今シーズンで得たノウハウや、反省点などを無駄にしないように、チームビルディングや練習を考えなければなりません。
今年はキックオフからヘッドコーチが変わったり、選手が変わったりと、チームに大きな変化やトラブルが頻繁にありました。これは他のチームでも起きていることではありますが、選手からするとやりにくかったかなと。
なので、まずはコーチ陣含めたチーム側が基盤をしっかりと作っていかなければならないと思っています。
ただ、全ては「たられば」なので、最後の2戦の結果が良かったとしても、その前の3戦に勝てなかったのが全てです。結果を受け入れつつ、来年はどうなるかわかりませんが、ZETA DIVISIONは今よりも強くなるので応援よろしくお願いします。
――様々な変化やトラブルの中で、特に大きな変化は何だったのでしょうか?
XQQ:ヘッドコーチが変わったタイミングは特に大きな変化でしたね。ただ、どんな変化やトラブルに対しても僕らは最善の策を取ってきたとは思いますが、それがなかなか上手くいきませんでした。
僕やCarlao、GMがもっとチームをうまくまとめることができれば、より良い結果が得られたと思います。なので、色々改善すべきなのは僕らなのかなと。
――SugarZ3ro選手は今シーズン、Dep選手と共にチームを背負う立場でした。シーズンを通してうまくできたと思う部分があれば教えてください。
SugarZ3ro:一番背負った試合は、Depマンが怪我で離脱した後の初戦である、Stage 1のTALON戦です。
ここ数年、ずっとDepと一緒に大会に出てきました。なので、Depがいないのは初めての感覚で「チームに昔からいる自分が引っ張らないとな」って気合を入れて臨んだことを覚えています。結果的にあの試合はうまくいき、キャリーできました(笑)
――逆に苦労した、大変だったことなどはありましたか?
SugarZ3ro:ミゾ(Xdll)含めた若い選手たちに、自分がプロ生活を送っていて効果があったものを教えたり、普段の生活態度を厳しめに指導したりしました。
ただ、さっきの試合でもミゾは覚醒していましたし、実際に後輩の成長を見ることができて嬉しいですね。
2025年シーズンのZETA DIVISIONの戦いはここで幕を閉じましたが、11月にはアメリカ・ニューヨークで行われる公式オフシーズンイベント「Red Bull Home Ground」への出場が決定しています。FISTBUMPでは、日本予選の情報などを随時発信してきますので、気になる方はチェックしてみてください。