6月27日からカナダ・バンクーバーで開催中の「MSI 2025」。日本時間7月13日午前9時から行われたグランドファイナルで、Gen.G Esports(Gen.G)がT1をフルセットの末にゲームカウント3-2で破り、史上3チーム目となるMSI連覇を達成しました。
◆Gen.Gが史上3チーム目となる連覇を達成!
13日に行われたグランドファイナルでは、LCK所属の同地域チーム同士によるマッチアップが実現。アッパーブラケットを無敗で駆け抜けてきたGen.Gと、10日のGen.G戦に敗れたものの、ロワーファイナルでLPL第1シードのAnyone's Legendを破り、ロワーブラケットから勝ち上がってきたT1の対戦となりました。
グランドファイナルでは、アッパーブラケットを勝ち抜いたGen.Gにサイド選択権が与えられたものの、1セット目はT1の勝利でスタートします。2セット目をGen.Gが取り返し、3セット目はT1が勝利して優勝へ先に王手をかける形となりました。しかし、追い詰められたGen.Gが4セット目を取り返すと、今大会9回目となる「Silver Scrapes」に会場が包まれます。
勝てば優勝が決まる5セット目は緊迫した試合となりましたが、最終的にGen.Gが勝利し、「LCK CUP 2025」の決勝で敗れて以降、リーグ戦含めて負けなしの23連勝で昨年に続いてMSIを制覇。MSI史上、2016・2017年のSK Telecom T1、2021・2022年のRoyal Never Give Upに続き、3チーム目となるMSI連覇を達成しました。
一方、T1はMSIでは2022年以来、2年ぶりの決勝進出となりましたが、優勝まであと一歩及びませんでした。
なお、この試合のMVPにはChovy選手が選出されています。
◆Rulerは史上初となる異なる2チームでのMSI制覇
また、今大会でGen.Gが優勝したことにより、ADCのRuler選手は「MSI 2023」をJD Gamingで制した実績と併せて、史上初となる「異なる2チームでのMSI制覇」を達成しました。
また、SUPのDuro選手は自身初の国際戦で優勝という記録も打ち立てました。
更に、Esports Chartsによると、決勝戦のピーク時視聴者数は340万人(中国のプラットフォームを除く)を超え、今大会で最多視聴者数を記録していた10日のGen.G vs T1戦の267万人を大幅に更新しました。