VCT Pacific 2025 Stage 2 DAY5にて、日本のDetonatioN FocusMeとPaper Rex(PRX)が対戦し、マップカウント0-2でPRXが勝利しました。
本稿では、試合直後に行われた合同インタビューの模様をお届け。NorthernLightsコーチとSSeeS選手がPRX戦の感想や、IGLや自分のロールに対する思いを語りました。
◆観戦画面と違うPRXのインゲームでのテンポ感
――本日の試合の感想をお願いします。
SSeeS:率直に(Paper Rexが)強かったですね。対応とかテンポ感も、やはりPRXならではのテンポ感があって、十分に対応ができなかったです。
NorthernLights:PRXのテンポ感に対して、自分たちが情報を処理して動くスピードが足りなかったです。これはStage 1から結構出ていた課題だったので、そういう点が克服できなかったというか、修正できなかったのは結構悔しいですね。あと、純粋に強いです。
――ピストルラウンドを4ラウンド全て落とす結果になったと思いますが、今後チームとしてピストルラウンドを取得するためにどのような対策をしていきますか?
NorthernLights:自分たちが良い配置をとれていても、相手の対応がうまく、撃ち合いに勝てないなど、ピストルラウンドという特殊なラウンドでのいい動きができていませんでした。そこを修正して、次は50%を取りたいと思います。
――SSeeS選手へ質問です。サブロスターからアクティブロスター、そしてIGLになっていかがですか?
SSeeS:「すごいな」って…。
NorthernLights:(笑)
SSeeS:「大丈夫かな」って思いました。
――不安に思う理由はなんでしょうか?
SSeeS:今までの競技人生の中でIGLは、ほぼほぼやったことがないので...。それに、『VALORANT』の競技シーン自体が長いわけではないので、「大丈夫かな」という不安があります。
――他のゲームタイトルから『VALORANT』に移行して、違うなと感じるところはありますか?
SSeeS:努力して上手くなっていく方法は、どのゲームもあまり変わらないですけど、選手がみんな若いので、「若いな」って思う時はありますね。特に難しいと感じることはないです。
――NorthernLightsコーチへ質問です。本日のPRX戦に向けて色々対策をされてきたと思いますが、今回の対戦で一番想定外だった部分などはありますか?
NorthernLights:T1とPRXの試合を観戦画面で見ていると「これならこうすれば簡単にできるな」と思っていたんですけど、やはりインゲームに入ると色々な情報があって、情報を処理しきれませんでした。
敵のアクションに対して良いリアクションを取りきれずに不利になっていったところが、一番想定外でしたね。自分たちが情報を処理しきれなかったことが原因です。
――SSeeS選手へ質問です。メインイニシエーターをやっていて、インゲームで大変なところはありますか?
SSeeS:特にないですね...。IGLが大変です。
――以前担当していたコントローラーと比べて、プレッシャーのかかり方は違いますか?
SSeeS:一緒ですかね...。できるだけ味方を助けられるようなスキルの使い方を意識しているんですけど、どっちもサポーターなのかなと思ってます。
Meiy選手やgyen選手の目を見張る素晴らしいプレイが飛び出たPRX戦でしたが、世界一を獲ったチームの壁は高く敗戦。課題を修正し、次戦につなげることはできるのでしょうか。DFMの次戦は7月25日(金)のTALON戦です。